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LIFESTYLE 産後

2020.09.10

【里帰り出産】のメリット・デメリットとは?期間・準備リスト・出産後のことも紹介

 

妊娠が分かった時点で、里帰り出産を検討するママも多いのではないでしょうか。里帰り出産は長い間自宅を離れることになるため、親や夫ともよく話し合い、早めに準備する必要があります。里帰り出産を検討中のママに、メリットや準備のポイントを紹介します。

【目次】
里帰り出産のメリット・デメリット
里帰り出産はいつからいつまで?
里帰り出産の準備チェックリスト
里帰り出産後の気になることも

里帰り出産のメリット・デメリット

里帰り出産の主な目的は、ママの負担を軽くすることにあります。しかし人によっては、親の状況などで里帰り出産が叶わないこともあり、協力してもらえる場合でも実際に過ごしてみるとストレスを感じる可能性がないわけではありません。受け入れてもらった場合の、里帰り出産のメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。

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(C)Shutterstock.com

家事の負担が軽減

ママの家事の負担を減らせる点が、里帰り出産の大きなメリットです。女性の体は出産時に大きなダメージを受けるため、産後は休養しながら、体力を回復させる必要があります。

夫が忙しくて家事を手伝えない場合、慣れない育児に家事までこなすことになり、体が休まりません。里帰り出産なら、親や他の家族が家事をしてくれる場合が多く、ママは赤ちゃんのお世話に専念できます。実家にいる間にできる限りの体力を回復することで、帰宅後の慌ただしい生活を送るための身体と心の準備がしやすくなります。

安心して育児が行える

産前産後のママは、精神的に不安定になりがちです。初めての出産はもちろん、2人目や3人目のときも、さまざまな不安や心配事が出てきます。そんなとき、育児経験者である親がそばにいることで安心して出産・育児に臨めるというのがメリットのひとつ。

周りに誰かがいてくれるだけで、急な陣痛や上の子の病気・ケガなどに落ち着いて対応できます。赤ちゃんが泣き止まなくて困り果てたり、ゆっくり食事がとれないといったときでも、周りのフォローにより精神的な負担も和らげることができるのはママにとって強い味方です。

生活習慣の違いなどがストレスになることも

一方で、長い間親元を離れて暮らしていた人は、里帰り出産によって逆に疲れてしまう可能性もあります。両親の生活習慣に合わせなければならなかったり、育児にあれこれと口出しされたりすれば、ストレスを感じるのも無理はありません。親の方も、急に赤ちゃんの面倒を見ることになれば戸惑いますし、生活リズムが乱れて疲れもたまります。お互いに窮屈な思いをしないよう、事前に連絡や話し合いをするなどの配慮が必要です。

里帰り出産はいつからいつまで?

里帰り出産をする場合、どのくらいの期間を想定すればよいのでしょうか。里帰りから自宅に帰るまでの目安を見ていきましょう。

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産前・産後合わせて2~3カ月

里帰りする時期に決まりはありませんが、出産予定日が近いときに無理に移動するのは好ましくありません。妊婦健診でとくに問題がなくても、妊娠32~35週ごろを目安にしましょう。双子を妊娠中の人や、健診でリスクを指摘されている人は、担当医に相談をして時期を決めるのが安心です。

産後は、赤ちゃんとママの「1カ月健診」を終えてから自宅に戻るのが一般的です。健診は基本的に出産した病院で受けるものですから、受診日までは実家でゆっくり過ごしましょう。自宅に戻っても何かあった時に夫がすぐに対応できない環境だったり、ママの体調がすぐれない場合は、親に相談しつつもう少し甘えさせてもらうのもアリです。また、実家が遠くて飛行機に乗らなければ帰れない場合、生後3カ月くらいまで滞在することもあります。

里帰り出産 メリット デメリット 時期 準備すること チェックリスト 注意点一カ月健診の目的とは?費用や健診内容、持ち物をチェック

準備を始める時期は?

里帰り出産の準備は、できるだけ早く始めることをおすすめします。とくに気を付けたいのが、分娩の予約です。ほとんどの産院は予約制で、妊娠中期に1度は妊婦健診を受けることが条件の産院もたくさんあります。遅くても妊娠5~7カ月ごろまでには産院を決め、分娩の予約をしておきましょう。情報収集の時間を含めると、妊娠4カ月くらいから余裕をもって準備を始めておくと安心です。

期間は両親や夫とよく話し合いを

里帰りをする時期や自宅に戻るタイミングは、両親や夫ともよく話し合っておきましょう。里帰り出産をするママは、少なくてもおよそ2カ月は自宅を離れることになります。出産という大仕事を控えた娘を迎える両親はもちろん、妻と離れて留守番をする夫も、少なからず緊張感に包まれるものです。

ゆっくり滞在をするつもりの場合はとくに事前に話し合いをしておかないと、親から滞在期間について言われたり、夫からいつ戻ってくるのかなど催促があると身体も心も休まりません。事前にある程度分かっていれば、両親も夫もそのスケジュールに合わせて行動できるため、こまめにコミュニケーションや連絡を取ることでお互いの負担も減らせます。

(参考:広島県医師会 子どもサポーターズ 公式HP

里帰り出産の準備チェックリスト

出産にはさまざまな手続きが付きものです。実家で快適に過ごすために、自分や赤ちゃんの身の回りのものなどをしっかり準備しておく必要があります。里帰り出産の準備内容を紹介します。

里帰り出産 メリット デメリット 時期 準備すること チェックリスト 注意点

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里帰り先の産院探し

里帰り出産を希望する場合は、できるだけ早い段階で産院探しに取りかかりましょう。分娩予約の条件や方法は、産院により異なります。目をつけていた産院が予約でいっぱいだったり、転院を受け付けていなかったりすることもあるため、タイミングが遅れると分娩先が見つからない可能性も出てきます。

まずは気になる産院をリストアップし、メールや電話で問い合わせてみましょう。妊婦健診の受診が条件の場合は、早めに受診して産院の雰囲気やスタッフの対応を確かめます。中には妊婦健診を受診しなくてもよい産院もありますが、一度も行ったことのない産院で分娩するのは不安を感じるものです。可能であれば、一度は訪れて産院の様子を確認しておきましょう。

助成や手続きについて確認

出産するにあたり、住んでいる自治体から妊婦健診費用の助成を受けられることがあります。妊婦健康診査受診票を持参することで、その日の健診費用が無料または割引になるという仕組みです。

しかし里帰り先で受診するときは、自治体が違えば「妊婦健康診査受診票」は使えません。その場合は一度受診料を支払い、後日、現在住んでいる自治体に申請して返金してもらうことになります。返金手続きの期限や方法は自治体によって異なるため、事前に調べておくと安心です。また、産後は「出生届」を提出したり、健康保険や児童手当の申請をしたりしなければなりません。手続きには締め切りがあるため、遅れないように注意しましょう。

(参考:東京都福祉保健局 公式HP

里帰り出産で準備するもの

里帰り出産では入院中の必需品はもちろん、滞在中のママの衣類や育児用品なども用意する必要があります。下記のリストを参考に準備しましょう。

・母子手帳、保険証、診察券
・銀行のキャッシュカード、通帳、印鑑
・産後に提出する書類
・入院中の着替え、産後のケアアイテム
・おくるみ、赤ちゃんの肌着、抱っこ紐
・現金

母子手帳や保険証は分娩時だけでなく、ママや赤ちゃんの体調に異変があった場合に必要です。里帰りするかどうかに関わらず、常に持ち歩くようにしましょう。書類にはあらかじめ記名、押印をしておくと慌てずに済みます。意外に見落としがちなのが、産後にママが着る洋服です。実家に帰るときと自宅に戻るときでは体形が変わっているので注意しましょう。ベビー服や抱っこ紐も、出産前にある程度そろえておくと安心です。

里帰り出産後の気になることも

最後に、里帰り出産後の両親や夫との関係について、押さえておきたいポイントを紹介します。

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里帰り出産のお礼の目安は?

実家に2~3カ月もの間滞在すると、光熱費や食費などの金銭面でも親に大きな負担をかけることになります。このため何かしらのお礼を渡したいと考えるママも多いのではないでしょうか。里帰り出産のお礼には、現金や商品券、お礼用のギフトなどが一般的です。現金や商品券で渡す場合は、1カ月当たり2万円前後。上の子を連れて行く場合は、生まれてくる子の他にお姉ちゃんお兄ちゃんのお世話もしてもらうことになるので、幾分かプラスしましょう。

しかし、人によってはお金を受け取ってもらえないこともあるかもしれません。娘の出産は実家の家族にとっても喜ばしいことですから、あまり金銭にこだわりすぎず、カタログギフトや両親の好物を贈る方法でも感謝の気持ちを伝えられます。里帰り出産が叶うことは、誰もができることではありません。親が受け入れてくれることに感謝の気持ちを持って過ごしたいものですね。

夫との関係悪化を防ぐには

里帰り出産をする際には夫婦関係も気にかけたいところです。出産や授乳の大変さなど身体面・体力面にもっとも直面するのはママであり、常に一緒にいない限りパパがすべてを理解するのはなかなか難しいもの。里帰り出産で長い間会っていなければ、なおさら他人事のように感じてしまうのも無理はありません。さらに久しぶりに会えた妻が赤ちゃんのお世話にかかりきりになっていることに、疎外感を覚えることさえあるといいます。

一方ママは、すでに赤ちゃん中心の生活が当たり前になっているため、同じようにパパも育児や家事に協力してくれるものと考えがちです。こうした認識のズレが大きくなると、夫婦がすれ違ってしまうことになりかねません。関係が悪化しないよう、夫にも親であるということをしっかり意識してもらう必要があります。里帰り中はこまめに連絡をとり、健診の結果や赤ちゃんの様子を細かく伝えましょう。授乳やオムツ交換のたびに写真動画を添えて連絡したり、里帰り前なら両親学級に夫婦で参加する機会を作るなど、父親になる心の準備をする時間をつくることでパパも育児の大変さをイメージできます。

赤ちゃんを授かったのはパパのおかげだということを言葉で伝えるのも大切なコミュニケーションのひとつです。自分が妻や赤ちゃんにとって欠かせない存在であると認識することでパパとしての自覚が芽生え、夫婦関係も良好になります。

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