最新モデルを買うなら10月ごろ
一方、最新モデルを購入したい場合には、10月ごろを狙うのがベストです。
冷蔵庫の新型モデルは、一般的に9~10月あたりに登場します。一つの家電メーカーにつき、4~6種類が発売されるでしょう。
9月から年末にかけては、最上位の高機能モデルからリーズナブルなモデルへ、順番にリリースされていくことがほとんどです。新商品のため、大幅な値引きは期待できない反面、最新機能が搭載された冷蔵庫を購入できます。
メーカーごとの新機能やデザインにこだわりがある人は、10月ごろが狙い目です。
新しい冷蔵庫が来る前の準備
冷蔵庫を購入したら、古い冷蔵庫を手放し、新しい冷蔵庫を迎え入れる準備をしましょう。冷蔵庫の搬入前にやるべきことを紹介します。
搬入日に合わせて食材を減らす
新しい冷蔵庫の搬入日が決まったら、1週間前あたりから冷蔵庫の中身を減らしていきましょう。
今ある食品を使い切り、新しい食品を大量に購入しないように心がけます。 特に、傷みやすい食品は冷蔵庫外での保管が難しいため、優先的に消費しましょう。余ってしまった野菜は、スープ・サラダ・煮物などに使用すると、一度にたくさん消費できます。
一時的にクーラーボックスを利用する方法もありますが、冷蔵庫内の全ての食材を入れるのは不可能です。食品をたくさん廃棄することにならないよう、前もって冷蔵庫の中身を減らしておきましょう。
前日には電源を落として水抜きする
古い冷蔵庫は搬出の前日に電源を切り、水抜きをします。冷蔵庫にたまった水を捨てていないと、移動や運搬の際に水がこぼれてしまうのです。
水抜きを行う際は、冷蔵庫の下にバスタオルや布などを敷いて、床がぬれたり傷ついたりしないようにしましょう。水抜き栓が付いている機種は、倒す前に取り外し、冷蔵庫本体をゆっくりと倒して水を抜きます。
冷蔵庫の下部や背部にある蒸発皿にたまった水も捨てておきましょう。蒸発皿の場所は取扱説明書で確認できます。また、自動製氷機能が付いている冷蔵庫は、給水タンクに入った水や氷も忘れずに処理しましょう。
参考:【冷蔵庫】引越しなどで冷蔵庫を運搬/移動する際の注意点は?|Panasonic
残った食材はクーラーボックスで保管
冷蔵庫を買い替える際は、事前に庫内を空にするのが理想的です。しかし、中には使い切りが難しい食品もあります。残ってしまった食品は、クーラーボックスや保冷バッグに十分な量の保冷剤を入れて、一時的に保管しておきましょう。
また、新しい冷蔵庫は届いてもすぐに使えるわけではなく、庫内が冷えるまで4~24時間以上かかります。前日に古い冷蔵庫の電源を抜くタイミングから考えると、余った食材は丸1日以上冷蔵庫外で保管することになるため注意が必要です。要冷蔵の食品や腐りやすいものは前もって消費し、極力減らしておくようにしましょう。
参考:【冷蔵庫】設置直後の冷蔵庫はどれくらいで使用できますか?|Panasonic
古い冷蔵庫の処分はどうしたらいい?
冷蔵庫の買い替えをする場合は、古い冷蔵庫の行き場を考えなくてはなりません。冷蔵庫はむやみに捨てられるものではないため、正しい処分方法を確認しておきましょう。
家電量販店に処分を依頼
家電量販店で新しい冷蔵庫を購入した場合には、古い冷蔵庫の引き取りを依頼できます。一般的には、冷蔵庫を購入するタイミングで、家電量販店のスタッフから案内されるでしょう。
冷蔵庫の引き取りには、リサイクル料や収集・運搬費用などがかかります。冷蔵庫の大きさやお店によって金額は変動しますが、約5000円~1万円の費用がかかることがほとんど。
家電量販店の中には引き取り手数料が無料だったり、下取りで割引したりなどのサービスを行っているところもあります。利用したい場合には、新しい冷蔵庫を購入する際に、お店のスタッフに確認しておくとスムーズです。
リサイクルショップを利用
費用をかけずに処分したいなら、リサイクルショップに売却する方法もあります。リサイクルショップによっては、無料見積もりや出張買取を行ってもらえるかもしれません。複数のお店から相見積もりをもらい、買取価格を比較して判断できるとベターです。
売却価格は冷蔵庫の機種やリサイクルショップによって異なりますが、新しい機種ほど高値になる傾向です。売却を検討する際には、冷蔵庫に貼られているシールや取扱説明書で、型番・年式を確認しておくとよいでしょう。
自治体の指定引取場所に持ち込む
自治体が指定する引取場所へ持ち込めば、比較的安い金額で処分できます。自分で指定引取場所へ持ち込む必要があるため、手間と労力はかかりますが、収集運搬料金はかかりません。リサイクル料金のみで済み、費用負担は抑えられるでしょう。
指定引取場所へ持ち込む際には、郵便局にある「家電リサイクル券」の振込用紙で、事前にリサイクル料金を支払います。振替払込受付証明書と冷蔵庫を、最寄りの指定引取場所へ持っていけば引き取ってもらえます。
不用品回収業者に依頼
不用品を回収している民間の業者に、冷蔵庫を引き取ってもらうことも可能です。粗大ごみシールを購入したり、引取場所まで運んだりする必要がなく、希望した日時に冷蔵庫を回収してもらえます。柔軟に対応してくれることが多く、最も手間がかからない処分方法といえるでしょう。
しかし、回収業者によっては、高額な費用を請求されてしまうケースもあります。特に、冷蔵庫のみの回収を希望する場合は、割高になってしまう可能性が高いでしょう。
新しい冷蔵庫を長く使うには
冷蔵庫は家電の中でも高価なため、できる限り長く使用したいものです。新しい冷蔵庫を長く使い続けるために、注意したいポイントを見ていきましょう。
ドアの開閉は最小限に
冷蔵庫のドアは、耐久性を考えて設計されているものの、大変繊細な部分です。
ドアにズレが生じたり、頻繁にドアを開けたりすると、室内の温かい空気が入り込み、冷却能力に影響してしまいます。庫内を冷却するためにコンプレッサーがフル稼働し、部品に負荷がかかるだけでなく、劣化も早めてしまうのです。冷蔵庫を長く使うためにも、ドアの開閉回数はできるだけ少なくし、静かに優しく操作するように心がけましょう。
また、あらかじめ何を取り出すか決めておくと、ドアの開閉回数を減らせます。冷蔵庫内を整理して、どこに何があるかを把握しておくのがおすすめです。
食材を詰め込み過ぎない
冷蔵庫に食材を詰め込み過ぎると、熱効率が下がってしまい、庫内を冷やすために多くのパワーが必要です。コンプレッサーを頻繁に稼働させることになり、劣化を早めてしまうでしょう。
冷蔵庫内は冷気が通りやすいように、普段から整理整頓を心がけ、食材を詰め込み過ぎないように注意しましょう。
定期的に掃除をしてきれいに使う
冷蔵庫内の冷気が出る場所に汚れが付着していたり、冷蔵庫の外側にほこりがたまっていたりすると、冷却や熱の放出がスムーズにいかないことがあります。また、ドアのゴムパッキン部分も汚れが付いていると、ドアがきちんと閉まらず、冷気が逃げてしまうのです。掃除をする際には、冷蔵庫の外や庫内の冷風口、ゴムパッキンの汚れを確実に取り除くようにしましょう。
定期的に掃除をすることで、冷蔵庫内が清潔に保たれ、冷蔵庫の不具合も早期に発見できます。早い段階で不具合を対処できれば、冷蔵庫自体の寿命を延ばすことができるでしょう。
汚れを放置しているとカビが発生!【冷蔵庫の掃除方法】基本的なポイント・タイミング・手順は?|Domani
熱いものは冷ましてから入れる
冷蔵庫に負担をかけないよう、食材はしっかりと冷ましてから入れましょう。冷蔵庫に温かいものが入ると庫内の温度が上がり、冷却させるためにファンやコンプレッサーがフル稼働します。部品に必要以上に負荷を与えてしまい、冷蔵庫の寿命が縮まってしまうのです。温めた後のスープやカレーなどは、人肌まで冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
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