職場の同僚の場合
職場の同僚とは、仲良く接したいものです。しかし、馬が合わない同僚がいる場合は、仲良くできないどころか、仕事も一緒にしにくい存在だと感じてしまうことも。仕事上、密に接する必要がない相手なら、必要以上に関わらないようにすることがポイントです。職場が一緒であるだけの存在だと割り切り、トラブルに巻き込まれないように接しましょう。
仕事を離れたプライベートな付き合いも距離を置き、無理に近付かないようにすることが重要だと言えます。馬が合わないと感じているなら、プライベートで付き合ってもストレスを感じるだけです。
上司の場合
会社に馬が合わない上司がいても、同僚のように距離を置くわけにはいきません。人間関係以上に、仕事上の関係を優先する必要があります。馬が合わない上司とは、割り切った関係を意識すると◎。必要以上に機嫌をうかがったり、プライベートな会話をしたりといった交流は避け、あくまでもビジネスとして接することがポイントです。
ミスをして注意されたり、意見が食い違ったりすると、馬が合わないことから余計にストレスをためてしまいます。仕事上の失敗をしないよう十分に注意し、指摘や反論もしないように心掛けるのが無難です。
友達の場合
基本的に、馬が合わない人とは、真の意味で友達にはなりえません。しかし、仲間が多く集まるような場面では、馬が合わないと感じる人が交じっていることも多々あります。馬が合わない友達とは、無理に深く付き合う必要はありません。相手が深く関わってこようとする前に、自分から距離を置くようにしましょう。
本来、友達同士で集まったりすることは、楽しい時間を過ごすことが全員に共通した目的です。1人でも馬が合わない友達がいる場合は、その人と会わなくてもいいような友達付き合いができるようにしてみては。
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【目次】
どうしても駄目なときは
馬が合わない人となかなかうまく付き合えない場合は、考え方を根本から変えていく必要があるかもしれません。現状を改善するためのヒントを紹介します。
現状を受け入れ無理をしない
馬が合わない人とうまく付き合えないなら、合わないことを認めた上で、なるべくストレスをためないように自然体で過ごすことを意識してみてください。馬が合わないことは、誰の責任でもありません。しかし、みんなと仲良くしたいと思っている人や、人付き合いに自信のある人は、馬が合わないことを自分の責任と捉え、無理に合わせようとしてストレスを抱えてしまいます。
多種多様な考え方や価値観がある以上、馬が合わない人がいることは普通です。距離を置きながら接することを覚えれば、長い人生の中でどんな人が目の前に現れても、うまく対処できるようになります。
自分の身は自分で守る
馬が合わない人との接し方には、「我慢する」という方法もあります。しかし、我慢も限界を超えれば、ストレスとして蓄積されていってしまいます。過度なストレスは、体が拒否反応を起こし一時的に回復したとしても、長続きせず次第に心身をむしばんでいくことも。そうなると、胃痛・不眠・吐き気などの身体的不調が生じたり、飲酒や喫煙量・仕事のミスが増加したり、次第にやる気が減退し、うつ状態に進行していく可能性にもつながってしまいます。
馬が合わない人とどうしても「我慢して」接しなければならない人は、そんな過度なストレスが蓄積される前に、趣味や運動、馬が合う人との交流などで、日頃からストレス解消を心掛けることが重要です。
写真/(c)AdobeStock
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