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2021.04.24

ビジネス上の手紙もこれでばっちり! 7月に使える季節の挨拶をご紹介

 

プライベートだけでなく、ビジネス上の手紙やメールでも使えたら好印象な「季節の挨拶」。今回は 7月に使える季節の挨拶をご紹介します。

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【目次】
季節の挨拶とは?
7月の挨拶・例⽂をチェック
7月の挨拶・ビジネスで使える「漢語調」の慣用句
7月の挨拶・ビジネスで使える「口語調」の慣用句
7月に使える結びの言葉の例文
最後に

季節の挨拶とは?

季節の挨拶とは、手紙などで文章の最初に書く、季節感を表す言葉を用いた挨拶のことです。それぞれの季節に相応しい挨拶は、プライベートな手紙だけではなく、ビジネス上でも必要とされる知識です。

日本には春夏秋冬の他に、「二十四節気(にじゅうしせっき)」という暦上の細かい季節が存在します。簡単に説明すると、春・夏・秋・冬のそれぞれに6つの細かい季節が存在し、4×6で「二十四節気」ということになります。

「二十四節気」という言い方をすると難しく聞こえるかもしれませんが、「立春」や「春分」、「冬至」などもこの二十四節気に含まれており、調べてみると、意外と身近なものであるとわかるでしょう。

7月の挨拶・例⽂をチェック

季節の挨拶には、「漢語調」と「口語調」の2つの種類があります。

7月 季節の挨拶

(C)Shutterstock.com

「漢語調」というのは、「初冬の候」、「陽春の候」といったように、ビジネス上の儀礼的な文書でよく使われるものです。「〇〇の候」の他に、「新涼のみぎり」というように、「〇〇のみぎり」を使うこともできます。

「口語調」というのは、親しい間柄で使われるカジュアルな季節の挨拶です。「厳しい暑さが続いていますが、お変わりございませんでしょうか」というような文章が、それにあたります。

「口語調」であっても、カジュアル度を抑えると、ビジネスでも使うことができます。例えば、お世話になった取引先に退職の挨拶をする場合、「小暑の候~」などと「漢語調」で始まると、よそよそしい印象を持たれてしまうかもしれません。そういった場合には、「口語調」で季節の挨拶を述べ、お世話になった感謝の気持ちを丁寧に伝えるほうがいいでしょう。

以下で、7月に使える季節の挨拶を、「漢語調」「口語調」それれぞれについて、具体的に確認していきましょう。

7月の挨拶・ビジネスで使える「漢語調」の慣用句

ビジネスで使える、7月の「漢語調」の季節の挨拶です。7月でも時期によって「小暑」、「大暑」など、使い分けるといいでしょう。

7月 季節の挨拶

(C)Shutterstock.com

1:「小暑の候」

二十四節気の「小暑」を使った「漢語調」の季節の挨拶です。小暑は7月7日頃なので、「小暑の候」は7月の上旬に使えます。

2:「大暑の候」

「大暑の候」は、二十四節気の「大暑」を使った季節の挨拶です。大暑は7月23日頃なので、7月下旬から8月初旬の挨拶に使うようにしましょう。

3:「盛夏の候」

「盛夏の候」は、7月上旬から立秋(8月8日頃)まで使えますので、7月中ならいつでも使える季節の挨拶です。「小暑」や「大暑」よりも使える期間が長いので、使い勝手がいいと言えるかもしれません。

7月の挨拶・ビジネスで使える「口語調」の慣用句

ビジネス上でも、比較的親しい間柄で使うことのできる「口語調」の7月の季節の挨拶です。

1:「ことのほか暑い日が続きますが、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます」

これは暦を限定していませんので、7月中ならいつでも使える季節の挨拶です。

2:「例年にない猛暑の日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか」

「猛暑」は夏の季語ですが、二十四節気には含まれていません。この例文も、7月中いつ使っても問題ありません。もちろん、冷夏とされるような年には相応しくありませんので、その年の気候や地域に応じて、臨機応変に判断しましょう。

3:「暦の上ではもっとも暑い時期となりましたが、ますますお元気でお過ごしのことと存じます。」

暦の上でもっとも暑いとされるのが、7月23日前後の「大暑」なので、これは7月下旬に使う挨拶文です。体感的にいくら暑くても、6月や、8月初旬の立秋以降には使うことができませんので、注意しましょう。

7月に使える結びの言葉の例文

季節の挨拶で始まった手紙は、「いかがお過ごしでしょうか」などと相手の安否を尋ね、本題に入ります。そして、最後は結びの言葉で相手の健康や成功を祈願し、締めくくります。

7月 季節の挨拶

(C)Shutterstock.com

文章の最後を締めくくる結びの言葉にも、「皆様の御多幸を心よりお祈り申し上げます」のように年中使える文の他、季節感を感じさせる文を使うことがあります。ここでは、7月に使える結びの言葉をご紹介します。

「暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください」
「酷暑の折、どうぞご自愛ください」

最後に

時候の挨拶に関する知識は社会人には必須です。企業として案内状や挨拶状を作成したり、役員や上司から文面の作成を頼まれる機会もあるかもしれません。季語や時候の挨拶を正しく使い分け、美しい文章を作れると、社内での信頼も厚くなるでしょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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