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2021.04.23

4人家族の食費の平均はいくらくらい?食費や家計を見直す節約方法をご紹介

食費の予算を見直す際に、世間一般の4人家族の食費の平均はいくらくらいだろうか、と疑問に思う人は多いのではないでしょうか。平均がわかると、家計を見直すときにどれくらい節約をすればいいのか目安になります。 そこで本記事では4人家族の食費について、その実態と具体的な節約方法をご紹介します。固定費の見直しについても説明しているので、こちらも参考にしてください。

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【目次】
 ・4人家族の食費の実態は?
 ・食費の予算はどう立てるの?
 ・食費を抑える具体的な節約方法をご紹介
 ・食費以外の固定費も見直そう
 ・家計簿をつけて食費や生活費を削減しよう

4人家族の食費の実態は?

はじめに、4人家族の食費の平均についてご説明しましょう。ほかの家庭は、どれくらいの食費をかけているのでしょうか。

4人家族 食費

(C)Shutterstock.com

4人家族の1ヶ月の平均的な食費は5万~10万

総務省統計局における家計調査によると、4人家族(就業者1名)の平均的な食費は、1ヶ月78,898円です。収入が多くなると食費も増える傾向が見られます。全体で見ると、4人家族の食費はおおよそ50,000〜100,000円くらいの間に収まるようです。なお、この食費には外食費や給食費も含まれます。 世帯年収別の1ヶ月の食費は次のとおりです。

・250〜300万円未満:56,907円
・300〜350万円未満:63,340円
・350〜400万円未満:55,111円
・400〜450万円未満:59,917円
・450〜500万円未満:59,343円
・500〜550万円未満:75,315円
・550~600万円未満:67,093円
・600〜650万円未満:73,758円
・650〜700万円未満:75,876円
・700〜750万円未満:80,831円
・750〜800万円未満:80,675円
・800〜900万円未満:91,859円
・900〜1000万円未満:90,279円

この数字は就業者が1名ですが、就業者が2名(共働き)の場合や就業者の年齢によって食費が変わります。

※参考:e-Stat 家計調査/家計収支編 2人以上の世帯

幼児・小学生・中学生・高校生で予算が異なる

子どもの年齢によっても食費は異なります。e-Statの調査では、世帯主の年齢が上がるにつれて食費も高くなっており、子どもの成長とともに食費は上がると考えてください。おおよその目安として、未就学児は1,000円、小学生は4,000円、中学生は6,000円(男子は8,000円)、高校生は8,000円(男子は1万円)くらいを先ほどの食費にプラスしておくといいでしょう。

食費の予算はどう立てるの?

そもそも食費の予算は、どう立てればいいのでしょうか。ここでは、2つの方法をご紹介しましょう。

4人家族 食費

(C)Shutterstock.com

■エンゲル係数を利用する

エンゲル係数とは、全体の収入に占める食費の割合のことです。この方法では、手取り収入の15〜20%が妥当な食費とされています。たとえば、手取り収入が月収400,000円だとすると、食費はその15〜20%ですから60,000〜80,000円が食費として妥当な額であると言えるでしょう。

■ほかの支出から算出する

ほかの支出から算出する方法として挙げられるが、総収入から必要な経費などを差し引き、残ったお金を食費とする考え方です。この方法では、何を必要経費とするかをよく考える必要があるでしょう。

食費を抑える具体的な節約方法をご紹介

それでは、食費を抑えるためにはどのような節約方法があるのでしょうか。ここでは、具体的な節約方法について、買い物のときと調理をするときの2パターンにわけてご紹介しましょう。

4人家族 食費

(C)Shutterstock.com

■買い物のときにできる節約方法 

買い物のときにできる節約方法にはどのようなものがあるのでしょうか。買い物に行くと、ついつい買い過ぎてしまうという人は参考にしてください。

1週間に1回だけまとめ買いをする

ほとんどの家庭の冷蔵庫には、ダメになった野菜や賞味期限の切れた調味料が入っているのではないでしょうか。まずは、そのような「もったいない」をなくすことが先決です。1週間分のメニューを決めてまとめ買いをすることで、無駄をなくすことができます。

昨今は無料で使える料理アプリが多く出回っていますので、こういった便利なアプリを利用してメニューを決め、買い物リストを作ってから買い物に行くといいでしょう。冷蔵庫にある食材からアプリでメニュー検索するのもおすすめです。

料理が得意な人は、逆にメニューを決めないほうが節約できます。特売になっている野菜や肉からメニューを考えられれば、もっと節約ができるはずです。旬の野菜や果物は安くなるので、こういった野菜から献立を立てるのも良いアイデアでしょう。

また買い物に行くときは、土曜日や日曜日にひとりで行くようにします。子どもと一緒に買い物に行くと、無駄なお菓子やアイスをねだられて根負けすることもありますよね。買い物の前に献立を立て、さっと買い物をすませましょう。

日用品や定番品の安いお店を選ぶ

買い物に行く際には、毎週決まって買う定番品の安いお店を選びます。たとえば卵や納豆、牛乳などがいつ行っても安いお店を選ぶようにしましょう。そこで、安い野菜や肉を見つけたら追加します。しかし、安いからと買い過ぎると無駄になってしまうため、使い切れるのかどうかをよく考えましょう。また日用品や調味料は高くつくので、こちらも安いお店に行きまとめ買いをします。

見切り品を見極めて購入する

まとめ買いのときにチェックしたいのが見切り品です。夕方に行くと肉や魚の見切り品が出ることが多いため安く買うことができるでしょう。見切り品のなかには、賞味期限の切れそうなものや鮮度が悪いものも含まれています。

実際に購入しても、傷んでいる部分が多くてほとんど食べられなかったというのであれば本末転倒です。見切り品を購入する際は、状態をよく確認するようにしましょう。

また安いからと買い過ぎても無駄になってしまいます。見切り品については買うかどうかの判断は慎重におこない、今夜のおかずや明日の朝ごはんに使い切れるものにとどめておきましょう。

■調理時のひと工夫でできる節約方法

調理時のちょっとしたひと手間をすることで節約できる工夫をご紹介しましょう。まとめ買いをすると、どうしても食材の痛みが出てしまうことがあり、最終的に捨てることになることも。せっかく工夫して安いものを買っても、使い切らなければ意味がありません。上手に使い切るためにも、これからご紹介するひと工夫を取り入れてみてください。

食材を管理して「見える化」する

まずは食材を無駄にしないために、きちんと管理することが大切です。冷蔵庫の中や調味料、お菓子、海藻類、小麦粉など消費期限が切れそうなもの、また買い足すべきものなどをメモに書き出し冷蔵庫に貼っておきましょう。

食材を「見える化」して管理すれば、冷蔵庫を開けるたびメモを見るたびに「早く使い終わらないと無駄になってしまう」という意識が芽生えます。

すぐに下ごしらえ&冷凍保存

買った食材のうちすぐに使わないものは、1回分ずつ小分けして冷凍保存しましょう。とくに食パンや肉、ウインナー類の見切り品を買ったときはすぐに冷凍保存することが大切です。長い間冷凍庫に入れておくと冷凍焼けをおこすので、1週間程度で使い切ってしまうことも大切なポイント。

肉や魚は下味をつけて冷凍保存しておくと、お弁当や夕飯を作るときに時短にもなりおすすめです。

作り置きは一定にする

共働きの人にとって、週末の作り置きは必須ですよね。野菜を使いやすい大きさに切っておく、ゆでて冷凍保存しておくなど、週末にある程度の作り置きをしている人は多いのではないでしょうか。

作り置きは食材を無駄にしないために効率的ですが、作り過ぎないことも大切です。作り過ぎを防ぐには、保存容器のサイズを決めるのがおすすめ。作り置きの目安は、2〜3日で食べ切れる量です。

■割引券やポイントサービスを利用する

昨今は、キャッシュレスで買い物ができるなど、便利なサービスが充実しています。ここでは、節約のためにぜひ使いたいサービスをご紹介しましょう。

オークションで割引券などを購入する

節約は大事ですが、何よりも大事なことは長続きさせることです。時には、ストレス発散のためにも外食を楽しみましょう。オークションやフリマアプリで割引券を購入したり優待券を使ったりすると、外食も安くすませることができます。

キャッシュレス決済利用でポイントを貯める

キャッシュレス決済やポイントカードを使うことで、キャッシュバックがあったりポイントを貯めたりすることができます。とくにポイントカードについては、同じお店で買い物をすると効率的にポイントを貯めることが可能です。

ガソリン代や日用品、保険代など、金額の大きいものをクレジットカード払いにしてポイントを貯めるのも良いでしょう。もちろん、年会費が無料のクレジットカードを利用することが前提となります。

食費以外の固定費も見直そう

食費を減らすことができたら、次は、食費以外の固定費を見直します。まずは、すべての固定費を書き出してみましょう。クレジットカード払いのものや自動引き落としのものも忘れずに、1ヶ月分の固定費をすべて把握することが大切です。

4人家族 食費

(C)Shutterstock.com

大体は把握していたつもりでも、実際に書き出してみると無駄なものが見えてきます。とくに次のものは要注意です。

スポーツジムなどの会費はそれなりに金額が高いため、利用していないなら退会手続きを取りましょう。また有料動画チャンネルなどについては、本当に必要かどうか、同じようなサービスをより安く提供している会社がないかを確認します。

携帯料金や保険の見直しは手間がかかりますが、ここは大きく削減することが可能な費用です。携帯料金についても、さまざまな安いプランがあります。家族全員の通信料を確認し、安いプランに乗り換えることで数万円削減できることも。

無理のない範囲で、食費以外のほかの固定費まで見直してみましょう。

家計簿をつけて食費や生活費を削減しよう

食費は、少しの工夫である程度は節約することができます。ほかの固定費についても、しっかりと把握することで無駄が見えてくるでしょう。そのためにも、家計簿をつけることは非常に重要です。家計簿を簡単につけられる無料アプリなどを利用して、いくらくらいの食費や生活費がかかっているのかを確認してみましょう。

今は、インスタグラムやブログでさまざまな節約術を紹介している人も多いので、ほかの人の方法を試すのも楽しいものです。自分自身も節約してみて、多くの人と情報交換してみてはいかがでしょうか。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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