基本的にネガティブ思考
こじらせる人は、言葉どおりに捉えられずに「実は裏があるのではないか?」など、考えなくてもよいことを考えてしまいがち。加えて「本心から言っているわけがない」と、発言や相手のことを否定的に捉えてしまうケースも少なくありません。基本的にネガティブ思考の傾向があるのです。
自己肯定感が低いことから、「でも」「だって」「どうせ」などの言葉を多用する人も見られます。
恋愛に慣れていない
こじらせ女子やこじらせ男子は、自分に自信が持てない面があり、恋愛に慣れていないケースも多いとされています。「自分には恋愛など縁がない」「自分を好きになる人なんているわけがない」と思い込み、異性とのコミュニケーションを苦手に感じてしまうよう。好きな相手ができても、うまくアプローチできないケースもあります。
お付き合いが始まったとしても、ネガティブな性格が災いして心から相手を信じられず、いざこざが起こりやすくなることも。そのことで、さらに自信をなくし、恋愛に対してどんどん消極的になってしまいます。
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自分大好き! 完璧主義な一面も
自己肯定感が低いことと相反するようにも感じますが、実はこじらせる人は自己愛が強いという特徴も見られます。「どうせ自分なんて」と言いながらもプライドが高く、他人の意見を受け入れない部分があるのです。
自分から自虐的な発言をするタイプもいますが、これは「他人から言われて傷つきたくない」という気持ちの表れ。自分のプライドを守るための行動とも考えられます。
また、「○○はこうでなければいけない」などと、独自のこだわりや理想を持っている人も少なくありません。自分の理想に合わないものは認めないという、完璧主義のような面が見られることもあります。
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こじらせている状況から抜け出す方法
ここからは「こじらせてる状況」から抜け出す方法について見ていきましょう。恋愛や人間関係でこじらせていても、自分次第で抜け出すことができます。いくつか方法を紹介しますので、できそうなことから取り入れてみてください。
素直な自分になる
こじらせてる状況は、自分が作ったもの。その原因となったのは、プライドの高さかもしれません。
こじらせてる状況を抜け出すには、素直になることが必要です。何かをしてもらったら感謝の気持ちを言葉にして、相手にきちんと届けてみては。「ありがとう」「◯◯してもらってうれしい」と言われて、嫌な気持ちになる人はいません。自分も相手も喜ぶ言葉ですから、積極的に使ってみてください。
相手を信じよう
憶測や思い込みが、こじらせの原因というケースもあります。相手がそう言ったわけではないのに、勝手に先読みをして傷ついていませんか? また、相手がきちんと言葉にして伝えてくれているのに、自分が傷つくのではと恐れて逃げてばかりということはないですか?
人間関係や恋愛において、先読みし過ぎるのは百害あって一利なし。自分の憶測よりも、相手の言動を信じることが大切です。自分が相手を信じないと、関係性を築くことはできません。
自信が持てないなら、目の前に起きていることだけを見ることも大切。頭の中であれこれ考えるのはやめ、目の前のことを大切にしてみてください。
自分磨きをはじめてみる
こじらせてる状況を抜け出すには、環境を少し変えてみるのもいいですね。色々考えてしまうなら、他のことに時間を使うことを意識します。
たとえば、自分磨きをはじめてみるのはいかがでしょう? ファッションやスキンケア、ヘアケアなどに力を入れると、変化する自分を目の当たりにすることができ楽しいかもしれません。
アートや読書、映像作品にたくさん触れるのもおすすめです。作品から多くのことを受け取り、豊かな気持ちになるでしょう。
こじらせるの豆知識
こじらせるという表現については、そのほかにも使い方があります。一般的な表現以外の使われ方や類義語など、「こじらせる」についての豆知識を紹介しましょう。
オタク用語として使用することも
こじらせるという言葉は、オタク用語としても使われており、「リアコ」「ガチ恋」などとセットで使われることが多いです。使い方としては、「あの子はリアコこじらせてる」などがあります。
「リアコ」とは「リアルに恋している」、「ガチ恋」は「ガチで恋している」の略で、アイドルやアニメのキャラクターなど、手が届かない人に本気で恋をしてしまうことです。
本気で恋をしてしまうだけなら、一概に悪いとはいえません。しかし、こじらせるという表現には、何らかの悪い影響が出ていることがうかがえます。
類義語「面倒にする」「長期化する」
こじらせるの類義語といえるのが、「面倒にする」「ややこしくする」「長期化する」などの言葉です。
例えば、余計なことをして事態を悪化させてしまった場合には、「こじらせてしまった」を「面倒にしてしまった」「ややこしくした」と言い換えることができます。
病気やけがなどを長引かせたという意味で「こじらせた」を使うときには、「長期化させた」と言い換えることが可能です。
英語では「strain」「complicate」
こじらせるという言葉を英語で表現する場合、「strain」や「complicate」が挙げられます。
「strain」は「ぴんと引っ張る」「ひずませる」「使いすぎて痛める」という意味です。無理をして病気を長引かせたときのこじらせるの英語表現としては、strainを使用しましょう。
一方、「complicate」には「複雑にする」「困難にする」という意味があります。余計なことをして状況を悪化させたり、問題をややこしくしたりという場合のこじらせるを英訳するときには、complicateを使用するとよいでしょう。
また、complicateには「悪化させる」の意味もあるため、病気をこじらせた場合の表現としても使用できます。
最後に
「こじらせる」について意味や使い方、こじらせている人の特徴や付き合い方などをまとめました。こじらせてる状況から抜け出たいと思う場合は、紹介した方法をぜひ試してみてください。
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