相手を束縛しない
自由人は他人に束縛される状況も、束縛しようとする人も苦手です。自分の行動に口を出してくる人に対しては、面倒に感じて距離を取ろうとすることも。
自由人の言動に触れると、つい本人のためを思い、社会的な常識や慣習を引き合いに出してアドバイスしたくなるかもしれません。しかし、相手にとっては大きなお世話で、放っておいてほしいと思われてしまう可能性もあります。
あまりに干渉が多いと、人間関係がこじれる可能性もあるため、本人の好きにさせておくにこしたことはありません。ハラハラするかもしれませんが、自由な環境でこそ力を発揮できるものと考えて、おおらかに接しましょう。
自分も意見をはっきり伝える
自由人に自分の意見を伝えても、意味がないのではと不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、過度に遠慮しなくても大丈夫です。自分の気持ちを大切にする自由人は、他人の気持ちもきちんと尊重できる人が多いのです。
束縛や干渉は嫌いますが、他人の意見まで否定する気はなく、むしろはっきりと言ってくれる方がよいと考える傾向にあります。相手の考え方を受け入れつつ、こちらが伝えるべきことは、しっかりと伝えるようにしましょう。
ただし、こちらの意見を受け入れることと従うことは、別の話です。言いたいことを伝えたら、あとは本人に任せるしかありません。
【目次】
自由人になるには
自分も自由人になりたいという願望を持つ人も、多いのではないでしょうか。自由人の特徴を真似すれば、少しの間なら「自分らしい」行動ができるかもしれません。
ただし、真似ているだけでは、本当の意味での自由人になるのは困難です。また、自由人を続けていくには、自分の行動に責任を持つ覚悟が必要です。
本当の自由人になるために、押さえておきたいポイントを解説します。
自分の気持ちを大切にする
どんなときでも、自分の気持ちを大切にすることが、自由人の証です。物事を決断するときには、「自分はどうしたいのか」を優先して考えるようにしましょう。前例や周囲の意見に惑わされていては、自由な生き方とはいえません。ただし、いくら自分の気持ちを大切にするといっても、他人に迷惑をかけるのでは、ただのわがままになってしまいます。
また、自由は「よいこと」ばかりではありません。行動した結果、周囲から批判や誤解を受ける可能性も十分にあります。自由の悪い部分も覚悟した上で、正しく決断・行動できるのが本当の自由人です。
「こうあるべき」思考を捨てる
自由人に憧れる人の多くが、「こうあるべき」という思考に捉われがち。母親だから育児・家事を完璧にこなすべき、夫だからお金を稼いでくるべき、部下は上司の指示に従うべきなど、世の中は「こうあるべき」思考があふれているのが現状です。
こうした思考に捉われると、できない自分を責めて、さらにがんじがらめになってしまいます。自由人は、「こうあるべき」思考にとらわれません。
多少常識からはみ出ても、「まあいいか」「こういう生き方もある」と前向きに捉えられる人が多いのです。自由人になりたいなら、まずは「こうあるべき」思考を捨て去りましょう。自分はもちろん、他人に対しても「こうあるべき」思考で接しないことが第一歩です。人生には決まった枠などなく、いろいろな可能性があることを頭に入れておきましょう。
アイキャッチ/(C)Adobe Stock
▼あわせて読みたい