1、プリンターとインク
仕事の書類(特にじっくり読みたいもの)、子どもの学校への提出物、ハンコやサインが必要な書類…。ふだんは学校や会社で手渡しされていたものも、リモート生活ではデジタル化。プリントアウトする機会も増えてきます。
「仕事の資料、子どもの宿題などをプリントアウトしたり、コピーしたり。小銭をもって1日に何度もコンビニに行ってました。混んでることもあるし、その度に手洗い・うがいしたりで、疲れてしまって」(神奈川県/アパレル・Kさん/39歳/4歳男児の母)と、この機会にホームプリンターを購入した人も。たいていのプリンターにはスキャナーもついているので、これも資料の受け渡しやデータ保存に役立ちます。
備品でいえば、コピー用紙はコンビニでもスーパーでも買えるので買いだめは不要。ただし、プリンターのインクはなくなったときに気づいても、ネット通販で日数がかかることもあるので、予備をひとつもっておくと安心です。
2、カラフル文具
オフィスでは味気ない文具を使っていても、おうち仕事中くらいは好きなキャラものやカラフルなものを思う存分使ってみる。これが案外、モチベーションアップになります。
わざわざ買いに行かなくても、「海外で買ってきた派手めのメモ帳や付箋、かわいすぎて会社では使いにくいノートやペンを、おうちで一気に使ってます」(東京/IT系/合川瑤子さん/39歳/4歳男児の母)。眠れる文具たちを救済する機会だと考えて、今こそ活用を!
3、アップルウオッチ・タッチ決済のクレジットカード
外出するときだけでなく、家の中でのお仕事中でも、アップルウオッチをつけていれば、歩数や運動量が測れるし、動かない時間が続くとアラートを出してくれて便利。
そして、買い物では「(不特定多数の人が触れる)現金より、クレジットカードで」は、もはや当たり前になってきましたが、さらに「タッチ決済(非接触決済)のクレジットカード」または「アップルウオッチ」がベスト、というのが私の結論です。
また、電車に乗らなくてはならないとき、買い物の支払いのとき、少ないアクションでいちばんクイックに使えるのもまた、アップルウオッチ。バッグや財布から出し入れすることも不要だし、駅の改札などでも当然「触れずに」「時計をかざすだけで」OK。
「そして買い物から帰ったら、時計もスマホもクレジットカードもアルコールを含んだ布でふきます」(オーストラリア・シドニー/コーディネーター/坂内由美さん)と、海外ではさらに徹底的消毒が浸透している様子。
4、TODO リスト
TO DOリストなんて、なにを今さらと思うことなかれ! 在宅ワークをしているということは、オンとオフの時間が混在して流れているということで、やることの見える化は、優先順位をつける上でも大事です。コツは、<おうちごと><お仕事>とリストアップを分けつつ、一度に両方が見れること。そして、先に片付けることから順に書き出し、それを毎日新しく更新すること。
私が使っているのは、2列になったTODOリストです。
また、「わかりきったことでも、小さなことでも、書き出して頭を整理するだけでも、不思議と先の不安感は減るものです。また、モヤっとした不安で眠れないときにも、自分の中にある言葉を表に出すことで、すっと頭が軽くなります」(東京都/人材会社/大原しおりさん/36歳/5歳男児・2歳女児の母)。
5、お気に入りのアロマと深呼吸
不安な気持ちが押し寄せたとき、見えない疲れがたまったとき、いつも以上にアロマの香りは大きな助けになります。難しいロジックは置いておいて、ともかく「好きな」「安らげる」香りの精油をひとつもっておき、マスクの内側に一滴。ハンカチや枕元に一滴。
その香りをいっぱいに吸い込みながら、体がほぐれる深呼吸法を教えてくれたのは、バレエ講師の龍岡玲子さん(東京都/34歳/2歳女児の母)。
1、リラックスした状態から始めて、
2、3、〔吸う〕両手をゆっくり頭の上まで上げていき、全身が伸びきるまで丁寧に胸を広げ、
4、〔吐く〕できる限り体から両手を離しながら下ろします。
「生活のメリハリがつきにくいおうち時間、オン・オフの切り替えタイミングや、リフレッシュしたいときに、1日3回くらいやってみてください」(龍岡玲子さん)
6、貯金
「もしコロナに感染したら、検査代や治療費は国が負担します。けれどもお金の面でいえば、心配なのは感染が収まってから。景気はすぐに回復しませんし、収入アップも見込めないとなると、生活費の1年分の貯金は確保しておきたいものです(さらに詳しくは近著『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』」で)(兵庫県/ファイナンシャルプランナー/井戸美枝さん)
実際には「そこまで余裕がない!」という場合も多いでしょう。今でききることはあるのでしょうか。
消費生活アドバイザー丸山晴美さん(東京/46歳/10歳男児の母)は、「夏のボーナスをあてにして買い物をするのは、やめましょう。副業ができる環境なら、クラウドワーキングやスキルマーケットに登録して、副業収入を。また住宅ローンでボーナス払いがある場合は、今から支払う額をストックしておきましょう」。
出費を抑えつつ、自力での収入獲得も必須といえそうです。
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取材・文/南 ゆかり