揚げ物料理に使ったサラダ油の替え時は? 何回くらい使っていいの?
春巻きや天ぷら、コロッケなどを揚げる時に使うサラダ油。何度も使っていると、油が泡だらけになることも! そんな、知っているようで知らない油の替え時について、〝日清オイリオ〟広報の森井崇仁さんに聞きました。
使うたびに油にも疲れが! 3、4回を目安に取り替えるのがベター
「揚げ油の種類や揚げ種・温度・時間などによって使える回数は異なるので一概には言えませんが、使う回数を重ねれば、その分、油が疲れるのは事実。だいたい3、4回を目安に取り替えるとよいでしょう。必要以上の高温で揚げ物をしたり、揚げカスをそのままにしておいたりすると油の疲れを早めてしまうので注意してください」(森井さん)
疲れた油はここで見分ける
使用回数に関係なく、下記のような状態の油は疲れているもの。
1)嫌なニオイがする
加熱時に枯れ草や塗料のような油臭い、不快なニオイがするのは疲れた証拠。
2)色が濃くなってきた
疲れた油は色が濃くなります。とくに魚などの揚げ物をすると着色が強くなるので要注意。
3)泡が消えにくくなった
新しい油でも、天ぷらの衣に卵を多く使ったり、揚げ種によっては消えにくいカニ泡ができることがあります。
4)粘りが出てきた
温度が下がったときにねばりが出てきたら、油が疲れているサイン。
5)180度くらいで煙が出てくる
180度は天ぷらを揚げる温度。新鮮な油の場合、230から240度までは煙が出ません。
一度疲れた油は元には戻らないので、ひとつでも当てはまる場合は、新しい油に替えてくださいね!
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