嫌な思い出
・嫌な思いをしたことを思い出すとき (40代・大阪府・子ども2人)
「30〜40代女性はライフステージの変化など目まぐるしく変わる中、それ以前のように自分に時間を使うことが難しくなったり、育児で生活リズムが乱れやすくなり、ふとした瞬間に虚無感を感じるということがあります」と原因を分析するのは、心療内科医・田中茉里栄先生。
「月経前など周期的なものであれば月経前症候群の可能性、40代からは更年期症状の可能性があります」とのことなので、思いあたる人は対策を打つことも可能といえそうです。
【体験談】虚無感に襲われた時に効く解消法とは
特に何も対策はしないで時間が過ぎるのを待つ人がいれば、積極的に人と話したり、ゲームをしたり、甘いものやお酒で解消するという人も。ひとりでいくつもの解消を持っている人もいました。
何もしない
・なにもしていない (30代・静岡県・子ども1人)
・特に何もしないで、ひたすら手抜きして自分を楽させてあげます (30代・京都府・子ども2人)
人と話す
・友人や兄弟や親にグチる (30代・宮城県・子ども1人)
・母親にしょっちゅう連絡を取る (30代・神奈川県・子ども1人)
・娘に話を聞いてもらったり、親や友達にグチったりする (40代・大分県・子ども3人)
食べる
・おいしいご飯、温かいお風呂に入って早めに就寝する (30代・京都府・子ども1人)
寝る
・寝る (40代・茨城県・子ども2人)
・睡眠をしっかりとる (30代・大分県・子ども1人)
・しばらくぼーっとする。 寝る (30代・滋賀県・子ども2人)
前向きに
・前向きに考える努力をできるだけする (40代・熊本県・子ども2人)
・明るい未来を想像する (40代・岩手県・子ども1人)
甘いものを食べる
・甘いものを食べる (40代・富山県・子ども2人)
・紅茶を入れてお菓子を食べる。見逃し配信を観る (30代・埼玉県・子ども2人)
お酒をのむ
・お酒をのむ (40代・大阪府・子ども2人)
ゲーム
・ゲームに没頭する (40代・奈良県・子ども2人)
ストレッチ
・ストレッチして気分転換する (40代・千葉県・子ども1人)
音楽
・音楽を聴く (40代・東京都・子ども2人)
テレビを観る
・何となくテレビを観る (30代・千葉県・子ども2人)
家族と触れ合う
・家族とたくさん触れ合う (40代・滋賀県・子ども3人)
我慢
・耐えるだけです (40代・岩手県・子ども2人)
転職活動
・転職活動をしている (40代・沖縄県・子ども2人)
文句
・文句を言う (30代・愛媛県・子ども1人)
丁寧に料理
・料理を丁寧にする (30代・静岡県・子ども1人)
自分をケアして心に栄養を
どんなケースでも、虚無感を感じている人には「週に数時間でも自分のためだけに使う時間を確保してみましょう」と、心療内科医・田中茉里栄先生はアドバイスします。
具体的には、「家から出るのが難しかったら、お菓子づくりや読書など集中できるものを。また、規則正しい生活も大事です。月経前症候群、更年期の症状の可能性があるようなら、産婦人科での相談もおすすめです」とのこと。
心療内科医
田中茉里栄(たなか まりえ)
日本精神神経学会正会員、日本医師会認定産業医。2016年信州大学医学部卒。都内大学病院勤務を経て、現在ゆうメンタルクリニック非常勤医師。
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