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2021.07.10

豆腐のカロリー、「絹」と「木綿」で違うって本当ですか!?【素朴な疑問をメーカーの人にぶつけてみた!】

 

同じ豆腐でも、「絹と木綿ではカロリーが違う」というウワサが! どちらも大豆からできているのになぜカロリーに違いが出るのか、数多くの豆腐製品を扱う食品メーカー〝相模屋〟の広報、片岡玲子さんに伺いました。

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keiko kido
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「絹とうふ」と「木綿とうふ」でカロリーが違うのはなぜ!?

どちらも大豆からできているのに、同じ大きさでもカロリーが違うというのは不思議なもの。そこで今回は、豆腐のスペシャリスト、〝相模屋〟の広報、片岡玲子さんにその理由を教えてもらいました。

つくり方の違いでカロリーに差が生まれる!

「木綿とうふと絹とうふでカロリーが違うというのは本当で、その違いはつくり方にあります。豆腐の原料はご存じのとおり、大豆です。大豆からつくった豆乳ににがり(凝固剤)を入れ、加熱して固めて豆腐をつくるのですが、木綿豆腐は一旦固めた豆腐をくずし、その後、重しで圧力を加えて再び固めてつくります。一方、絹は豆乳ににがり(凝固剤)を入れ、加熱して固めてつくるもので、木綿のように一度くずしたりはしません」(片岡さん)

100g当たりのカロリーは「木綿72kcal」「絹56kcal」

「圧力を加えて固める際に水分や油分が抽出されることから、木綿は絹に比べて、同じ重量当たりのカロリーが少し高くなります。※100g当たりのカロリー 木綿72kcal 絹56kcal(出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂))また、このつくり方の違いによって、同じ重量あたりの栄養素の量も異なり、たんぱく質やカルシウムなどは木綿の方が多く含まれています」(片岡さん)

木綿とうふは圧力を加えて固めることで、カロリーだけでなく、栄養素も凝縮されるんですね。食感の違いしかないと思っていた「絹」と「木綿」の差がよく分かりました。

木綿とうふと絹とうふの使い分け

木綿と絹では食感が違いますが、それぞれどんな料理に合うのでしょうか?

「木綿とうふは、固めてから一度崩し、押し固めているため味しみがよく、また崩れにくいのが特徴。煮物や炒め物、豆腐ハンバーグにおすすめです。絹とうふは、なめらかでつるっとした食感が楽しめる、冷や奴やサラダ、汁物の具などのメニューによく合いますよ」(片岡さん)

知っているようで知らなかった豆腐の豆知識。次回は、使いかけの豆腐を上手に保存する方法を教えていただきます!

相模屋HP

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