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LIFESTYLE 家事

2019.06.05

洗濯物が臭う…という人こそすぐやってほしい洗濯知識テスト

雨が続くと洗濯物が増える…というお悩みは永遠のテーマ。雨でも洗濯しなくては行けないときもあるし、なんてったって洗濯物は待ってくれない。増えていく一方。だからこそ、知っておきたい選択についてのアレコレ。まずは簡単なテストから!

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「うちの洗濯物なんか臭う」と感じている人は今すぐチェック!

梅雨。それは洗濯に困る時期。雨が続けば外干しできず、家の中も湿度が高い…でも洗濯するものは増える一方という恐怖の時季。そんな憂鬱な季節だからこそ、洗濯に関しての知識を見直すべく、洗濯家の中村祐一さんによる洗濯に関して正しく理解できているかどうかを確認する簡易テストにトライしてみませんか。

洗濯知識〇×10問テスト

わかっているようでわかっていない…という問題もあるのではないでしょうか。さて、気になる正解は…。中村さんの解説付きでチェックしていきましょう。

 

1:洗濯機に入れる洗濯物の量は少なければ少ないほど良い ×(不正解)

洗濯物と洗濯機の水流や機械力のバランスで、汚れの落ち方は変わります。洗濯物は多すぎてもよく描き混ざらず汚れが落ちませんし、少なすぎても摩擦などの作用が少なくなり汚れ落ちが悪くなります。

2:洗濯機(洗濯槽)の洗い方を知っている ○(正解)

洗濯物をきれいにするはずの洗濯機が汚れているというのはよくありがちです。洗濯機自体を洗うのは1ヶ月に一度、ギルターなどは使用毎にきれいにしておくと洗濯機は本来の機能を発揮しやすくなります。

3:皮脂汚れはお湯だと固まってしまうので、冷水で洗う方が良い 不正解

日頃の選択で落ちにくいのが、皮脂をはじめとした油脂汚れです。これを落とすのに一番効果があるのは、お湯で洗うこと。温度をあげればあげるほど油脂は落ちやすくなりますが、衣類への負担を考えると40度程度が理想です。

4:洗濯洗剤の洗浄力はアルカリ性になるほど高まる ○(正解)

日頃の洗濯で特に意識すべきなのは、油脂とタンパク質汚れです。油脂やタンパク質はアルカリ性になると溶けたり壊れたりしやすいため、洗濯の場合、基本的にはアルカリ性になるほど洗浄力が高まります。

5:シルクやウールの素材のものを洗うときは、弱アルカリ性の洗剤を使うと良い ×(不正解)

アルカリ性は、タンパク質汚れに強い反面、素材そのものがタンパク質でできたシルクやウールの洗剤は生地を傷めることにつながります。

6:粉末洗剤と液体洗剤だと、粉末洗剤の方が洗浄力が高いことが多い ○(正解)

粉末洗剤は洗浄液をアルカリ性に保つ「炭酸塩」などのアルカリ剤が液体洗剤よりも豊富に含まれています。そのため、洗濯中にアルカリ度を保ったまま洗えるので、洗浄力が液体洗剤に比べ落ちにくいです。

7:乾燥機能を使わない場合は洗濯機停止後すぐに干さないと臭う ◯(正解)

濡れている状態はニオイの元となる菌が活動しやすい状態です。濡れている状態が長くなればなるほど臭いやすくなります。また、洗濯槽や排水溝などの菌や臭いがついてしまうこともあります。

8:洗濯物を乾かすとき、日光が当たらないと乾かない ×(不正解)

光に当てることが重要だと思う方が稀にいらっしゃいますが、乾くのに重要な要素は「温度」「湿度」「空気の流れ」のコントロールです。そのため、これらの条件さえ揃えれば真っ暗な部屋でも構いません。

9:梅雨時の臭いは部屋に干すことが原因 ×(不正解)

部屋に干すことそのものがニオイの原因ではなく、部屋に干すことで濡れている時間が長くなり、菌が活動しやすい環境になるので臭います。また、菌の餌となる皮脂やタンパク質が落ちていないと臭うので、原因は部屋に干すことではなく「汚れが落ちていないこと」なのです。

10:ポリエステルは綿に比べて汚れにくく、臭いにくい ×(不正解)

ポリエステルは綿に比べ汚れを吸着しやすいです。特に油となじみやすいので皮脂などよりは落ちにくくなります。また、洗濯中に落とした汚れがまた繊維に戻ってしまう「逆汚染」と呼ばれる症状も起こりやすいので、近年の節水環境での洗濯では汚れや臭いが蓄積しやすい繊維です。

7問以上正解  洗濯優等生!
4問~6問正解  合格点ですが、より満足のいく仕上がりになる洗濯ができる余地あり!
0問~3問正解  間違った知識のもと日頃洗濯をしている可能性大!少しの工夫で汚れ落ちや臭いなど気になるポイントが解消できるかも!?

ちなみに、1000人の回答は以下の通り

全10問の「洗濯知識テスト」の平均点は5.6点となり、7点以上得点できた“洗濯優等生”は全体の約2割しかいないということがわかりました。設問の中で最も正答率が低かったのは「梅雨時の臭いは部屋に干すことが原因」でした。

「洗濯は、基本を教わる機会が極めて少ないので、なんとなくやっている部分がとても多い家事だと思います。いつもは無意識になんとなくやっている部分を原理原則に基づいて再デザインして少しだけ意識的にやってみると、仕上がりが良くなったり、洗濯そのものが楽になったりします」と中村さん。

これを機に、改めて洗濯方法を見直していやな梅雨時期の洗濯を乗り越えてみませんか。

調査内容:リンナイ調べ
【調査概要】
調査時期  :2019年4月25日~5月7日
調査方法  :インターネット調査
調査対象    :20~60代 男女 計1,000人
調査エリア :全国47都道府県

中村祐一

教えてくれたのは… 
洗濯家

中村祐一

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。「洗濯でセカイを変える」という信念のもと、日本中の家庭に洗濯を伝え続ける、日本を代表する洗濯家。多くの人がイメージし日々行っている洗濯は「洗濯風」だと説き、家庭における「洗濯」という文化の再定義に取り組む。これまでにのべ3000人を超える人々、芸能人、一部上場企業などへも洗濯に関するアドバイスを行う。

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