「ご連絡申し上げます」
「ご連絡申し上げます」は謙譲表現で、「ご連絡いたします」よりもさらに丁寧な言い回しになります。かなり丁寧な表現なので日常会話ではあまり使われません。しかし、ビジネスシーンでは使える表現ですので覚えておきましょう。
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使い方を例文でチェック
ここでは、相手を不快にさせない「ご連絡差し上げる」の使い方を紹介します。「ご連絡差し上げる」を使うことで、失礼な印象にならないか不安な方は要チェックです!
「先日ご連絡差し上げました通り、下記の日程でよろしくお願いいたします」
就活の面接や会議の日程の確認に使えるのがこのフレーズ。「先日ご連絡しました通り」よりも敬意が伝わり、良い印象を与える表現です。
「こちらからご連絡差し上げるべきところ、大変申し訳ございませんでした」
「ご連絡差し上げるべきところ~」は、連絡しなくてはならなかったのに、何らかの事情でできなかった際に使います。謝罪や感謝の言葉と一緒に使うのが一般的です。
「ご連絡差し上げるのが遅くなり、申し訳ございません」
何らかの事情で連絡するのが遅くなってしまった際に使えるフレーズです。遅くなってしまったことに対する謝罪の言葉と共に使うことで、誠意の伝わる丁寧な表現になりますよ。
英語表現とは?
「ご連絡差し上げる」は英語で何というのでしょう? 知っておくことで、海外の方が相手でもスマートにやりとりできますよ。
1:「I will contact you later.」 (後ほどご連絡差し上げます)
英語に謙譲表現はないため、連絡をすることが相手に伝わる表現であればOKです。“will contact you” は、どの手段で連絡しても使えるため、「ご連絡差し上げる」の英語表現の中で最もよく使われます。
2:「I will get back to you by Friday」 (金曜日までにご連絡差し上げます)
質問などに対して、その場で解答できない時に使える表現が“I will get back to you” 。例文のように、いつまでに連絡するのかも一緒に伝えると、相手を不安にさせず好印象ですよ。
3:「I will e-mail you later.」 (後ほどメールでご連絡差し上げます)
連絡手段が決まっている場合は、その手段を示す単語を使うことができますよ。メールの場合は“e-mail” 、電話の場合は“call” などが挙げられます。
終わりに
「ご連絡差し上げる」は謙譲語でありながら、上から目線な印象を与えてしまうこともある表現でした。だからこそ、使い方をしっかりチェックしておきたいですね。
さらに、言い換え表現も覚えておくことで、相手や状況に合わせて適切な言葉遣いで対応することができます。「ご連絡差し上げる」を使いこなして、スマートなやりとりを心がけましょう!
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