こじらせ女子とは?
こじらせ女子には、どのような意味があるのでしょうか?使われるようになった経緯についても紹介します。
「こじらせ」の意味
「こじらせる」には、「物事がうまく運ばす、もつれること」や「面倒になる」という意味があります。
「風邪をこじらせる」の場合は、すぐに回復できる状態であったにもかかわらず、長引かせてしまい、面倒になってしまったという意味合いで使われます。
「こじらせ女子」を簡潔にいうと、「面倒な人」という意味です。自分にコンプレックスがあったり、自信が持てなかったりすることが原因で、ひねくれた言動をしてしまう人を指します。
例えば、「どうせ自分なんて」と卑屈になってチャンスを自ら逃してしまう女性などに対して使われます。
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使われるようになったきっかけ
こじらせ女子という言葉が使われるようになったのは、2011年に出版された雨宮まみ氏の自伝的なエッセイ本「女子をこじらせて」(幻冬社刊)がきっかけだといわれています。もともとは「世間一般の女性像に当てはまらない女性」という意味合いで使われていました。
世間のいう女性像に自分が当てはまらず、ギャップに悩んでいた多くの女性たちの共感を得たことで、言葉も広まっていったのです。
しかし、世間の女性像とマッチしない女性たちの中には、自分にコンプレックスを感じ自己肯定感が低い人も少なくありません。また、本来の「こじらせる」という言葉の意味から「面倒な人」という意味合いに変わっていったと考えられています。
こじらせ女子の特徴
どのような特徴があると、こじらせ女子と言われるのでしょうか?「もしかして、自分も?」と感じている人は、これから紹介する主な特徴をチェックしてみましょう。
強いこだわりがある
独自の強いこだわりを持っている人が多いです。こだわりを持つことは個性にもつながりますし、ポジティブな面もあります。しかし、こじらせ女子は、極端に思想が偏り過ぎていることが少なくありません。
例えば、物事の全てを白か黒かで捉える傾向にあります。根拠のない事実を信じ、「~だから〇〇すべき」とかたくなに思い込んでいる人もいます。
独りよがりの決めつけも多く、「LINEの返事がすぐに来ないのは、嫌われたせいに決まっている」などと、思い込んでしまうこともあるでしょう。
強いこだわりが、外見に現れることも少なくありません。人と違うことにこだわり、派手なメイクやファッションで個性をアピールする傾向もあります。
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自虐しがち
ネガティブ思考の人が多いのも特徴です。「どうせ私なんて」「でも」「だって」といった言葉を無意識に使う人もいます。もともとの性格や幼少時代の経験など理由はさまざまですが、自己肯定感が低かったり、自分に自信が持てなかったりすることが主な原因になります。
自信のなさやコンプレックスを隠すために、自虐しがちな人も多いです。例えば、太っていることを理由にして「こんなに太っているから、彼氏なんてできるわけがない」と言ったり、年齢を理由にして「もうオバサンだから、転職は無理」と言ったりします。本当は「彼氏がほしい」「転職したい」という気持ちを持っていたとしてもです。
正直な気持ちを言って周囲に笑われたり、ばかにされたりして傷つくのが何よりも怖いのです。