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2021.05.23

台湾の出産・子育て事情って?「坐月子」体験記

台湾で2人の男の子の子育て真っ最中の神谷知佳が台湾の育児事情などについてお届けします。

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コロナ禍という不安の中、台湾での出産体験

新型コロナ対策優等生と言われる台湾ですが、ここにきて感染者増となり市民の警戒度は一層高まっています。そんなコロナ禍の中、8年ぶりの出産をここ台湾で経験しました。妊娠から出産まで、日本とは様々な違いがありましたが、その中でも退院後経験した産後ケアセンターについてお話したいと思います。

月子中心の至れり尽くせりな生活

台湾などの中華圏では、産後1ヶ月ほどの期間にしっかり静養する「坐月子(ズオ ユエズ)」と呼ばれる習慣があり、この期間をしっかり過ごせば更年期を楽に過ごせると言われています。日本でいう「産後の肥立ち」と同じですね。

自然分娩の場合、台湾の病院は産後3日で退院になります。退院後は「月子中心」と呼ばれる産後ケアセンターに移動し、2週間〜1ヶ月程度プロのケアを受けながら、静養期間を過ごすママが多くなってきています。

月子中心の部屋はホテルより広く清潔で毎日お掃除が入り、とても快適に過ごせます。部屋には産後院らしく搾乳機や消毒機も備えてあります。

赤ちゃんは看護師さんがベビールームで24時間体制でお世話をしてくれるのでとても安心。授乳時は部屋に電話があり、部屋まで赤ちゃんを連れてきてくれます。夜も同室希望かどうかリクエストが出来るのですが、私は疲れ切った身体を癒すため、22時以降はベビールームにお任せしていました。

ママの産後の身体のチェックやおっぱいマッサージまで看護師さんが毎日部屋を巡回し、ケアをしてくれるので8年ぶりとなる久しぶりの出産でしたがとても心強かったです。

また、コロナ禍での滞在だったため親族以外の訪問者NG。お兄ちゃんと赤ちゃんの接触禁止等特別ルールがあり、「きっと暇だろうな〜」と出産前は思っていましたが、ケアセンター内で無料のママ教室やヨガ教室、SPAなどもあり、飽きないようなプログラムが設定されていて意外と忙しかったです。

食事は3食+おやつ+夜食の5回

産後の身体の回復とおっぱいの出を良くするための漢方食をもとにした月子食。身体の毒素を出す時期、子宮を収縮させる時期等、身体の回復に合わせた栄養ばっちりのメニューになっています。

が…元々偏食気味の私には、味付けが薄く、クセの強い漢方食が合わないのでUber Eatsで外からデリバリーしてしまうこともありました)。

ちなみに月子中心の価格は場所や施設にもよりますが、30,000円/日〜という感じでとても高額。台湾人ママは妊娠発覚と同時に月子中心の予約をするらしく、妊娠6ヶ月で探し始めた私は完全に出遅れ、安いところはすでに予約でいっぱいでした。皆さん大体2週間〜1ヶ月程度滞在されるので、トータルですごい金額に…。

当初は日本へ里帰り出産が出来ない状況だったため不安でしたが、月子中心での滞在は「天国!」でした。

台湾での子育て

また台湾での子育てですが、とても育てやすい環境だと思います。一旦外に出ると公園でもスーパーでもベビーカーを覗いて「何か月?男の子?女の子?」ととても興味津々の台湾マダムがたくさん話しかけてくれます。

高級そうなレストランでも赤ちゃんOKのところも多く、赤ちゃんが泣き出しても他のお客さんから文句を言われたり…なんてことは聞いたことがありません。

何よりママがありがたいのは台湾の病院の診察時間。診察時間は午前・午後・夜とあり、朝は8時頃から、夜は21時くらいまで診察可能な病院が多く、土曜日の診察をしているところも多く見られます。

台湾では早期教育に熱心なため、幼稚園からみっちり学習する時間がある園が多く、私立小学校の中には午前午後で言語が変わり、中国語と英語でそれぞれ授業が行われるバイリンガルスクールも多くあります。そのため子どもの頃から中国語+αの二言語が話せる子も多く、びっくりすることも。

台湾で暮らし始めて約3年、しばらく日本へ帰ることはできそうにありませんが今後も台湾の子育て情報をお届けする予定なのでぜひともお付き合いください。

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ライター

神谷知佳

台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。

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