【目次】
あなたのワークライフバランス、結婚後はどうする?
ライフスタイルが変わるきっかけである「結婚」。独身時代と結婚後では、何かしらの変化があるだろうとは誰もが予想しますよね。特に「仕事」に関しては、独身時代のままで大丈夫なのか考える人も多いかもしれません。じゃあ具体的にどんな変化が?と考えると、やっぱり体験してみないことにはなかなかわかりませんよね。それなら実際に経験した人たちに聞いてみよう!ということで、今回は結婚をきっかけとした「ワークライフバランス」の悩みについての調査結果をご紹介します。
結婚をきっかけにワークライフバランスについて悩んだ人、約半数!
Q.結婚を機にワークライフバランスについて悩みはありましたか?(単一回答)
結婚を機にワークライフバランスについての悩みがあったかを尋ねたところ、「はい」と答えた人と「いいえ」と答えた人はほぼ半々という結果になりました。2組に1組のカップルに悩みがあったということで、やはりワークライフバランスについて悩みを抱える人は多いよう。
気になるのがその悩みの中身。「はい」と答えた人に、どんなことについて悩んでいたのかも聞いてみました。
結婚すると「時間」や「収入」について悩む?
1位:労働時間(62.7%)
ワークライフバランスに関する悩みで1番多かったのが「労働時間」。6割もの人が悩んだ経験があるようです。結婚前は自分のペースで働いて問題なくとも、夫婦一緒に暮らすとなってはそうはいかないよう。確かに、どちらかが毎日深夜に帰宅するような日々を送っていたら、コミュニケーションにも支障が生じかねないですよね。家事も独身のときと同じようにはいかなくなったり、育児とのバランスを考えたりということも。
2位:収入面(59.8%)
2位にランクインしたのが「収入面」。結婚して共働きなら収入もこれまでの2倍!……と簡単にはやっぱりいかないよう。そりゃ2人になれば、その分多くの面で支出も倍ですもんね。決して経済的に楽になるとは限りません。こちらも6割近くの人が悩んでいるということで、1位の「労働時間」に迫る勢い。やっぱりお金の問題は根強いようです。
3位:休日数や休日の曜日(40.2%)
1位と同じく、こちらも働く時間に関するお悩み「休日数や休日の曜日」が3位となりました。確かに仕事によっては週末が休みとは限りません。結婚した後もそれぞれ休日が違い2人で過ごすことができないとなっては、すれ違いの原因になりかねませんよね。まったくお互いの時間が合わなかったりしたら、何のために結婚したの?と悩んでしまうこともあるかも。
それでは、このような悩みに対してみなさんどんな対応をしたのでしょうか。
結婚後のライフワークバランスに悩んだ結果、みんなどうした?
1位:現状維持した(52.2%)
最も多かったのが「現状維持した」という回答で、その割合は半数に上りました。昔に比べ共働きの夫婦が増えている現代、結婚後の家庭はもちろん、自分のキャリアも大切にしたいと思った人が多かったのでしょうか。最初は悩んだとしても、夫婦で話し合った結果現状のままでやっていけるような方法が見つかることもあるのかもしれません。
2位:転職した(23.0%)
「転職した」という回答が2割を超え、2位となりました。4人に1人もの人が転職することでワークライフバランスを改善しようとしたようです。転職する人が増えている世の中とはいえ、結婚して家庭を持ってから転職するというのはかなり大変なこともあったのではないでしょうか。とても勇気のいる決断ですよね。
3位:退職した(22.5%)
3位は「退職した」という回答で、2位の「転職」とほぼ同じ割合となりました。その後新たな仕事についた人もいるかもしれませんが、とにかく1度仕事を辞める決断をした人が一定数いるようです。一旦退職したのち、じっくりとワークライフバランスを立て直したいと考えた方もいるかもしれません。
家庭のワークライフバランスの悩みは、夫婦だからこそ解決できる。
家事の分担や仕事と子育てとの両立、家計と収入面、家庭内の夫婦のすれ違いなど、結婚して抱える課題は人によって様々だと思います。その課題に対してワークライフバランスを見直し、調整しながら成立しているのが「夫婦」や「家族」だと言えるでしょう。愛し合って結婚を決めたはずなのに何か違和感を覚えるようなことがあったら、それは「仕事」と「家庭」のバランスが乱れている合図かも。その違和感から目をそらさず、本音で話し合う機会を持つことで解決方法が見つかるかもしれません。それができるのは夫婦だからこそですよね。
結婚前の人は実際の経験者の声を聞いて参考になったでしょうし、既婚者の人は自分もそうだったなぁと納得する点があったかもしれません。独身時代のようにいかないことで戸惑いを感じる場面もあるかもしれませんが、結婚を今のワークライフバランスを見直すチャンスと前向きに受け取って、お互いに納得のいくような解決方法を見つけられるといいですね。
【調査概要】
表題:「結婚・結婚意識」等に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年4月5日~4月7日
調査対象:全国20歳~39歳既婚男女412名
出典元:アニヴェルセル総研