大人のお花見デートに人気のスポット
春のお出かけの定番といえば、桜を見て楽しむ「お花見」。数あるお花見スポットから、人気の3か所をご紹介します。
六義園
六義園(りくぎえん)は、江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の側用人によって造られた庭園です。和歌の風景を元にした「回遊式築山泉水庭園」で、明治時代には三菱の創業者・岩崎弥太郎の別邸の庭として使われていました。
正門を入ってすぐの場所にある「しだれ桜」が有名です。樹高15m、幅20mほどもあるしだれ桜は豪華絢爛(けんらん)で、開花時期には多くの人が訪れる人気スポットです。
場所:六義園
住所:東京都文京区本駒込6-16-3
▶︎公式サイト
靖国神社
靖国神社には桜の開花宣言をするための基準となる「標本木」があり、注目を浴びる花見スポットです。境内には約500本の桜があり、多くが桜の代名詞ともいえるソメイヨシノ。美しく咲き誇る多数の桜と、厳かな神社の雰囲気を味わえます。
開花時期に合わせてさまざまなイベントが催され、中でもライトアップされた桜と共に観る「薪能(たきぎのう)」は、大人ならではの楽しみです。
場所:靖国神社
住所:東京都千代田区九段北3-1-1
▶︎公式サイト
上野恩賜公園
江戸時代から桜の名所として名高い公園です。天海僧正という江戸時代の高僧が、奈良の吉野山から桜を移植したことをきっかけに、現在は約800本の桜を見ることができます。
園内にある約50種の桜は開花や見頃の時期が異なるため、長い期間お花見を楽しめるのも魅力。広い園内で特におすすめなのが、約400mに渡って桜が並ぶ中央園路、別名「さくら通り」で、毎年多くの花見客が訪れます。「日本三大夜桜」のスポットとしても有名で、ぼんぼりの灯りによって昼とは違う表情の桜を観賞できると好評です。
場所:上野恩賜公園
住所:東京都台東区上野公園・池之端3
▶︎公式サイト
桜を静かに鑑賞できる穴場スポット
大切な人とは、落ち着いた雰囲気の中で桜を楽しみたいという人も多いはず。美しい景色をゆっくりと堪能できる、穴場のお花見スポット3か所をご紹介します。
池上本門寺
日蓮宗大本山・池上本門寺は、国指定の重要文化財や東京都の有形文化財などを数多く所有している、由緒正しい寺院です。寺院内には約100本の桜があるといわれています。重要文化財の「五重塔」の周辺にはたくさんの桜が植えられ、開花を迎えると美しい眺めを堪能できます。
境内ではレトロな雰囲気を味わうことができ、まるで古都へ旅行したような気分に。寺院へお参りをした後、ゆっくり散策するのもおすすめです。
場所:池上本門寺
住所:東京都大田区池上1-1-1
▶︎公式サイト
新宿御苑
都会のオアシスである新宿御苑には約70種類、およそ1000本もの桜があり、それぞれ開花と見頃の時期がずれるため、2月中旬から4月下旬まで桜を観賞することができます。毎週のように行っても、また一味違う雰囲気が味わえるのも魅力です。
中でもおすすめは「ヤエザクラ」。開花時期は4月の中旬で、世間でお花見の雰囲気が落ち着いた頃にゆっくりと桜を楽しめるはずです。
場所:新宿御苑
住所:東京都新宿区内藤町11
▶︎公式サイト
昭和記念公園
都内郊外にある、東京ドームの40倍ほどの広大な公園です。園内には約30品種、およそ1500本の桜があり、エリアや時期によって違う表情を楽しめます。ピクニック気分を楽しみたい場合は公園中央の「みんなの原っぱ」、散歩をしながら桜を眺めたい場合は園内を流れる川沿い、桜を見ながらアクティブなデートをしたい場合はサイクリングロードがおすすめです。
桜はもちろんのこと、チューリップや菜の花など様々な花を楽しめて春を満喫できること間違いなし。都会の喧騒から逃れて自然の魅力を再発見できます。
場所:昭和記念公園
住所:東京都立川市緑町3173
▶︎公式サイト
水面に映る桜が美しいお花見スポット
水辺に咲く桜は、見上げるだけでなく、水面に映った様子も楽しめます。逆さ富士を楽しむように両面の桜を見たり、散った花が水面を流れるのを目で追いかけたりと、一味違う花見体験ができるはず。おすすめの水辺の花見スポットを3か所ご紹介します。
千鳥ヶ淵
水面に向かって枝を伸ばす桜が見事で、例年多くの花見客が訪れる人気スポットです。オフィスが立ち並ぶ都会の中心で、桜の時期は幻想的な雰囲気を楽しめます。
千鳥ヶ淵緑道は、ボートを漕ぎながら花見ができる人気のデートスポットです。ボートで桜の近くまで行って見上げるもよし、ピンク色に染まった水面や水に浮かぶ花を楽しむもよし。全長約700mの緑道沿いを歩くだけでも、まるで桜のトンネルを歩いているような感覚を味わえます。
場所:千鳥ヶ淵
住所:東京都千代田区三番町2先
▶︎公式サイト
目黒川
「目黒川」の桜並木は約4km続き、咲き乱れる桜の下には大勢の人が所狭しと集まります。両岸には約800本のソメイヨシノが植えられ、巨大な桜のアーチの見頃は例年3月下旬から4月上旬ごろまでです。
上流と下流では川幅に差があり、それぞれ違う表情を見られるのも魅力です。目黒川沿いにはおしゃれなショップも立ち並ぶため、花見と共にウィンドウショッピングもできます。
場所:目黒川
住所:東京都目黒区東山3-1付近から下目黒2-9付近
▶︎公式サイト
仙台堀川公園
都内最大の親水公園である仙台堀川公園には、約900mも続く桜並木が。巨大な桜のトンネルや水面に浮かぶ桜の花びら、赤い橋と桜の薄ピンクとのコラボレーションなど、さまざまな景色が堪能できます。園内にはふれあいの森や果実の森、科学の森、親子の森などテーマ別にさまざまな森があり、季節を問わず楽しめるでしょう。
場所:仙台堀川公園
住所:東京都江東区北砂6-19-21先から東京都東陽6-6-6先
▶︎公式サイト
食事は桜が見えるホテルがおすすめ
ピクニックしながら桜を楽しむのも良いですが、優雅な空間で桜を眺めながら食事をするのもぜいたくなひととき。桜を眺めながら一流の食を楽しめる、おすすめのホテルを2か所ピックアップしました。
ホテル椿山荘東京
庭園の美しいホテルとして有名な椿山荘では、有形文化財の「三重塔」を背景にしながら、約20種・100本もの桜を見ることができます。品種ごとに開花時期が違い、2月中旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。
開花時期に合わせて毎年ライトアップも開催され、昼も夜も楽しめるのも魅力。ホテル内のレストランでは桜にちなんだグルメプランが用意され、食でも春を満喫できます。庭園への入園はホテルの施設を利用するゲストに限られているので、公式サイトをご確認ください。
施設名:ホテル椿山荘東京
住所:東京都文京区関口2-10-8
▶︎公式サイト
ホテルニューオータニ
出入り自由な広大な庭園では、19種・58本の桜を観賞できます。庭園のシンボルである赤い太鼓橋と6mの大滝も、あわせて見ておきたい絶景スポットです。
和洋中の各レストランでは春と花見を盛り上げるメニューが用意され、訪れたゲストをもてなしてくれます。都会の中心にありながら、ゆったりと豪華な花見を体験させてくれる場所です。
施設名:ホテルニューオータニ
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
▶︎公式サイト
※現在施設によっては臨時休業、営業時間の短縮などを行っている可能性がございます。ご注意ください
※各施設の営業日・営業時間・入園料などの詳細についてはHPなどをご確認ください
写真/Shutterstock.com
▼あわせて読みたい