【熱り】の読み方は「余熱」とも書くって知ってましたか?
「熱」は「熱気」や「耐熱」などよく見聞きする漢字です。基本的には「ねつ」または「あつい」と読みますが、他にも読み方があるんです。
送り仮名に「り」がついて【熱り】。この言葉の読み方を知っていますか?
実は、【余熱】と書いて【熱り】と同じ読み方をすることもあるんです。
「食べ物や飲み物などの熱りが冷めるまで…」と使うこともあれば、「世間の熱りが冷めるまで…」と言うこともあります。
最初の文字は【ほ】です!
【ほ〇〇り】、分かりましたでしょうか??
正解は…
【ほとぼり】
でした!
【熱り/余熱:ほとぼり】
1.さめきらずに残っている熱。余熱。
「かまどに―が残る」
2.高ぶった感情や興奮などのなごり。
「いまだ―のさめやらぬ面持ち」
3.事件などがおさまったのち、しばらく残っている世間の関心。
「―がさめるまで謹慎する」
~【熱り】の類語紹介~
類語その1:熱れ
【熱れ:いきれ】
蒸されるような熱気。ほてり。いきり。
「草―」「人―」
類語その2:赤熱
【赤熱:せき‐ねつ】
物を、真っ赤になるまで熱すること。また、物が真っ赤になるまで熱せられること。しゃくねつ。
「―した石炭」
類語その3:白熱
【白熱:はくねつ】
1.高温に熱せられた物体が白色光に近い光を出すこと。また、その状態。セ氏1300度以上に熱した場合などにみられる。
2.雰囲気・感情などが極度に熱を帯びた状態になること。
「球場が―する」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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