「チャラい」とはちゃらちゃらした様子のこと
「チャラい」とは、浮ついた状態や軽薄な様子を示す「ちゃらちゃら」という擬態語を形容詞化した言葉です。そのため、浮ついた状態が見られるとき、また、軽薄な様子を感じるときは、「チャラい」と表現することができるでしょう。
ただし、辞書的な言葉というよりは俗語として使われることが一般的なので、友人との会話では問題はありませんが、上司や目上の人との会話には使わないほうが良いかもしれません。
■主に見た目について指す言葉
「チャラい」は、主に見た目について使われる言葉です。例えば次のように使われることがあります。
・彼の私服を見たことがありますか?意外とチャラいんですよ。
・チャラい格好の男が店に入ってきた。
軽薄で浮ついた感じのする服装をしているとき、あるいは浮ついた印象を与えるメイクやアクセサリーなどを選んでいるときは、「チャラい」と表現できます。
■態度に対しても使われることがある
「チャラい」は必ずしも見た目について使われる言葉ではなく、態度に対して使われることも少なくありません。例えば次のようなシチュエーションでは、態度に対して「チャラい」という言葉が使われていると考えられます。
・彼はあなたにも声をかけたの?私にも「かわいいね」って声をかけたわ。本当に彼はチャラいわね。
・また彼女は隣の男の肩に手を置いている。いつもながらチャラい態度だ。
このように軽薄で浮ついたような態度を示しているときは、「チャラい」と表現されることがあります。
チャラい人に見られる5つの特徴
周囲から「チャラい人」と言われる人には、共通して見られるポイントがいくつかあります。特に次の5つは、チャラい人によく見られる共通点といえるでしょう。
1. 派手な服装
2. 気崩しすぎたスタイル
3. パートナーがいるのにナンパする
4. ボディタッチが多い
5. いきなり親し気に話す
それぞれ具体的にはどのような状態なのか見ていきましょう。
1. 派手な服装
見た目で「チャラい」と判断されることが多い人は、派手な服装を好むことがあります。例えば短すぎるスカートや、チェーンやスタッズが大量についたジャケット、穴あきが多すぎてどこに足を通すのか分からないようなジーンズなど、決して落ち着いているとは表現できない服装は、チャラい人によく見られるファッションです。また、鮮やかな原色や大柄のプリントも、チャラい人に好まれる傾向があります。
2. 着崩しすぎたスタイル
シャツのボタンを1つ開ける程度であれば、「チャラい」とは言えないかもしれません。しかし、2つ、3つと開けると徐々にチャラい服装に近づいていきます。このように、ちょっと気崩す程度ではなく気崩しすぎていることは、チャラい人によく見られるスタイルです。
また、髪の毛を少し明るくするのではなく、明るすぎる色合いにカラーリングすることも、チャラい印象を与えるでしょう。チャラいと思われたくない場合は、服装や髪色などにおいて「しすぎないこと」を心がけることができるかもしれません。
3. パートナーがいるのにナンパする
「チャラい」という言葉には、生活態度や倫理観がいい加減というニュアンスもあります。例えばパートナーがいるのにナンパをしたり、出会いの場に積極的に出席したりすることは、チャラい態度だと考えられるでしょう。
自分のパートナーが「チャラい」と言われているのはあまり嬉しいことではありません。生活態度や倫理観について「チャラい」と言われないように、自分自身がパートナーに誠実な態度を取るように心がけましょう。
4. ボディタッチが多い
ボディタッチが多い人も、浮ついたチャラい印象を与えることがあります。そこまで親しいわけではないのに肩に手を置いたり、すぐに手を握ろうとしたりする人は、周囲からも「チャラい」と判断されるでしょう。
元々日本にはハグや握手で挨拶をする習慣はなく、少し離れた位置でお辞儀をすることが一般的です。親しくなるまでは、ボディタッチは控えるほうがチャラい印象を与えずに済むでしょう。