Domani

働く40代は、明日も楽しい!

close
Searchサイト内検索

フリーワードで検索

人気のキーワード

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE スキルアップ

2025.04.23

Excelで読み取り専用モードを解除できないときの対策は?複数ファイルの同時解除方法も解説

Excelには「読み取り専用モード」があり、このモードになっている場合は、解除しないと編集ができません。どのような手順で解除できるのか、またなぜこのモードが存在するのかなど、読み取り専用モードについて詳しく解説します。

Tags:

Excelの読み取り専用モードって何?

Excelを開いたものの編集ができない場合、「読み取り専用モード」になっているかもしれません。

そもそも読み取り専用モードとは何か、なぜこのモードが搭載されているのかを解説します。

Excelの読み取り専用モードとは

Excelを開いたとき、ツールバー(リボン)の下部に「読み取り専用」という記載があれば、Excelが「読み取り専用モード」になっている状態です。

エクセル画面のキャプチャ画像。リボンの下に読み取り専用と書かれている

「読み取り専用モード」とはその名のとおり、ファイルを開いたり閲覧することのみ許可された形式のこと。つまり、編集する作業はできなくなっている状態です。

ほかの社員や取引先からExcelファイルを共有されたとき、開けるものの編集できない場合は、読み取り専用モードになっている可能性があります。

読み取り専用モードが必要な理由

読み取り専用モードは、Excelの編集権限を制限するのにとても有効な機能で、「編集操作や上書きをさせたくないファイル」においてその力を発揮します。

たとえば、クラウドサーバー上にアップされた重要なファイルを多数の人が閲覧できる場合、誤ってセルが編集され、中身が書き換わってしまう…といった危険な事態が懸念されます。また、複数人がデータを書き換えた結果、どれが最新のデータかわからないケースなどが発生するおそれもあるでしょう。

そういった「ファイルの書き換え」によるトラブルを防ぐために、読み取り専用モードが活用されるのです。

読み取り専用モードの解除方法

読み取り専用モードを解除する方法はいくつかあります。解除できずに悩んでいる人は、以下の方法を試してみてください。

「編集を有効にする」を選択

画面を開いたとき、「読み取り専用」の表示の右側に「編集する」というボタンが表示されている場合、そのボタンをクリックすることで読み取り専用モードが解除されます。

エクセル画面のキャプチャ画像。編集すると書かれた部分を赤で囲んでいる

ただし、パスワードが設定されているなら、それを入力する必要があります。

一般的に、書き込み用パスワードが設定されているExcelファイルは、開いたとき「上書き保存するにはパスワードが必要です。または読み取り専用で開いてください。」という画面が出てきます。

パスワードがわかる場合、入力すれば読み取り専用モードが解除されますが、わからない際は閲覧のみの「読み取り専用モードで開く」を選択することになります。上書きや書き込みが必要ならば、ファイルの管理者にパスワードを聞きましょう。

プロパティから複数のファイルを同時に解除する

上記の方法は、Excelファイルが1つしかないときには、簡単な手段といえるでしょう。しかし、複数のファイルを同時に「読み取り専用モード」から解除したい場合は、ファイルを個別に変更しなければならないため手間がかかります。

そんなときは、「プロパティ」から解除してみましょう。この手法ならば、複数ファイルの読み取り専用モードを一斉に解除することが可能です。やり方を以下で説明します。

まずは、開きたいExcelの入っているフォルダを開き、対象ファイルを見つけたら右クリックしてください。すると、画像のようなウィンドウが表示されますので、ウィンドウの真ん中あたりにある「プロパティ」をクリックします。

フォルダ画面のキャプチャ画像。プロパティ部分を赤で囲んでいる

読み取り専用モードになっている場合、属性の「読み取り専用」のチェックボックスにチェックが入っているので、これをクリックして外します。

フォルダ画面のキャプチャ画像。読み取り専用のチェックボックスに赤い矢印で注釈が入っている

チェックを外すと、画像のようなポップアップウィンドウが表示されます。

ポップアップウインドウを赤で囲んでいるキャプチャ画像

このとき、「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」を選択すれば、フォルダ内に入っているExcelファイルすべての「読み取り専用モード」が解除されます。

読み取り専用モードを解除できない場合の対処法

ここまで紹介した方法で解除ができない場合は、以下の項目に当てはまっていないかチェックしてみてください。

ほかの人がファイルを開いていないか確認する

GoogleDriveやOneDriveなどのクラウドサーバー上でExcelファイルを保存している場合、複数人で同じファイルを開くことができます。

このようなケースだと、後から開いた人は自動的に「読み取り専用モード」となり、前の人が閉じるまで変更できません。周りの人に確認して、開いている人がいたら閉じてもらいましょう。

その後に、もう一度ファイルを開いてみてください。

パスワードを入力する

Excelファイルがパスワードで保護されているなら、正確なパスワードを入力しないと読み取り専用のままとなります。

ファイルを開く際にパスワードを入力すれば解除できますので、わからない場合はファイルの作成者や管理者に確認しましょう。

ウイルスソフトやパソコンの設定に問題がないか確認する

ときどき、ウイルス対策ソフトやパソコンのセキュリティ設定が原因で、Excelファイルが自動的に読み取り専用となってしまうケースがあります。

そんなときは、ウイルス対策ソフトの設定を見直したり、一時的に無効化してみると、改善する可能性があります。また、パソコンの権限設定が原因の場合もあるため、設定や権限を再確認してみましょう。

そのほか、パソコンの容量やメモリが不足しているケースなども考えられます。

最後に

Excelの読み取り専用モードは、主にクラウドサーバー上でExcelファイルを保存し、複数人が同時にファイルを開ける環境下で役立ちます。編集できる人を限定したり、同時に編集できないようにすることで、誰が・いつ・どのセルを編集したのかが明確になるためです。

Excelの読み取り専用モードを使いこなし、複数人でExcelファイルを使用する際のトラブルを回避しましょう。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

▼あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!