自信がなく流されやすい
都合のいい人の根底には「嫌われたくない」という思いがありますが、これは自己肯定感の低さと関係しています。他人の評価ばかりを気にする幼少時代を送ってきたのかもしれませんし、大きなコンプレックスを抱えている場合もあります。何らかの理由で自信がもてず「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでいるため、自分の個性を消し、人の意見に同調しようとするのです。気分が乗らないのに出かけていったり、やりたくない仕事を引き受けたりして、自分の中にストレスを溜め込んでいきます。
困っている人を放っておけない
困っている人を見ると、「何とかしてあげたい」と相手のことを考えすぎてしまい、何でもやってあげる人は要注意。後輩や部下をもって責任感が出てきたり、家族をもって子どもやパートナーに何とかしてあげたいと思うのはいいことですが、自分を犠牲にしてまで相手のためにと身を投げ出すのは、単に都合のいい人になってしまいます。「相手がかわいそう」と手をさしのべるのも、時と場合によると心得ておきましょう。
【目次】
都合のいい人をやめるには?
長年にわたる言動や思考の癖は、すぐに変わるわけではありません。都合のいい人を卒業するために、まずは一歩を踏み出しましょう。
「なんでもいい」をやめる
行きたい場所や食べたいものを聞かれて「なんでもいいよ」と答えるのをやめることから始めましょう。いつも決定を他人に委ねていると、周囲に「あの人は都合がいい人だ」と見抜かれ、いいように利用されてしまいます。大勢の前で意見を主張するのは難しくても、友達や恋人、同僚の前であれば「私はこれがいい」と自分の好みは伝えられるはずです。相手の意見に賛同するときも「いいね」「そうだねー」だけで終わらせず、自分の言葉で気持ちを伝える癖をつけましょう。
自分に自信をもつ
そもそも自信がない人は、生真面目で人の評価を気にして生きてきた人が多いようです。自分軸ではなく他人軸で物事を判断する癖があるため、「自分は足りない」「全然ダメだ」と自信をなくしていくのです。自信は一朝一夕で培われるものではありませんが、まずは「人と比べない」と強く意識してみましょう。自分の好きなところや強みをリストアップしてみるだけでも、自分を肯定することに繋がります。また「自信を奪っている固定観念は何か?」を掘り下げていくのもおすすめです。心の中を整理していくうちに「何を怖がっていたのだろう」と吹っ切れるかもしれません。
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理不尽なことは我慢せず断る
職場で雑用を押し付けられたり、理不尽なことを要求されたりしたときは、断る勇気をもちましょう。「できません」「無理です」とストレートに断るのをためらう場合は「この仕事は私よりも得意な方がいるように思います」「ほかの仕事があるので期限内には終わらないと思います」と言い方を変えるのも一つの手です。都合のいい人は評価が下がることが怖いため、断ることに罪悪感や不安を覚えてしまうかもしれません。そんなときは「雑用係や人の言いなりで幸せなのか?」と自分に問いかけてみましょう。都合がいいだけの人にはチャンスも幸せもめぐってこないことを思えば、断る勇気が出るはずです。
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本当に自分がすべきことか? 冷静に考えよう
相手のためと思ってしたことも、全くそうでなく「頼めば何でもやってくれるから」と都合よく思われることがあります。 それは、本当に相手のためになるのか。自分がすべきことなのか。上辺だけでなく、本質的な部分のことをしっかりと見極めて冷静な目をもつことも大切です。
心理カウンセラー
吉野麻衣子
「SMART BRIDAL」代表/MBA婚活心理カウンセラー/モデル「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活が可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下3高男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
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