【目次】
・コーヒー豆について知ろう
・自分に合ったコーヒー豆の選び方
・コーヒー好きが選ぶおすすめのコーヒー豆
・アイスコーヒーにぴったりのコーヒー豆
コーヒー豆について知ろう
自分に合った豆選びの第一歩は、コーヒー豆の種類や味の特徴を知ることです。焙煎豆は鮮度がポイントとも言われており、正しい保管方法をしておかないと風味も落ちてしまいます。
粉と豆の違いとは
自宅でハンドドリップのコーヒーを味わうときは、豆または粉のコーヒーを購入すると思います。その豆や粉によっても味が異なることをご存知でしょうか。「豆」は、コーヒーを飲む直前にミルで粉砕するので手間がかかりますが、酸化しにくいぶん鮮度が高く、本来の豆の風味がダイレクトに味わえます。
「粉」は、道具を購入する手間やコストがかからず、何より手軽にコーヒーが作れるのがメリットです。豆よりも酸化速度が速く、保存方法によっては豆の風味が損なわれることもあるのでご注意を。毎日3杯以上コーヒーを飲む人は便利な粉、極上の一杯をごくたまに味わいたい人は豆を選ぶのがおすすめです。
コーヒー豆は種類が豊富
コーヒー豆にはたくさんの種類がありますが、日本で主に流通しているのは「アラビカ種」と「カネフォラ種(またはロブスタ種)」と呼ばれる2種類です。世界のコーヒー豆の約6割を占める「アラビカ種」はエチオピアが原産で、花のような甘い香りと強い酸味が特徴です。代表的なものにはティピカ・ブルボン・カトゥーラなどがあり、同じアラビカ種でも亜種によって風味や香りは微妙に異なります。
「カネフォラ種」はアラビカ種に比べ害虫や病気に強く、成長が早いのが特徴です。麦茶のような香ばしい香りがしますが、苦みや渋みがあるため、アラビカ種と混合してブレンドにしているタイプもあります。インスタントコーヒーなどの加工品に多く用いられています。
ダメにしない豆の保存方法は?
豆は焙煎直後から酸化が始まり、物にもよりますが、焙煎の3~4日後が飲み頃と言われています。飲み頃を迎えた後は次第に香りや風味が落ちていくので「空気に触れない」「高温多湿を避ける」をポイントにしっかりと保存してください。焙煎後の豆は、「密閉容器」に入れ「冷蔵庫」で保存するのが理想です。3週間以内で飲み切れない場合は「冷凍保存」をするのがおすすめ。
自分に合ったコーヒー豆の選び方
酸味の強いクリーンな味わいが好きな人もいれば、甘みのあるまろやかなコーヒーが好きな人も。コーヒーの味わいは主に「豆の種類」と「焙煎度」に左右されます。コーヒー豆を購入するときのチェック項目について見ていきましょう。
焙煎度の種類をチェックしよう
コーヒー豆の焙煎具合は、浅煎り・中煎り・深煎りで表現されます。厳密に言うと、ライトローストからイタリアンローストまでの8段階に分けられ、焙煎度が浅い豆ほど酸味が強く、深煎りになるにつれ苦みが増すのが特徴です。日本では、酸味・苦み・甘みのバランスが取れた中煎りと言われている「シティロースト」が好まれる傾向があります。カフェオレやアイスコーヒーには「フレンチロースト」や「イタリアンロースト」などの深煎りがマッチします。
味と香りを確かめてから購入を
お店で豆を購入するときは、焙煎度をチェックすると共に、味や香りを実際にテイスティングさせてもらうのが◎。コーヒー専門店やカフェでおいしいと感じたコーヒーがあれば、焙煎豆を購入し、自宅でじっくりと味わうのがおすすめです。また、市販品には、焙煎度・酸味・苦み・甘みのバランスを表示した「味のチャート図」が示されていることが多いので、自分の味の好みにマッチしたものを選んで。しかし、あくまでも参考となるので、初心者の人は実際の店舗へ足を運ぶことをおすすめします。
飲み方に合わせて豆を選ぶ
「コーヒーはブラックオンリー」「ミルクとのハーモニーを楽しみたい」など、「コーヒーの飲み方」に合わせて豆や焙煎度を選ぶ方法もあります。例えば、ブラックを嗜むなら豆のおいしさが存分に味わえる中煎り~中深煎り、ミルクや砂糖を加えるなら中深煎り~深煎りがおすすめです。ミルクや砂糖を入れても、味が損なわれずにしっかりとした豆の風味や味を感じることができます。
また、ホットに比べ、アイスコーヒーは、香りが立ちにくく、豆の酸味を感じやすい傾向があります。そのため、酸味が強く、香りが弱い浅煎りよりも、コクや香りの強い「深煎り」のほうが良いです。
コーヒー好きが選ぶおすすめのコーヒー豆
苦みや酸味のバランスに優れ、香りと風味がしっかり感じられるブレンドコーヒーは多くの人に好まれています。多くのファンを持つ人気店のコーヒー豆をチェックしましょう。
バランスの良い香りとコク スターバックス「ハウス ブレンド」
「ハウス ブレンド」はスターバックスの味を自宅で気軽に味わいたい人に人気のミディアムローストです。人気カフェとなっている「スターバックス」でも使用されていると言われているブレンドは、多くの人に親しみのある味や香りではないでしょうか。マフィンやパンケーキとの相性が抜群で、ナッツやココアのような香ばしい味わいが口の中に広がります。酸味と苦みのバランスが良く、比較的多くの人に飲みやすいブレンドです。
商品名:スターバックス ハウス ブレンド 160g
深い苦味が特徴 加藤珈琲店「ゴールデンブレンド コーヒー」
アメリカスペシャリティコーヒー協会の鑑定で高評価を獲得した「Qグレードコーヒー豆」と言われている高品質な豆を30%使用したブレンドコーヒーです。アロマとテイストのバランスが取れた「シティロースト」で、香り・コク・甘みがしっかりと感じられます。口当たりがマイルドなので、苦みや酸味が苦手な人にもぴったり。
商品名:加藤珈琲店 ゴールデンブレンド コーヒー 500g
フルーティな香りを楽しめる ジニスコーヒー「スペシャリティコーヒー」
「ジニスコーヒー」は、鹿児島にあるスペシャリティコーヒーの専門店で、高品質の生豆を使った焙煎コーヒーとスイーツを販売しています。数回に渡る丁寧なハンドピックと豆に合わせた焙煎法を行うのが特徴で、ワンランク上の香りや味わいが堪能できると評判です。ケニア産の豆を使った「スペシャリティコーヒー(ケニア レッド・マウンテン)」は、ダークチョコレートやパッションフルーツのような華やかな香りとコクをあわせもつシティローストです。開封した瞬間のアロマをじっくりと感じてみて。
商品名:ジニスコーヒー スペシャリティコーヒー ケニア レッド・マウンテン 200g
アイスコーヒーにぴったりのコーヒー豆とは
アイスコーヒーに適しているのは、主に苦みやコクが強い深煎り豆と言われています。選び方に迷ったら、「アイスコーヒー用・水出しコーヒー用」と表記されているものを選んでください。アイスコーヒー用は、ミルクを入れてホットで味わうのにも適しています。
コスパが良いと評判 藤田珈琲「アイスコーヒーブレンド ラオス」
大阪に本店を構える「藤田珈琲」では、豆の特性を生かすため、それぞれの豆を個別で焙煎した後にブレンドする「アフターミックス」を用いているのが特徴です。「アイスコーヒーブレンド ラオス」は、ホット用で人気の「プレミアムラオスブレンド」の姉妹商品で、きりっとした深い苦みと程良いコクのバランスが絶妙です。深煎りなので、アイスはもちろん、温かいカフェオレやカプチーノにしてもおいしく飲むことができます。
商品名:藤田珈琲 アイスコーヒーブレンド ラオス 500g
酸味が苦手な人におすすめ 澤井珈琲「BITTERなアイスブレンド」
「澤井珈琲」は鳥取県境港市に本社と工場を持つコーヒーの専門店で、世界中から取り寄せた厳選豆を、世界最高水準のプロバット焙煎機を用いて焙煎しています。注文を受けてから豆を焙煎するため、開封した瞬間、アロマのフレッシュな香りが感じられます。「BITTERなアイスブレンド」は水出し珈琲用にじっくりと焙煎をした「極深煎り」で、濃厚なコクとナッツのような香ばしい風味が魅力です。
商品名:澤井珈琲 BITTERなアイスブレンド 500g×3袋
深煎りの濃い苦味が特徴 パオコーヒー「業務用 ビターエスプレッソ」
「パオコーヒー」は、約40種類の煎りたて自家焙煎コーヒー豆を扱うショップで、良質な豆がリーズナブルに手に入ると人気を集めています。「ビターエスプレッソ」はパオコーヒーの中でも最も強烈な苦みのある深煎りコーヒーで、エスプレッソやアイスコーヒー、カフェオレにするとおいしさが際立ちます。苦さの中にもグアテマラ特有の爽やかさと深いコクが感じられます。
商品名:パオコーヒー 業務用 ビターエスプレッソ 豆のまま 500g
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