キャッシュレスになってレビュー負担増?!
まずは、9月末にSOHOにオープンしたばかりのAmazon 4-starをご紹介します。Amazonのネット通販で購入者から4つ星以上の高評価の商品、トップセラー商品などを集めた、リアル店舗です。無人ストアAmazon Goはコンビニようような位置付けですが、こちらは雑貨のセレクトショップという感じでしょうか。
家電、キッチン用品、IT関連、ゲーム、おもちゃ、家庭用品、といった日用雑貨や本がメインで、カテゴリごとに、商品も見やすく並べられています。それだけでなく、★4.8以上の本を集めた「Highly Rated」というコーナー、ペット用ギフトの「Gift for Pets」、$25以下で選べる「Gifts for Grown -Up」というように、企画編集されたコーナーもあり、うろうろ見るだけでも楽しめます。
「買い手がつけた★の数」という明確な基準が面白く、さらに出口には、「今日の来店に対して評価をつける」というボタンもあり、なんでもかんでもレビューっていうところも、「らしい」感じです。
そういえばこの顔マークで評価をつける機械、Amazon 4-starだけでなく、空港のトイレ、ファストフード店、スーパーなど、いろんなところで見かけました。最初は少し考えて最適なボタンを選ぶけど、だんだんと慣れてきて、いい加減にポチっと押すようになってくる。いや、別に押す義務はないですが、横を通ると体が反応してしまいます。
またレイティング機械でなくとも、Uberの配車を利用して車を降りた後(下の左)、Airbnbを使った後(下の右)、なにかと「評価を」と送られてきます。
というわけで、それらをポチポチと押していた帰国前後は、ちょっとしたレビュー疲れを感じてしまいました。
キャッシュレス化や人員削減などで、お客さんと従業員が接する面が減ったぶん、レビューでフィードバックを得るというのは当然のことかもしれません。が、これを正直にいつもやっているのかとニューヨーカーに聞いてみたら、「面倒だからやらない!」「何か言いたいときだけ」とのこと。それくらいユルく考えておけばいいんですよね、きっと。
ちなみにSHAKE SHACKのオーダー後にメールで届いたレシートには、「簡単なサーベイに答えたら、5ドル分プレゼント(アプリ利用の場合)」とのこと。またAirbnbのレビューは、こちらが貸主さんの評価をしたのち、貸主さんも私の評価をして、双方が完了したところで公開されるので、やっぱり評価をしないわけにはいかないし。
本当に「よかったよ!」と伝えたかったら、★をつけたりコメントをしたくなりますが、どうでもよくて放っておくのは、その程度だったわけで。というあたり、うまく評価をくみとってもらいたいものですがね。
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南 ゆかり
フリーエディター・ライター。10/3発売・後藤真希エッセイ『今の私は』も担当したので、よろしければそちらも読んでくださいね。CanCam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」など連載中。