読み方をちょっとひねってみると分かりそうです
【束子】という漢字を見て、皆さんはどんな言葉を思いつきますでしょうか?
実はこの漢字のアイテムは、キッチンで洗い物をする時などによく使います。特に頑固な汚れを落としたい時です。
読み方のヒントは、「束=たば」「子=し」と読むとなんとなくイメージが出来そうですが、
分かりましたでしょうか??
正解は…
【たわし】
でした!
【束子:たわし】
〔たはし〕
わらやシュロの毛などをたばねて作ったもので、物をこすって洗うのに使う道具。
〔補説〕歴史的仮名遣いを「たわし」とする説もある。
シュロとは…?
【束子】の解説に「シュロの毛などを…」という内容がありますが、「シュロ」とは一体何のことなのでしょうか?
【棕櫚:しゅ‐ろ】
1.ヤシ科の常緑高木。高さは5メートル以上になり、幹は直立し、枝がなく、麻のような毛で覆われる。頂上に群生する葉は長い柄をもち、手のひら状で大きい。雌雄異株。5、6月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ、のち、青黒色で球形の実を結ぶ。南九州の原産。材を書斎・亭などの柱や器物に、毛状の棕櫚皮を縄・たわし・ほうきなどに、葉を帽子・敷物・うちわなどの材料に用いる。わじゅろ。すろ。
2 紋所の名。1の葉の開いた形を図案化したもの。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
【束子】がまさかヤシ科の植物からできているとは知らなかった人も多いのではないでしょうか?他にもほうきの材料として使われることもあるそうです!
あわせて読みたい
▶【匿う】「か」から始まるあの言葉!この漢字なんと読む?
▶読めそうで読めない!【竹篦返し】 この漢字なんと読む?
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com