【目次】
・眉毛のお手入れ、大丈夫?
・眉毛カットの準備とやり方
・カットするときの注意点
・美眉のメイク方法を知りたい
・セルフカットは難しそう、という人は
眉毛のお手入れ、大丈夫?
見た目の印象を大きく左右する眉毛のお手入れは、経験がない人にとって難しいイメージを持たれがちです。実際に自分でカットして失敗したことのある人もいるはず・・・しかし、正しい方法を知れば、ミスなくきれいな眉毛を完成させることが可能です。
セルフカットのコツを押さえよう
左右対称ではなくなってしまったり、両方とも切り過ぎてしまったりと、セルフカットがうまくいかない経験のある人は多いのではないでしょうか。眉毛は髪の毛と比べて伸びるスピードがとても遅いため、一度切り過ぎてしまうと元の長さに戻るまで時間がかかります。眉メイクが苦手な人も少なくありません。
しかし、眉毛のセルフカットは、コツさえ押さえれば誰でも簡単に行うことが可能です。この記事に書いてあることをしっかりとチェックし、眉毛の整え方をマスターしましょう。
お手入れの最適な頻度は?
眉毛が伸びるスピードや眉の濃さには個人差があるため、理想的なお手入れの頻度も人によって異なります。おおよその目安としては、3日~1週間に1回程度のペースを意識してみましょう。それくらいの間隔でお手入れをすれば、理想の眉ラインからはみ出している毛を比較的楽に見付けられる上、1回あたりの作業量が少なくて済みます。
長く習慣化することを考えても、週1回程度なら無理のないペースです。剃っている部分に関しては、あまり頻度を多くしてしまうと、肌へのダメージが大きくなるため注意しましょう。
眉毛カットの準備とやり方
お手入れに必要なアイテムと、カットの具体的な方法を解説します。基本をしっかりと理解すれば、美しく仕上げた眉毛をいつまでもキープできます。
必要な道具をそろえよう
眉毛カットをする際に用意しておきたい主な道具は、ハサミ・シェーバー・コームの三つです。
ハサミはドラッグストアなどで購入できるものを選べば問題ありませんが、刃先が片側にカーブしている眉用のタイプを選ぶようにしましょう。尖った方を肌にあててカットするのではなく、カーブしている部分を肌に沿わせるようにして使用すれば、肌を傷付けにくいため安全です。眉毛を剃る道具としては、安全カミソリに比べより肌に優しい、シェーバーを1本持っておくと重宝します。刃が長過ぎず、小回りの効くタイプがおすすめです。
コームは単体のものでも十分使えますが、ハサミと組み合わさったタイプなら眉をとかしながらカットできるため、慣れていない人でも簡単に眉の長さを整えられます。
理想の眉を確認する
眉の形を整える前に、眉が最も美しく見える「黄金比率」のバランスをチェックしましょう。黄金比率を確認すれば、自分の目や顔に合った眉の理想形が分かります。眉の内側の先端「眉頭」は小鼻の付け根の延長線上、眉がカーブする「眉山」は黒目の外端の延長線上、「眉尻」は小鼻・目尻の延長線上にある状態が理想的とされています。
また、眉の太さも意識しましょう。大きな目の人は、目の縦の長さに比べ2/3程度、切れ長の目の人は1/2程度の太さにすれば、バランスよく見えます。ハサミやシェーバーでそのままカットするのが怖い場合は、アイブロウペンシルなどを使い、眉頭・眉山・眉尻の3点に印を付け、あらかじめ理想の形を決めておきましょう。
理想の形からはみ出た毛をカット
自分に合った理想的な眉の形が決まったら、最初にラインの外側へはみ出ている眉毛を、ハサミを使って根元から全てカットしましょう。
次に、コームで眉毛をとかし、ラインからはみ出てきた長い毛をカットします。とかす際は、毛の流れに沿ってコームを動かすことがポイントです。
最後に、ハサミで切っておいた短い毛をシェーバーで除去すれば完成です。あらかじめ眉メイクをしておき、形に沿ってカットしていけば、より整いやすくなるでしょう。眉の上にある産毛は、できる限りシェーバーで剃っておくことで、作り込み感のない自然な並行眉に仕上がります。
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カットするときの注意点
眉毛をカットする際に気を付けるべきポイントを解説します。できるだけ失敗を減らすために、しっかりと理解しておきましょう。
すっぴん、乾燥状態でカットしない
眉毛をカットする場合は、眉メイクをした状態で行いましょう。どこを切ればよいのかが分かりやすくなり、切り過ぎる心配もありません。メイクをしたまま不要な部分をカットした後、洗顔して肌を清潔な状態にし、切り残しや産毛などをシェーバーで処理する流れがおすすめです。
また、肌が乾燥した状態で刃をあてると、滑りが悪くなるだけでなく、表面を傷付け乾燥しやすくなったり、刃の刺激によりシミができたりする可能性があります。風呂上りの後やメイク落としの洗顔後は、化粧水や乳液で肌を保湿してから、不要な毛を剃るようにしましょう。
カットし過ぎないように注意
眉毛をカットして薄くし過ぎてしまうと、反対に眉毛を描くのが大変になります。近年はよりナチュラルな眉が好まれるため、なるべく自分の眉毛を残した状態で描くようにしましょう。また、コームで毛を立たせ、そろっていない部分をハサミで一気に切ってしまうと、ナチュラルな感じがなくなる上、毛穴も目立ちやすくなります。
何本もそろえて切るのではなく、眉のラインを乱しているような長い毛を確認し、1本ずつ切るのがポイントです。眉の太さも、少し前までは細く整える人が多かったのですが、今は太眉が流行りです。ある程度の太さを残した上でお手入れするように心掛けましょう。
剃り過ぎたときは育毛ケアを
理想の形からはみ出ている部分をカミソリやシェーバーで少しだけ剃るつもりが、手元が狂うなどして一気に剃り過ぎてしまうことは、初心者でなくてもよくあることです。
眉毛を剃り過ぎてしまうと、その部分だけ不格好な見た目になってしまうほか、産毛が生えてこなくなる可能性もあります。このような場合は、眉毛専用の栄養剤や美容液を使い、眉毛が生えてくるのを待ちましょう。育毛ケアをすることで、毛が薄くなるのを遅らせる効果も期待できます。
眉毛を少しでも早く伸ばすには、メイクの汚れをしっかりと洗い流すことも重要です。毛穴が詰まっている状態では、元気な毛が生えにくくなります。
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美眉のメイク方法を知りたい
理想の形にカットするためには、理想の形にメイクできることが大前提であるとも言えるでしょう。美しい眉にメイクする方法を紹介します。
基本の眉メイクをおさらい
スタンダードな眉の描き方をあらためて確認しておきましょう。キレイめなナチュラルな眉を描く手順は以下のようになります。
1.ブラシで眉をとかし、毛並みをそろえます。眉頭は上に、眉尻は横にならしましょう。
2.眉山から眉尻の間を斜めに下げるように描きましょう。ペンシルを使えば細めに仕上げられるため、大人っぽい感じが出せます。
3.パウダーで眉上下のアウトラインを描きます。眉頭の手前から、先ほど眉山に描いた部分へつなげましょう。
4.毛と毛の間をパウダーで埋めていきます。眉頭にはブラシに残ったパウダーをなじませる程度に入れ、眉がない部分は最も薄い色で描き足しましょう。
5.ノーズシャドウを入れ、眉マスカラを仕上げに塗れば完成です。
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トレンドは女性らしいピンク眉
茶色にピンクをプラスするだけで、より優しげな、ふんわりとした印象になります。さりげない変化でありながら、こなれたトレンド感も出せる方法です。レッド系やピンク系のカラーが眉に入ると、顔全体の血色が良く見える上、表情に色気が出ます。プライベートでもオフィスでも試せます。
ピンク眉にチャレンジするなら、形はあえて主張しないアーチ型にしましょう。色以外の部分では特徴を作らないことがポイントです。色の付け方は、茶眉を作った上からピンクパウダーを重ねるだけです。眉全体にふんわりとのせて、描いた眉尻にも重ねましょう。
眉が濃い人や、地眉の黒さが目立つ人は、ピンク系のマスカラを上からサッと軽く塗ってカバーするとバランスが取れます。
人気継続中の平行眉
今や多くの女優やモデルが取り入れている平行眉は、近年で一番のトレンドです。ナチュラルで優しい印象を与えつつ、垢抜けた感じも醸し出せます。
基本的な作り方は以下のようになります。
1.眉頭の上側を中心にパウダーをのせます。
2.眉尻の下側を中心にパウダーをのせ、おおまかな輪郭を作ります。
3.全体のバランスを見ながら隙間を埋めていきます。
4.眉全体をペンシルで軽くなぞり、形をくっきりさせれば完成です。
平行眉を作るポイントは、最初に手を入れる眉頭です。眉が薄い人や、形・高さが違う人でも、眉頭を整えることで全体的にそろって見えるようになります。
目とのバランスも調整しながら、眉頭から眉尻まで自然にふんわりと流れるようなイメージで描いてみましょう。
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セルフカットは難しそう、という人は
美眉の作り方がいまいち分からないという人や、いきなり失敗するのが怖いという場合は、一度プロの手ほどきを受けてみるのも一つの手です。
美容室でプロの仕上がりを体験
美容室の中には、眉カットをメニューに組み込んでいるお店がたくさんあります。ほとんどの美容室は眉カットだけでも受け付けてくれるので、行きつけのお店などで試してみましょう。近年は、眉毛専門のサロンなども増えてきています。美容院で眉毛カットだけをお願いすることに抵抗があるなら、専門店でカットしてもらうのもおすすめです。
友人や知り合いに眉毛カットが得意な人がいる場合は、その人に頼んでみても◎。顔の特徴をよく理解していることや、いろいろと注文を付けやすいことがメリットです。
一度でもプロや上手な人にカットしてもらうことで、自分に合う形やカットの方法が理解できるため、今後のための勉強にもなります。
1~2カ月に1度の頻度で通おう
眉毛サロンで定期的にカットしてもらいたい場合は、1~2カ月に1回程度の頻度で通うのがおすすめです。施術しやすいように眉毛をある程度伸ばしておいてもらいたいというサロンが多いため、最低でも1週間は自分で手を入れない状態で行きましょう。
眉毛サロンでは、最初にカウンセリングを受け、カット・脱毛・カラーリングなどの施術を行った後、アフターケアの説明を受けるという流れになります。自分の眉毛についてどのような悩みを持っているのか、どういった眉毛にしたいのか、なども、事前に考えておけばスムーズに進みます。
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イラスト/(C)Shutterstock.com