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かきあげ前髪とは
伸ばしかけの前髪もOK!
前髪を根元から立ち上げた前髪アレンジのひとつで、後方やサイドに前髪を流したスタイルのこと。大人の色っぽさとアンニュイな雰囲気が出せます。
前髪なしのヘアアレンジを楽しもう
前髪の分け目は、見た目の印象を大きく左右します。空気感をもたせながらジグザクにセットすれば、くっきりした分け目部分に立体感が生まれ、こなれた雰囲気を作れます。生え際は、少し根元を立たせた感じを意識してみましょう。かきあげ前髪のスタイルなら、どこに分け目をおいても、上品で大人らしい清潔感のある印象を与えられます。前髪なしのまとめ髪にする場合は、髪を巻いておきましょう。顔のラインがくっきり表れやすいまとめ髪スタイルでも、やわらかい雰囲気を演出でき、顔の形もカバーできます。
スプレーやヘアワックスを活用することも、スタイリングをおしゃれに仕上げる大事なポイントです。ウエットな質感にまとめてくれるシアバターなども試してみましょう。
かき上げ前髪のおすすめの長さ
おでこが狭い人はトップにボリュームを持たせて
動きのあるヘアスタイルは、華やかさやフェミニンな印象を与えます。特に無造作な動きなら、今っぽいこなれ感も抜群。
前髪は毛束を真上に持ち上げ、細めのマジックカーラーで内巻きに。トップには太めのマジックカーラー3個を使い、内に巻いておく。毛先はアイロンでワンカールの外巻きにして、マジックカーラーを外してから全体をほぐす。バームをなじませて束感を出したらできあがり。
面長さんは前髪をチークラインに
顔まわりのレイヤーを活かした、カッコいいあごラインのボブスタイル。前髪は作らず、顔まわりにしっかりとレイヤーを入れることで可愛らしいイメージのボブも一味違った印象に。顔まわりの髪は頬骨のラインに毛先がくるようにカットすることで、小顔効果も期待できます。
スタイリングは、ストレートアイロンを髪全体に通し、サラッとストレートに。熱が残っているうちに、耳より前の髪は丸みをつけるように曲げて、動きを出します。サラッとした軽めのオイルを髪全体に馴染ませたあと、指先に残ったオイルを使って顔まわりは束感を作るとニュアンスが出ておしゃれに!
大人の【かきあげ前髪】を作るには
ぺったんこの前髪も【ヘアカーラー】で簡単かきあげ前髪
「THE GARDEN Tokyo」のトップスタイリスト 本木亜美さんに伺いました!
「前髪は顔の印象をつくる大切なパーツ。そんな前髪のスタイリングを簡単かつおしゃれにしてくれるのがヘアカーラ―です。コテやストレートアイロンで巻くのが苦手という方にもおすすめです」(本木さん)
▲100円ショップ「セリア」で購入したもの。3個セット。(※2022年時点)
「前髪のセットには中太~太めタイプをセレクト。かきあげ前髪にするときは、前髪を真上に持ち上げてから後ろに向かって巻きつけておくと根元が立ち上がりやすくなります。気になるペタンコ髪のカバーにも役立つはず!
ナイロンの付着テープ仕様なら、ヘアカーラ―にくるっと毛束を巻き付けるだけで固定可能。ヘアカーラ―を装着してからメイクに取りかかることで前髪セットの時短にも! 100均やドラッグストアなどで手に入るので、ぜひ試してみてください」(本木さん)
【プリパーマ】でつくる、韓国風のかきあげ前髪
ヘルシーな女らしさが漂うかきあげ前髪。大人世代にも人気の高いスタイルですが、スタイリングがうまくいかなかったり、すぐにペタッとなってしまったりする方におすすめしたいのがプリパーマです。
プリパーマとは、韓国語で「根元パーマ」のこと。プリパーマをかけることで根元がふんわりと自然に立ち上がるため、誰でも簡単にかきあげ前髪をつくれるのだそう。ペタンとした分け目で地肌が見えていると貧相に見えてしまうなど、30代・40代の髪悩みに多いボリューム不足も解消できます。
スタイリングは、全体を軽く濡らしたらドライヤーで軽く乾かし、中間から毛先にかけてオイルを2プッシュしっかりなじませておきましょう。前髪は真ん中から少しずらした位置に分け目をつくり、後ろに流して完成です。
【分け目別】かきあげ前髪の作り方
センターパート
芯の強さとしなやかさを感じる女性をイメージ。長めの前髪からサイドバング(前髪の両端)に自然につなげることで顔周りにほのかな動きを出し、ひし形シルエットが作りやすくなります。毛先にゆるっとした動きがつく程度の毛流れで、生っぽく抜け感のある雰囲気に。
スタイリングは、ハチ下は毛先だけを外ハネにし、ハチ上の表面は中間に動きがつくように1回転のリバース(後ろ方向)巻きに。バームやオイルなど濡れ感が出るスタイリング剤を選んでしっかり手に広げ、髪の内側からなじませて表面は手ぐしで塗布。ひし形シルエットになるように整えて。
右分け
フレッシュなあか抜け感のあるボブスタイル。レイヤーを上手に取り入れ、動きを感じるくびれシルエットにしたりふわっとエアリーな質感を加えたりして、大人っぽさとかわいらしさを兼ね備えたスタイルに! レイヤーが入っていると、トップがペタンとしがちな場合でもスタイリングでふんわり感が作りやすくなるのもうれしい。
スタイリングは、38mmのマジックカーラーで前髪を後ろに向けて巻いておく。32mmのカールアイロンを使い、裾はすべて外ハネに。こめかみから上の表面の髪の毛先は内巻きにすると、ちょうどいいくびれができる。マジックカーラーを外し、毛流れが自然になるように整えながら手ぐしでバームをなじませる。
左分け
少し左側に分けるのもおすすめ。リップラインに設定した前髪は、カットの際レイヤーで繋げるとかきあげやすくなります。
スタイリングは、32mmのカールアイロンを使って、下側の髪は外ハネに上側をミックス巻きにしましょう。ソフトなトリートメントワックスを手のひらに広げ毛先から軽くもみ込んで、手に残ったワックスで前髪を左分けにしてかきあげながら整えます。
オールバック
すっきりタイトにまとめることで「ハンサム」や「凛々しさ」といった印象を与え、ストレートヘアは「清潔感」をイメージづけます。すっきりタイトにするのは顔周りに絞り、後ろの髪はあえてラフに下ろします。後ろまでタイトにするとマニッシュになりすぎ、近寄りがたい印象になってしまうので、程よくラフに仕上げるのがポイントです。
作り方はこちら!
1. ヘアバームを手のひらになじませ、ざっくりとオールバックにする
前髪からトップの髪は、あらかじめ水で濡らしてからドライヤーをあて、寝癖を整えておきます。ヘアバームを手のひら全体にのばし、前髪から手ぐしを入れてそのまま後ろへ。後頭部も手のひらで軽くなでつけるようにして毛先まで手ぐしを通します。髪質が硬い人や太い人は、後頭部を2〜3段でブロッキングし、1段ずつヘアバームで押さえるようにセットすると髪が広がらず、スタイルのもちもよくなります。ヘアバームはオイルのようなツヤ感と程よいキープ力を併せ持つスタイリング剤で、タイトストレートのヘアがキレイに仕上がります。
2. 前髪の毛束をねじって立体感を出す
指先にヘアバームをつけます。前髪からひと筋の毛束をとり、指先でねじりながら後ろへ流します。全体のバランスを見ながら左右それぞれ2〜4つの毛束をとって立体感を加えます。
【ショート・ボブ編】かきあげ前髪のスタイル
柔らかさとモード感のある美人見えショート
ベースは前下がりのショートボブ。ハチ下は軽く切り込み、ハチ上は長さを残す。前髪は鼻のラインでカットして大人っぽく。トップにレイヤーを入れて丸みと柔らかさを。
スタイリングは、タオルドライ後に洗い流さないトリートメントやオイルを中間〜毛先につけて、根元をこすりながらドライヤーしっかり乾かす。ヒートプロテクト効果のあるオイルをつけてから、32mmのヘアアイロンで毛先をワンカールの内巻き、顔周りは外巻きに。少量のヘアクリームを手に広げて髪をかき上げるようになじませ、最後に手ぐしで整える。