距離を置いて接する
前述したように、脳が「苦手」と判断すると相手の嫌な部分ばかり目につくようになります。相手をこれ以上嫌いにならないためにも、「苦手な人」とは距離を置いて接することが大切です。
職場であれば、業務に関することのみでお付き合いするように心がけましょう。相手と距離を置くことで、苦手意識から逃れることができます。
相手を変えようとしない
「苦手な人」の嫌な部分を変えようとがんばると、かえって自分が疲れてしまいます。他人の性格や態度を変えるのは、簡単なことではありません。
「苦手な人」と上手に付き合うためには、相手を変えようとするのではなく、自分の心持ちを変化させていきましょう。相手の嫌いな部分への執着心を手放せば、自分の心もラクになります。
相手に流されないように心がける
いつの間にか「苦手な人」のペースに流されていないでしょうか。相手がネガティブなことばかり言う人の場合、自分の気持ちが落ち込むこともあるかもしれません。
「苦手な人」に自分の心や生活のペースを乱されるのは、もったいないことですよね。「苦手な人」に流されないよう、自分自身の考えをしっかりと持ちましょう。ときには「それはできない」ときちんと断ることも、大切なポイントです。
新しい人間関係を作る
「苦手な人」のことばかり考えてしまうときは、新しい人間関係を作りましょう。職場に「苦手な人」がいる場合は、プライベートで新しい趣味を持つのもおすすめです。
新たなことへの興味やポジティブな人間関係が、「苦手な人」への意識を遠ざけてくれます。生活に変化が生まれ、新たな楽しみを見つけるきっかけにもなりますよ。
相手を客観視する
「苦手な人」と上手に付き合うためには、相手を客観視することも大切です。「なんでこんな人なんだろう」と嫌な部分を意識するのではなく、「こういう人なんだな」と第3者の目線でとらえてみましょう。
相手の嫌な部分にとらわれていた感情がやわらぎ、「苦手な人」を意識せず過ごせるようになりますよ。
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「苦手な人」を英語で伝えるなら?
「苦手な人」と誰かを指すときには、「I don’t like him」(彼が嫌い)が直接的な表現になります。もう少しソフトに伝えたいときには「go(get) along with 〜」で「うまく付き合えない」と表すのもおすすめです。
・I can’t go along with him.
(彼とはうまく付き合えないんだ)
・I can’t get along with my boss.
(上司とうまく付き合えない)
また、以下のように苦手と感じる部分を具体的に伝えることもできます。シーンに応じて、何が苦手なのかを表現できるようにしておきたいですね。
・I hate people who smoke cigarette.
(たばこを吸う人は苦手なの)
・She makes me tired.
(彼女といると疲れるの)
・I can’t relax when I am with her.
(彼女といるとリラックスできないの)
「苦手な」という英語表現には「be bad at」や「be not good at」が用いられます。ただし、これらは以下のように「~が苦手」という意味で使う表現です。
・I am bad at playing piano.
(私はピアノを弾くのが苦手だ)
・I am not good at chocolate.
(私はチョコレートは苦手です)
「苦手な人」との接し方を知って人間関係を円滑に
万人に好かれる人がいないように、誰もがひとりは「苦手」と感じる人がいるものです。「苦手な人」と上手に付き合うためには、相手を変えようとするのではなく自分が変化がする必要があります。今回ご紹介した対処法もそのひとつ。多くの人と関わる大人こそ「苦手な人」との接し方を身に付け、円滑な人間関係を築いていきたいですね。
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