【燥ぐ】嬉しいときや楽しいときにありがち
「乾燥」などに使われる【燥】に訓読みがあるのを知らない人は多いのではないでしょうか。
実はこの漢字には文字から想像ができない意外な読み方があります。
写真で説明すると、このようなイメージです!
楽しいときや嬉しいとき、テンションが上がると思わずだれでも燥ぎたくなるものですよね!
燥ぐ、燥いでいる、燥ぎすぎ、などいろいろな使い方をします。
分かりましたでしょうか??
正解は…
【はしゃぐ】
でした!
【燥ぐ:はしゃ・ぐ】
1.調子にのってふざけ騒ぐ。
「―・いだ調子で話す」
2.乾燥する。かわく。
「燥ぐ=はしゃぐ」となったのは【躁】が関係している?
【乾燥】という漢字に使われている「燥」からすると、〝はしゃぐ〟のイメージはなかなかできないものですが、解説を見てみると〝「躁」の代用字〟であるとのこと。
【燥:そう】
〈音読み〉
ソウ
〈訓読み〉
かわく はしゃぐ
1.かわく。「乾燥・枯燥・高燥」
2.(「躁」の代用字)落ち着かない。「焦燥」
さらに【躁】の意味も確認してみましょう!
【躁:そう】
〈音読み〉
ソウ
〈訓読み〉
さわぐ
さわがしく落ち着かない。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
【燥】はどうやら【躁】の代用字として使われる場合があることから、「落ち着かない」という意味も持つようですね!
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