パートナーが元恋人に未練があるのでは?と感じたとき
パートナーの元恋人のエピソードを聞くだけでも嫉妬してしまうと言う人は少なくないよう。
パートナーとの現在の関係に自信が持てていないため、「過去の恋人と自分とを比べているのでは」と気になったり、「まだ過去の相手のことを好きなのかも」「彼が一番愛したのは自分ではないのかも」などと、面識がなくても勝手にライバル視してしまうことも。
職場の人や友人に嫉妬してしまう状況
同僚の評価や成功
周りが評価されたり成功したりしたときというのは、嫉妬してしまいがちなシーンです。
例えば同じ時期に入社した同僚が自分よりも先に出世したら、同じスタートラインにいたはずなのに…と先を越された気になってしまいます。成功した人と自分を比較したとき、自分が「劣っている」ように認識してしまい、嫉妬心が起こるようです。
キレイでおしゃれを楽しんでいる女友達を見たとき
キレイでおしゃれな女友達を見ると、どんなに仲が良くてもついつい嫉妬してしまうという人もいるでしょう。
大嶋先生によるとこれは、「周囲の愛情を横取りされる」感覚が働いているよう。自分よりも魅力的にうつるもの(や人)が近くにある(いる)と、防衛本能から嫉妬という発作を起こすのだとか。
嫉妬心をコントロールする方法
嫉妬が起こるには条件があることを知る
大嶋先生曰く、嫉妬するには条件があるのだそう。
「それは、相手が自分より格下と思っているということです。〝格下〟の相手が、自分よりも優れたものをもっていると思うから、嫉妬が起こるのです」(大嶋先生)
一般的に人間は、自分のことを「平均よりも上」だと思っていることが多く、これが嫉妬を起こしやすくするのだとか。
「普通の人は、優劣の錯覚という、自分は優れていると感じる機能が脳についているため、どこにいても〝自分は平均よりも上〟と思っています。特に、日本は世界的にみても中間層が多く、教育の場でも平等と教えられているので、〝自分は普通よりも上〟と思いがち。これがあるせいで嫉妬の発作を起こしやすくなっています。
逆にいうと、とびぬけて優れている人に対しては、嫉妬の発作はおきません。例えば、メジャーリーグで活躍したイチロー選手に嫉妬する人はほとんどいませんよね」(大嶋先生)
つまり嫉妬が起こる時点で、自分に自信を持っているということ。相手に嫉妬しているのを感じたら、自分をもっと高められるよう、努力する方向にシフトできれば良いのではないでしょうか。
自分を客観的に見てみる
嫉妬心を自分の向上心に変換するなどポジティブに働かせれば良いですが、どうしても抑えられなくなってしまったときは、一度自分を冷静に客観視してみてはいかがでしょうか。
まず、自分が持っているもののことを考えてみます。
自分の魅力や環境、置かれた立場などを振り返ってみてください。そうすれば、何か一つでも恵まれていることに気づくはず。自分にも良いところがあるとわかれば、前向きになるし感謝の気持ちも湧いています。
たくさんあるはずの自分の長所に気づかず、短所ばかりに目を向けていては嫉妬心はおさまりません。
嫉妬してしまっていることに気づいたら、自分を俯瞰するクセをつけてみましょう。きっと少しずつ今の自分を受け入れて、自信が出てくるはずです。