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2023.10.26

「無病息災」は万人の願い!類語や反対語は?使い方を例文つきで解説

 

無病息災とは病気にかからずに健康に生活することを意味する言葉です。例文なども踏まえて使い方を覚えておくと、日常会話で用いることができます。また、無病息災の語源や類義語、反対語などについても見ていきましょう。

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「無病息災」とは病気をせずに暮らす意味の言葉

「無病息災」とは、病気をしないで健康に生活している様子を指す言葉です。むびょうそくさいと読みます。意味は次のとおりです。

病気をしないで健康であること。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

神社で祈願する場所には、「家内安全」や「夫婦円満」などと並んで無病息災と書かれていることも多いですね。何をするにせよ、まずは健康が大事。「無病息災」は万人の願いといっても過言ではありません。

無病息災

「無病」と「息災」のそれぞれが異なる語源を持つ

無病息災の語源は明らかではありません。しかし、「無病」と「息災」はそれぞれ別の言葉として用いられていた歴史があり、それらが組み合わさって無病息災という四字熟語になったと考えられます。

健康な様子や病気をしない様子を示す「無病」は、室町時代に書かれた書物にも掲載されている言葉です。その当時も健康で病気をしない様子を指す言葉として使用されていたので、おおよそ500年ほどの歴史ある言葉といえるでしょう。

中国ではさらに古く、紀元前200年頃の書物にも「無病」という言葉が記載されています。意味は同じく、健康で病気をしない様子です。

一方、「息災」は仏教的な概念に基づいた言葉で、仏の力で災いをくい止めることを意味します。そこから意味が転じて、病気をしない様子、健康で活力に溢れている様子を指す際に使用されるようになりました。

平安時代の書物の中には「息災」と記載されているものもあり、約1,000年にわたって用いられている言葉だといえます。つまり、無病も息災もどちらも病気とは無縁の様子、健康で活力のある様子を意味する言葉なので、同じ意味を重ねることで意味を強調していると推測できるでしょう。

「無病息災」の類語や反対語は?

つぎに、無病息災の類義語、反対語についても見ていきましょう。

【類語】一病息災

無病息災の類語として「一病息災(いちびょうそくさい)」を挙げることができます。一病息災とは、ひとつくらいの病気があるほうが健康で長生きできるという意味の言葉です。

無病とは異なり病気がある状態ですが、病気があるからこそ体を養生し、その分、健康な暮らしが見込めます。例えば次のように使うことができるでしょう。

・【一病息災】というのは本当だ。小さいときから喘息気味なため、何かあるとすぐに病院に行くものだから早期発見・早期治療ができ、大きな病気をしたことがない。

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【類語】無事息災

そのほかの類語として「無事息災(ぶじそくさい)」を挙げることができます。病気などの心配事がなく、元気に生活している様子を指す言葉です。

ただし、無病息災という言葉はさまざまな災いの中でも病気がないことだけを指しますが、無事息災は病気やそのほかの災いもないことを指すので、健康面以外にも不安のない状態を表しているといえるでしょう。例えば次のように使えます。

・長く音信が途絶えていた親戚から、【無事息災】で暮らしているとのハガキが届いた。心配していたので、ほっとした。

【類語】息災延命

また、「息災延命(そくさいえんめい)」も無病息災の類語です。災難がなく、長生きすることを意味する言葉で、神社などで祈願をするときにも用いられます。

病気以外の災いもない状態を示すので、無病息災よりは無事息災のほうが近い意味といえるかもしれません。例えば次のように使えます。

・ご利益があると評判の神社に行った。特に神様にお願いしたいことはなかったので、【息災延命】を祈った。

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