そもそも「IQ」って何？ IQが高い人の特徴とは

【目次】

「IQが高い人」と普通の人との違いは？
「IQ」を高める方法は？
「 IQの高い有名人」って？
最後に

「IQが高い人」と普通の人との違いは？

「IQが高い人」は先天的要素が強いようです。一般人と比較してどのような違いがあるでしょう？

「IQが高い人」が普通の人と違うポイント

理解や判断のスピードがものすごく早い
抜群の集中力。ストイックに追求し続ける
感情に左右されず、上手にコントロールできる
つい結論を急いでせっかちになってしまいがち

理解や判断のスピードがものすごく早い

「IQが高い人」は、一般人よりも頭の回転が抜群に早いでしょう。瞬時に分析＆判断をして、結論を導き出す問題解決力。的確にスピーディに論点を見抜き、物事を理解します。一方、IQが低い場合、試行錯誤を繰り返して、ようやく同じような理解＆判断に至るため、同じ結論であってもとても時間がかかります。

抜群の集中力。ストイックに追求し続ける

物事に集中して取り組めるかどうかの違いもあります。「IQが高い人」は疑問を持つと、解決するまで妥協せずに追求し続ける特徴があるため、本人に自覚がなくても周囲にはストイックにうつります。集中している時に邪魔されると、怒る場合も…。それに比べて一般人は、一つの物事への集中力には限りがあり、注意力が散漫してしまいがちです。

感情に左右されず、上手にコントロールできる

「IQが高い人」と低い人の大きな違いが、感情に左右されるかどうかにあるようです。「IQが高い人」の場合、物事と感情を切り離して考える癖があるため、例え自分が失敗してもすぐ気持ちを切り替えることができます。一方で一般人は恋愛から仕事まで、感情が関連することも多々あります。失敗などを経験するとネガティブな感情を引きずり生活全般が悪循環に陥ることも、ありますね…。

つい結論を急いでせっかちになってしまいがち

「IQが高い人」は、仕事はもちろん恋愛に対しても結論を急ぐ人も多いよう。答えや目的のない行動は無意味と考えてしまうので、何事にも答えをすぐに出そうとしてしまいがちです。問題解決を目標とするために、周囲との会話が噛み合わないこともあります。

「IQ」を高める方法は？

IQは先天的な要素が強いと先述しましたが、後天的に高めることもできると言われています。ここでは、IQを向上させる方法を3つ紹介します（※以下に紹介する方法は2024年3月現在の情報に基づいています）。

運動をする

IQが高い人は記憶力がいいと先述しておりますが、記憶力は悲しいかな老化によって低下してしまうものです。その原因の一つとして、脳の部位である海馬容積の縮小が挙げられます。逆説的に考えれば、海馬を拡大することができれば、記憶力が改善されることになりますよね。

最近の研究によると、海馬の拡大にはBDNF（脳由来神経栄養因子）という物質が関係しているという結果が出ています。つまり、このBDNFが増えれば、海馬が拡大し記憶力は改善されるという説があります。

このBDNFを増やすために効果的な方法は、運動することだそうです。では、どんな運動が最適かと問われると、有酸素運動がいいとする説もあれば、高負荷の運動がいいという説もあり、現在のところは明確にはなっていません。いずれにしても、「運動を継続する」ことが大切です。自分好みの運動を見つけて、長く続けたいですね。

有名なところでは、ベートーベンは歩いているときに旋律を生み、スティーブ・ジョブズは散歩をしているときに新しいプロダクトの発想をしたというエピソードが残っています。こうしたことを考えると、現在の脳科学の研究結果に真実味が感じられますね。

参考：公立大学法人福島県立医科大学広報誌、新潟大学脳研究所

十分な睡眠をとる

「睡眠は大切だ」ということがさまざまなところで言われていますが、「一晩眠らないと、IQは1標準偏差値下がる」という研究結果が出ていることをご存知でしょうか？さらに、多くの人にとって理想的な睡眠時間は7〜9時間必要とも言われています。そうでありながら、ほとんどの人は十分な睡眠がとれていないそうです。

睡眠不足は、記憶が曖昧になったり、意思決定能力や集中力、創造力の低下を招くなど、ビジネスや学習にも深刻な影響を与えます。睡眠の重要性を考えると、しっかり睡眠をとりたいところですが、忙しくて眠れない場合はどうしたらいいでしょうか？そうした時は、仮眠をしたり、リラックスをする時間を確保することで、ストレスが解消され、脳が活性化すると言われています。

参考：CNN