「頭のいい人」とそうでもない人の決定的な差|いきなり考えても決してうまくいかない理由 | Domani - Part 4

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2021.04.24

「頭のいい人」とそうでもない人の決定的な差|いきなり考えても決してうまくいかない理由

誰もが大量の情報を簡単に手に入れられる今、オリジナリティーのある発想力がより強く求められています。 その中において「『頭のよさ』とは習慣である」と主張するのは『東大教授が教える知的に考える練習』の著者、柳川範之・東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。本書より自らの体験を交えた発想の生み出し方について解説します。 仕組みのほうは全部理解しているよ、という方もいらっしゃるかとは思いますが、今回はそれらにまつわる英語やトリビアついてご紹介します。覚えておくと、春分の日や夏至などだけではなく、二十四節気が来るたびに話のネタに使えるので便利かもしれませんよ。

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柳川 範之
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このように、1つのニュースや情報に接したときに、どの側面に着目するかは、人によってそれぞれですし、これにも、どの側面が正解というものはありません。ただし、多様な側面に注目するクセをつけることは、よりいい考え方を身につけていくうえで重要なことでしょう。人とは違う考え方をして、新しい方向性を打ち出すには、やはり人とは違う着眼点を持つことは大事なことだからです。

一見異なるように見えるものでも

〈考える土台をつくる頭の使い方2〉
共通点を探す

情報を抽象化していく、次の大切なステップは、一見異なるように見えるものから、共通点を探し出すクセをつけることです。ベストは、幹の部分について、どこか共通な点がないか探し出せるようになることでしょう。

(C)Shutterstock.com

しかし、最初はなかなか難しいので、共通点は何でもかまいません。例えば、今食べている料理と今使っているカバン、どちらも赤色が使われている、というように何でもいいから共通点を探すクセをつける。そうすることによって、やがて重要なことについても、共通点を取り出せるようになってきます。これが情報を抽象化してまとめておく大切な一歩になります。

これがある程度できてくると、みかんとりんごは違ったものに見えるけれど、果物という点では共通していると整理できるように、そもそもまったく違うように見える情報でも、この点では共通点があると整理できるようになります。これは、情報を抽象化する大きな一歩です。

そして、共通点でつなげられるようになると、異なったジャンルの情報から解決策を得たり、違う分野の情報を例え話に使って説明できるようになったりします。さきほど「考える」というプロセスを「調理」に例えて説明しましたが、これは両者に共通点を見つけているからです。

この能力は頭の良しあしと関係がありません。この頭の使い方がうまい人で、よく見かけるのが、すべての問題を自分の身近な話に置き換えてしゃべる人です。世の中のニュースを見て、すべて自分の近所の話に置き換えてしゃべるような人が、どなたの身近にも1人くらいはいることでしょう。逆にこうしたことを常日頃から意識してみるのも、いいトレーニングになります。

逆にそのような例えを考えること自体が、共通点を探すトレーニングになるという面もあります。料理の話をビジネスに例えたり、人間関係の話に例えてみたりすることで、違うように見えるものに、思わぬ共通点が見つけ出せる場合もあります。

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