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2020.06.04

「へそくり」の語源って?平均額はどのくらい?へそくりを貯める目的・心理・上手な貯め方を紹介

結婚した後にへそくりがあると、何か困ったときや買いたいものがあるときには安心ですよね。しかし、毎月の生活で簡単に作れない人もいるかもしれません。世の中の夫婦が持っているへそくりの平均額と、すぐに始められるへそくりの作りかたを紹介します。

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【目次】
へそくりとは
へそくりとデータ
へそくりの目的や心理
へそくりを貯める方法

へそくりとは

「へそくり」を辞書でひくと、「主婦などが、他人に知られないように少しずつためた金」(小学館「大辞泉」より)とあり、世帯収入と分けておく「内緒の存在」という意味合いが強いことがわかります。

へそくりの語源は「綜(へ)麻(そ)繰り(くり)」である説が有力。「綜麻」とは、麻糸を巻きつけた糸巻き束のことで、「綜麻を繰る」作業である内職を表しています。女性が糸を繰る内職をして得たお金を「へそくり金」と呼び、いつの間にか「へそくり」になったそうです。

へそくり

タンス預金の推計

「タンス預金」とは、金融機関に預けたお金ではなく、自宅に保管している現金のこと。日経ビジネス電子版によると、国内タンス預金の総額はなんと50兆近くも! これが家族に内緒の現金であれば「へそくり」と呼ばれるわけですが、あまり金額が大きくなると、安全面などでも心配なことが増えそうです…。

出典:50兆円の「タンス預金」はどこへ行くのか?:日経ビジネス電子版

ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは、「多額の現金は、盗まれるリスクを考えると、おすすめできません。ご本人だけでなく、家族がタンス預金をしているなら、そういったリスクを伝え、口座できちんとお金を管理することが本来は大事だと思います」

参考:「タンスから夫のへそくりを発見!見つけたと伝える?黙ってるべき?」【働く女性の質問箱】

へそくりとデータ

配偶者がいる男女を対象に行われた「夫婦の金銭事情や投資に関するアンケート」(2019年スパークス・アセットマネジメント調べ)から、みんなの「へそくりの中身」を見てみましょう。

へそくり

 

へそくりの男女差について

アンケートによると、「へそくりをしている」と回答した人は全体で41.6%(男性41.4%、女性41.8%)という結果。

男女・年代別でみると、男性では30代男性が最も高く45.0%、30代以降は年代が上がるにつれてへそくり所有率が低くなっています。これに対して、女性では50代までは年代とともに比率は高まり、最も高い50代女性では50%の人が「へそくりをしている」という結果でした。

出典:夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019|スパークス・アセット・マネジメント調べ

へそくりの平均額はいくらか

前述のアンケートでは、「へそくり」の平均額は約193万円。男性が約149万円で女性が約238万円と、女性のほうが金額では大きく上回っています。

「女性のへそくりの場合は、結婚前からの貯金が含まれている場合が多いかもしれません」と推測するのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。それを元にコツコツとお金を増やしていき、長い目で見たへそくり管理をしている様子が伺えます。

お互いの収支を把握しているか

へそくりとは別に、アンケートの中では「夫婦それぞれの収入を把握しているかどうか」も尋ねていますが、こちらは男性が62.2%、女性が79.1%。「夫婦それぞれの娯楽費・交際費を把握している人」の割合を見ても、男性が28.2%だったのに対し、女性が49.0%。家計の収支を把握する役割は、妻のほうが多く担っているようです。

へそくりの目的や心理

そもそも、へそくりを貯める理由にはどのようなものがあるのでしょうか。へそくり実践中の方は、自分の場合と照らし合わせながらご覧ください。

へそくり

へそくりの主な目的

へそくりの理由(複数回答)を見てみると、男女で違いが浮き彫りに。

男性
1 位「自分へのご褒美消費のため」(58.5%)
2 位「老後の生活費のため」(30.9%)
3 位「旅行に行きたいため」(24.6%) 

女性
1 位「老後の生活費のため」(43.1%)
2 位「自分へのご褒美消費のため」(40.7%)
3 位「家計の収入が途絶えたときの備えのため」(33.0%)

出典:夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019|スパークス・アセット・マネジメント

男性の回答「自分へのご褒美」がそれ以下の理由を大きく引き離していることからもわかるように、へそくりは目の前の楽しみに向けての資金というとらえ方。これに対して女性の回答は、目の前の楽しみもありつつ、老後の生活費やいざというときの備えとしての「貯蓄」意識が高いことがうかがえます。

へそくりを貯める心理

先が見えにくい上に銀行の金利も低い今の世の中、「銀行に預けても意味がないのでは」(自営業・女性)という声もちらほら。そのほか、「夫に秘密があること自体が楽しい」(医療関係・女性)や、「引き出しを開けてときどき現金を数える」(デザイナー・女性)など、へそくりを楽しんでいる人たちも多そう。

一方で、「もし離婚したときに困らないように」(マスコミ・女性)、「夫が仕事を失ったときのために」(メーカー・女性)など、万が一に備えての「心のよりどころ」をへそくりに託す心理もうかがえます。

へそくりを貯める方法

ふだんの収入やお小遣いからコツコツ貯める人がいれば、ボーナスをごっそりへそくりに回す人も。それも、かつてのように「たんすや引き出しにこっそり」ではなくて、貯め方のバリエーションも広がっています。

へそくり

節約して浮かす

ずっと昔からある「つもり貯金」。たとえば、タクシーに乗った「つもり」で、タクシーを我慢して電車に乗る。その差額を「へそくり」に回して貯める方法。また、ペットボトルの飲み物を買った「つもり」で、マイボトルを持ち歩き、ドリンク代をへそくりに回す…。こんなふうに、節約を「がまん」ではなくて、「楽しみながら」「工夫」で乗り切るのは、上手に貯めるひとつのコツ。

ヘアカラーやネイルカラーをセルフでやったとき、通話プランを見直ししたときなど、探せば「つもり貯金」のきっかけは、たくさんありそうです。

電子マネーやアプリの利用

へそくりを現金として持つのではなく、電子マネーにしておく方法は、最近増えているひとつの手。ただしメリット、デメリットはあらかじめ知っておきたいところ。

電子マネーに替えると、パートナーには見つかりにくいというメリットがありますが、上限があるし現金に戻すことは原則できません。結局は何かしらの買い物で利用することになるので、注意が必要です」と丸山晴美さん。

また、新しい方法として注目されている、投資アプリによる少額投資。数百円から気軽にできるのがうれしいところ。余裕のあるお金をこちらに回しつつ、手元でいつでも投資金額の増減をコントロールできるメリットもあります。

へそくり=すぐに使わない<余剰資金>として考えるのであれば、少額投資をコツコツするのはよい方法だと思います。利益が出れば万々歳、利益が出なくてもそもそも余剰資金のため、生活には大きな影響がないといえるからです」(丸山晴美さん)

専用口座をつくる

お給料振込口座など、ふだん使っている総合口座とは別に、へそくり専用の口座をもつケースも。へそくり口座にお金が貯まれば、投資信託やミニ株、外貨預金などで運用することもできます。

たんす預金として家に置いておく方法と比べれば安全性は高まりますが、意外な注意点も。たとえば、もし離婚することになった場合…。

「結婚前に貯めたお金、相続などで得たお金は夫婦になっても(個人の)特有財産です。それに対して、結婚後に家計をやりくりして残したお金であれば、夫婦の共有財産にあたり、離婚時には財産分与の対象となります」。

「先々を考えながらへそくりを運用するのなら、あらかじめ特有財産か共有財産かを明確に分けておくことが必要です」(丸山晴美さん)

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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・消費生活アドバイザー

丸山晴美

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。 2019年7月から「ゆとりうむプロジェクト」理事に就任。 書著は『50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します(共著)』(幻冬舎)他多数。 公式HP

写真/Shutterstock.com

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