話し手がわかりづらい言い方をしている
聞き手が話を理解できない場合、話し手がわかりづらい言い方をしているケースもあるでしょう。「相手に伝わるように話そう!」と考えすぎてしまい、つい回りくどい表現をしていませんか?結果として会話の内容がまとまらず、聞き手にとって理解しにくい話し方になっている可能性があります。特に気を使わなければならない相手と会話するときは、「丁寧に伝えなければ」という思いが働いて空回りしやすいため注意しましょう。
また、カタカナのビジネス用語を多用するのも話がわかりにくくなる原因の一つです。「アジャイル」「NR(エヌアール)」「オルタネイティブ」など、パッと聞いただけでは意味がわかりにくいカタカナ言葉は、なるべく日本語に置き換えるのが無難です。
話が通じない人に効果的な3つの対処法
話が通じない人に対して、今すぐ実践できる効果的な対処法を3つご紹介します。会話が噛み合わない状態が続くと、仕事のパフォーマンスに大きな影響を与えかねません。また話がうまく伝わらないストレスから、疲れを感じることもあるでしょう。
話が通じない人の性格は変えられなくても、伝わりやすくなるような工夫はできます。スムーズに仕事を進めるために、できることから行動を起こしましょう。
まずは結論ファーストで話すように心がける
話が通じない人と会話するときは「結論ファースト」が効果的です。結論ファーストとは、話の最初に結論を示す話し方のことです。会話の行き着く先を前もって提示することで内容が整理され、話が通じない人にも伝わりやすくなります。
「最終的に何をしてほしいのか」といったゴールを明確にし、話の最初に伝えるようにしましょう。補足事項などはあとからメールやメモ書きで伝えると、さらに内容が簡潔になってわかりやすく説明できます。
要点を端的かつ具体的に伝える
話が通じない人に対しては、要点を端的にまとめて具体的に伝えるようにしましょう。できる限り簡潔な内容になるよう工夫し、相手が理解できるような表現を用いるのが効果的です。複数の依頼をする場合は、お願いしたいことを箇条書きにして優先順位を決めると理解してもらいやすくなります。
また、視覚的に伝えることもおすすめです。内容をまとめたメモを作ったり、手順を記載したマニュアルを渡したりと工夫してみましょう。
相手が理解しているか確認しながら話す
話が通じない人への対処法として、相手が理解しているかを確認しながら話すことが挙げられます。最後まで話し切ってから「わからなかった」と言われると、一気に疲れが押し寄せるものです。そのためいきなり最後まで話すのではなく、相手の理解度をチェックしながら話を進めるようにしましょう。
理解しているか確認する場合は、「わかりにくい部分はありますか?」と問いかけて相手に返事させることが効果的です。また、話した内容を繰り返すように復唱するのも有効です。
話が通じないと感じたら自分の話し方を変えてみよう
話が通じない人の理解力を向上させるのは簡単なことではありません。それならば、理解してもらえる話し方ができるように自分で工夫するほうが効率的です。今回ご紹介した対処法は、どれも今すぐに取り入れやすいものばかり。話が通じない人ともスムーズにコミュニケーションが取れるように、まずは自分の話し方から変えてみましょう。
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com
▼あわせて読みたい