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2020.04.20

家事の指示待ち夫にイライラ爆発【桃山商事・清田隆之の男心のトリセツ】

家事に対して、他人事の夫。言われる前に自分でやるべきことを見つけて、動いてほしい! というワーママのお悩み。そんな夫に、清田さんは家事の全体像を把握してもらうことが大切と説きます。

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<お悩み>気づいていないのか、知らんぷりなのか。言われないと動かない夫が使えない!

取り込んだ洗濯物があっても畳まない、ゴミ箱がいっぱいになっても取り替えない、髪の毛が落ちていても拾わない…。言えばやるのに、自ら率先して家事をしない夫に疲れます。もういい加減、学習してほしいです。(39歳・既婚・銀行員・7歳女児/1歳男児)

<お答え>すべての家事を夫に任せて、全体の流れを理解してもらうことが必要!

家事には、段取り、優先順位の判断、作業をする前の準備、分担のための指示、実行…など、さまざまなフェーズがあります。段取りや準備などはすべて妻がやり、お膳立てされて、最後の「実行」という一部分しかやっていないのに「俺は家事をやっている」と自認している夫にムカついている女性の話をこれまでに何度も耳にしてきました。指定の日に玄関に置かれたゴミを収集所に持っていくだけの夫、みたいな…。問題はおそらく、家事を〝点〟でしかみていないということですよね。

たとえば「子どもをお風呂に入れてほしい」となったとき、本当はそこにいくまでに見えていない仕事(お風呂掃除をする、お風呂に湯を張る、シャンプーはきれていないか、子どものパジャマを洗う、干す、タオルやパジャマを用意する、お風呂から上がった後の保湿クリームの準備…etc.)が無数にあるわけです。それを知らずに、ただ一緒にお風呂に入っているだけで「俺が毎日、子どもをお風呂に入れて世話をしている」なんて言われたら、ムカッときても不思議ではありません。

これを仕事に置き換えて考えると、どうでしょう。たとえば「コピーを取る」「書類を届ける」といった作業は新人さんやアルバイトの方でもできるかもしれませんが、そこに至るまでのプロセス(書類の作成、先方との連絡、内容に不備がないかの確認など)は責任ある立場の人でないと担えません。でも、夫さんは家庭運営の共同責任者なわけで、言われたことをやっているだけでは責任を果たしていないといえます。となると、夫さんも家事の全体像を把握する必要がある。

これを解決するためには、すべての家事を夫に経験してもらい、全体の流れやメカニズムを理解してもらうことがいちばんではないでしょうか。その場合、家事にもそれぞれの流派があるので、夫のやり方にイライラを感じることもあるかと思いますが、そこはぐっと堪えて、一度任せてみると変わってくるかもしれません。

取材・文/島田七瀬(スタッフ・オン) 写真/黒石あみ

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「桃山商事」代表

清田隆之(KIYOTA TAKAYUKI)

1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信し、幅広いメディアに寄稿。桃山商事としての著書に『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(ともにイースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)など。

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