parkERs(パーカーズ)のプランツコーディネーター・市野澤未和さんに休日の過ごし方を聞いてみた
8:00 起床
少し遅く起きた朝は、目が覚めたらカーテンを開けて陽の光を部屋の中に取り込みます。植物にも「今日は明るいよー!」と話しかけるように、太陽の光をいっぱい浴びせてあげましょう。曇りや雨の日は難しいですが、日々の天気の変化を楽しく感じてみてください。
8:10 換気して新鮮な空気に入れ替え
窓をあけて風通しをよくし空気の流れを作ってあげましょう。ちなみに冬場は寒いのであまり窓を開けなくて大丈夫。結露するような窓際に植物を置いている場合は、冬場は窓際から離して寒さから守ってあげましょう。
9:00 朝ごはんの支度
丁寧にコーヒーを淹れて、ゆっくり朝ごはんタイム。食べおわったら、植物にも栄養補給をしてあげましょう。鉢に植えている植物には水やりを。植物の状態を見て、水が足りてなさそうな時は水やりをする程度でOK。
水の乾きが早い夏なら毎日あげますが、冬場などは1週間に一度くらいで済ます場合も。鉢の大きさによっても水やりの頻度は変わります。目安は土の中に割り箸を優しく挿して取り出したとき、割り箸に土がついてこないようならお水をあげましょう。このとき根っこを傷つけないように注意してください。
また葉っぱにホコリがたまると、虫が発生しやすくなることがあるので、葉には霧吹きをかけてあげます。植物は根っこからだけでなく葉からも水分を吸収するので、元気に育てるための秘訣でもあります。特に新芽が生えてきた時はより水分を必要としているので、新芽めがけて水をたっぷり吹きかけてください。
10:00 おでかけの準備
着替えたり、お化粧をしたり、自分の身支度をするのと同様に、植物の身支度(=お手入れ)もしてあげましょう。そのとき目が届かないところに植物を置いていると、存在を忘れて管理するのを忘れてしまうことがあります。日々のルーティーン(動線)の中に植物を置くことで、距離が縮まり、日々の小さな変化に気づくことができます。
アクセサリーや洋服を毎日の気分や目的に合わせて選ぶのと同じような感覚で、お気に入りの植物を愛でてあげましょう。
10:15 新芽を発見!傷んだ葉は取り除きましょう
春先や夏にかけては、植物はぐんぐん育っていきます。新芽の動きも活発なので、朝新芽が出ていることに気づいた日は気持ちも豊かに。
→ 水分不足が原因で黄色くなってしまった葉は、また緑に戻ることはないので思い切って取ってあげましょう。
11:00 出発
日中家をあける時は、カーテンを閉めたりして室内が暗いので、植物のためにライトをつけてあげて出発。日当たりがあまり良くない部屋でも、ライトを補填してあげればちゃんと育ってくれます。
〜 植物との生活で心豊かに過ごす 〜
植物が家の中にあることで、家具や家電など直線で覆われがちな空間の中に植物の有機的な曲線が入り、部屋の印象が柔らかくなり、また立体感も生まれます。日々お世話をしてあげて、一緒に育っていく感覚は、ペットがいるのと同じ感覚に近いです。
毎日忙しい日が続くママさんは多いと思いますが、せわしない生活の中に、自然に目を向けてホッと一息つく時間を取り入れると心豊かに過ごせるはず。無理のない程度に植物のある生活を楽しんでみてください!
今回ご紹介したプランツコーディネーターの市野澤未和さんがショップマネージャーを務める観葉植物のオンラインショップがオープンしたので、とっておきの一鉢をお探しの方はこちらもぜひチェックください。
撮影/木村雄司(木村写真事務所)、その他
監修/parkERs(パーカーズ)市野澤未和
構成・文/parkERs(パーカーズ)森美波
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parkERs(パーカーズ)
フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を展開するパーク・コーポレーション の空間デザインブランド。「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、公園の心地よさを室内に取り込むデザインを追求。都会の中では気づきにくくなった自然をデザインによって身近にし、「人の感覚を呼び起こす空間デザイン」で新しい価値を生み出している。
市野澤未和(左)
プランツコーディネーターとして、都市部の室内を中心に植物を用いた空間デザインを手がける。
森美波(右)
「公園の心地よさを表現する空間デザイン」に携わる中で得た気づき・最新情報等を発信。
HP:https://www.park-ers.com/
Instagram:https://www.instagram.com/parkers_official/