3.人に対して公平に接する
品がある女性は人に対して公平な態度で接します。相手によって態度を変える、えこひいきする、偉ぶるといったことがありません。ある程度の人数が集まると、派閥ができるのが人間社会の常です。派閥ができると、ボスキャラと子分という関係が生まれます。しかし、品がある女性は派閥からも一定の距離を上手に取ることができるのです。
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品がある女性になるためにすべき7つのこと
品がある女性になるのはけして簡単なことではありませんが、日々の努力によって品を身につけることは可能です。自分磨きを継続して、「品がある人」を目指しましょう。ここでは、品がある女性になるために意識したい、7つのことをご紹介します。自分にできることから挑戦してみてください。
1.教養を深める
品がある女性になるためには教養を深めることが大切です。教養とは「学問、幅広い知識、精神修養などを通して得られる心の豊かさや物事に対する理解力」と定義されています。勉強はもちろん、新聞や書物、ネットでの知識の収集から芸術に接することまで、実に多岐にわたっています。読書をする、美術館に行く、歴史のある場所を旅するといったことも教養を深める方法のひとつです。
教養を深めると、会話の話題が豊かになります。相手との共通の話題も増えるでしょう。また、さまざまなものの見方を知ることで、人としての幅が広くなることが期待できます。教養を深めるには時間や労力がかかるかもしれません。しかし好奇心を持ち、他人や社会に興味を持って日々努力をすることで、教養が身についていくのです。
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2.行儀作法や礼儀を学ぶ
行儀作法や礼儀を学ぶことは、品がある女性になるために大切です。行儀作法とはマナーのこと。挨拶の仕方、食事の仕方など、日常のちょっとした仕草や所作によって、品があるかないかの差がつきます。行儀作法や礼儀に関する本を読んで独学で勉強したり、ほかにはマナー教室に行くという方法も。茶道や華道、着付け、書道、日本舞踊などを習うと、礼儀の習得も期待できるため、日本の伝統的な習い事に通うのもおすすめです。
3.日本語の正しい使い方を学ぶ
品がある女性を目指すならば、日本語の正しい使い方を改めて勉強してみましょう。尊敬語と謙譲語の違いや細かな言葉遣いなど、無意識に間違った使い方をしている可能性も。基本から理解し、品のある会話を目指します。そのためには、話し方教室や日本語講座などのカルチャースクールが役立ちます。また普段から本をたくさん読む習慣をつけて、地道に語彙力を増やすことも有効と言えるでしょう。
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4.姿勢を良くする
品がある女性はスッと背筋が伸びています。品がある女性を目指すならば、姿勢を良くすることを常に意識しましょう。姿勢が良いか悪いかによって、相手に与える印象が大きく変わります。
立ち姿や座り姿、歩き姿など、さまざまなシチュエーションで鏡を見て、姿勢をこまめにチェックするといいでしょう。姿勢の良さは体幹の強さ、筋力、柔軟性によってもたらされるものでもあります。ヨガ教室、ストレッチ教室などに通うのもおすすめです。教室に通う時間が取れないという場合には、インターネットでヨガやストレッチのレッスン動画を見ながら、独学で学ぶ方法もあります。
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5.身だしなみに気を配る
品がある女性になるためには、身だしなみも重要です。相手に不快感を与えないように、細部まで注意するのがポイントです。髪型やメイク、服装はもちろんのこと、指や爪先、靴まできれいにしましょう。
ふとした時にバッグから取りだしたハンカチに、アイロンでつけた折り目があるだけで、品があるという印象を与えることができます。身だしなみに気を配るためには、それなりの準備が必要です。外出する場合には身だしなみを整える時間も想定して、早めに準備に取りかかるようにしましょう。
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6.整理整頓をする
品がある女性は、身の回りのものの整理整頓ができています。バッグの中身が整頓されずに、必要なものがすぐに取り出せないということがありません。普段から整理整頓をする習慣をつけておくだけでも、品がある女性に近づけます。整理整頓することは丁寧な暮らしをすること。丁寧な暮らしをすると、自然とおだやかな雰囲気が身に付きます。ゆとりと落ち着きが生まれて、周囲に対しても心地良い影響を与えられるでしょう。
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7.相手の気持ちを考える習慣を身に付ける
品がある女性は、他人の気持ちを考えることができる人物です。自分のことばかり考えずに、相手の立場に立って物事を考えます。「もし自分が相手の立場だったらどうだろうか?」と、常に考えるのはそう簡単なことではありません。視野を広くしたり、さまざまなものの見方を持つことも求められるでしょう。自分のためだけに行動するのではなく、社会のために、誰かのためにといった社会性や思いやりを、品がある人は大切にしているのです。
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品がある女性になるために読むべきおすすめ本
品がある女性には本がよく似合います。読書をすることで教養を深めることももちろん大切ですし、品のある人になるためのHow to本を読むと、具体的に何をすればいいのかが見えてきます。ここでは品がある女性になるために不可欠なマナーや礼儀が書かれている本と、品のある生き方を学べる本を併せて紹介しましょう。
マナーや礼儀が身に付く本4選
1.『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』
基本的なふるまい方にプラスして、気くばりについても解説した本です。シチュエーション別でどんなふるまいをするべきかのアドバイスが具体的に書かれているため、わかりやすく、実践しやすい内容になっています。著者の西出ひろ子さんはマナー講師、マナーコンサルタント、美道家として活動されています。
2.『正しい日本語の使い方 新装版』
日本語の国語教師である吉田裕子さんが書いたベストセラー『正しい日本語の使い方』を大幅に改訂した新装版です。読む・書く・聞く・話すという4つの日本語の使い方について、わかりやすく解説してあります。正しい日本語をしっかりマスターしたいときに知っておくべきことが学べる1冊です。
3.『図解 社会人の基本 マナー大全』
社会人のマナーを図解でわかりやすく解説している本です。大全というだけあって、お祝いからお悔やみまで、シチュエーション別で知っておくべきマナーが網羅されています。手紙や会話、言葉遣いのマナーについての解説もあるので、1冊手元にあると便利な本と言えるでしょう。著者の岩下宣子さんはNPO法人マナー教育サポート協会理事を務めている方です。
4.『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』
働く女性に焦点を当てたビジネスファッションのルールを解説した本。職場でのファッションを「戦略」という観点から説明しているところが特徴です。シーンに合うファッションがまとめられているので、服装のTPOで迷ったことのある方におすすめです。著者の大森ひとみさんは国際イメージコンサルタント協会会員、日本色彩学会正会員、日本マナー・プロトコール協会評議員を務めている方です。
品のある生き方を学べる本2選
1.『女性の品格』
昭和女子大学理事長・総長を務め、評論家として活動している坂東眞理子さんの著書であり、300万部突破の大ベストセラー作です。「約束を守る」「挨拶をきちんとする」「礼状を書ける」など基本的なことから生き方までがエッセイ形式で綴られています。2006年の作品ですが、品格についての普遍的な考え方や知識が学べる本です。
2.『置かれた場所で咲きなさい』
ノートルダム清心学園の理事長を務めていた渡辺和子さん著、300万部を越えるベストセラー作品です。人生において必要なことについて書かれており、品について学ぶことからさらに踏み込んで、生きるということについて考えさせられる1冊。「時間の使い方は、そのままいのちの使い方」など、含蓄に富んだ文章が綴られています。
自分磨きをして品がある人を目指そう
品がある人を目指すためには、日々の暮らし方を一度見直してみましょう。仕草や所作をはじめ、姿勢、身だしなみ、言葉遣い、会話の内容、人との接し方など人としてのあらゆる要素が関わってきます。品が身につけば、まわりの人の接し方も変わってくるでしょう。尊敬される、お手本にされる、好感を持たれるといったケースが増え、自信がついたり人生が豊かになります。品がある人になるための必須条件を1つだけ挙げるとするならば、向上心を持って行動すること。日々の中で自分磨きを継続し、品がある人を目指しましょう。
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