昭和生まれにはウケても平成生まれは戸惑い顔・・・
昭和を代表する死語のひとつ「冗談はよし子ちゃん」は、「冗談はよしてくれ」が元になった、言葉遊びのようなもの。友人や年上の方から何か言われたとき、「冗談はよしてください」と言うより、ニュアンスがやわらぎ、軽く笑いも起きる使い勝手がよい言葉でしたよね。派生語に「冗談はよしお君」「冗談はよしだ君」といったものもありましたが、すべて語尾を変えただけで、意味は同じ。昭和生まれに愛されたギャグなので、今でも年配の方にはウケるかもしれませんが平成生まれにはピンとこないはず。懐かしい言葉としてあえて使うときも、相手をしっかり選びましょう!
平成生まれの「冗談はよし子ちゃん」体験談
上司や先輩はやたらウケてたけど新入社員は戸惑い顔
「会社の飲み会で上司が酔っ払って昭和の死語を連発。 『ここは笑うところだ』と思って、笑ってみたものの正直何がおもしろいのかピンときませんでした。周りにいた新入社員の同期たちも同じような反応。でも、アラフォー、アラフィフの先輩方にはなぜか大ウケでした!」(印刷会社勤務・22歳)
昭和のギャグ好きな母親にげんなり・・・
「うちの母親は昭和のギャグが好きで、普段からちょくちょく話に入れてきます。家族内での会話だけならいいのですが、同年代の友達と電話しているときまで『冗談はよし子ちゃん』と言っていました。電話の相手は失笑しているようでしたが、恥ずかしいので正直やめてほしいです」(飲食店勤務・26歳)
イラスト/村澤綾香 構成/木戸恵子