ビジネスで使う際は要注意!〝兼ね合い〟の正しい使い方や英語表現をご紹介 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE働く

2021.08.25

ビジネスで使う際は要注意!〝兼ね合い〟の正しい使い方や英語表現をご紹介

〝兼ね合い〟はビジネス文書や会話に多く使われる言葉です。ただ、比較対象として二つ以上の物がある時のみに使う言葉でもあります。今回は「兼ね合い」の正しい使い方やビジネスで使用する際の注意点をご紹介します。

Tags:

【目次】
「兼ね合い」の意味や読み方とは?
「兼ね合い」の使い方を例文でチェック
類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「兼ね合い」の意味や読み方とは?

「兼ね合い」はビジネス文書や会話に多く使われる言葉です。ビジネスシーンで正しく使うために、意味や語源、使う際の注意点をチェックしていきましょう。

兼ね合い

読み方と意味

「兼ね合い」は「かねあい」と読みます。意味は、「二つのものがうまくつりあいを保つこと。均衡(小学館『デジタル大辞泉』より)」。例えば、「良い企画だけれど、予算がオーバーする」などの様に、片方を取れば、もう片方が上手くいかない、という時もありますよね。この場合、「良い企画」と「予算」のバランスを「兼ね合い」といいます。

「兼ね合い」の語源とは?

「兼ね合い」は、「兼ねる」+「合わせる」で成り立つ言葉。「兼ねる」は「一つの物事が二つ以上の役割をすること」。「兼」という字には「かねる」や「二つ以上のものをあわせ持つ」という意味と、「~することが難しい」という意味があります。「~することが難しい」は「~し兼ねる」と表しますよね。

実は、「兼ね合い」とは、「~し兼ねる」と「合わせる」という言葉が合わさってできた言葉。「~し兼ねる」に「複数のものを一つにする」という意味の「合わせる」が組み合わさって、「一緒にすることが難しいことを合わせる」という意味になります。そして、それが転じて「兼ね合い」という言葉になったといわれています。

「兼ね合い」と「折り合い」の違いとは?

「兼ね合い」とよく似た意味で使う「折り合い」という表現があります。「折り合い」は、「譲り合って解決すること」。意見などが食い違った場合に、お互いが歩み寄り解決することをいう言葉で「折り合いをつける」などと表現されます。「兼ね合い」は「上手くバランスをとる」というニュアンスがあるのに対して、「折り合い」は「妥協点を見つける」や「譲り合う」というニュアンスを含む表現。また、「折り合い」は「折り合いが悪い」などというように、人間関係を表すことがあるのも特徴です。

ビジネス等で使う時の注意点

「兼ね合い」は、比較対象として二つ以上の物がある時のみに使う言葉。どちらを選ぶのかが明らかな場合に使うのは相応しくありません。

「兼ね合い」の使い方を例文でチェック

「兼ね合い」は、「釣り合いをとること」を意味する名詞。多くの場合、「兼ね合いを取る」や「兼ね合いをみる」などのように、「兼ね合い」の後には動詞や形容詞が続きます。では、実際に「兼ね合い」をどのように使うのか例文をみていきましょう。

兼ね合い

1:「商品の品質とコストの兼ね合いを図る」

「図る」は、「実現しようとすること」「意図すること」という意味。「兼ね合いを図る」とは「均衡を保とうとする」ということを表しています。こちらの例文の場合、「商品の品質と、かかるコストのバランスをとろうとする」ということを表していますよ。

2:「日程は先方との兼ね合いをみて決定する」

「兼ね合いをみる」とは、バランスや釣り合いが取れているか確認するという意味で使います。このフレーズは、「こちらの予定と相手の予定の釣り合いを確認してから、日程を決める」という事を伝えています。

3:「双方の意見の兼ね合いをつけることが難しい状況」

「兼ね合いをつける」とは、「釣り合いが取れた状態にする」ということ。この例文は、「対立する意見の釣り合いを取ることが難しい」ということを表しています。

4:「その件は、取引先との兼ね合い上難しい」

「兼ね合い上」とは、「釣り合いやバランスを考慮した結果」という意味。この例文は「取引先との釣り合いを考えた結果、その件をおこなうことは難しい」ことを伝えています。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

ビジネスシーンでは、微妙なニュアンスで言い回しを変えたい時もありますよね。そのような時に、言い換え表現を理解しておくと、いざという時に便利ですよ。

1:「均衡」

「均衡(きんこう)」は、「複数の物事の間に力や重さのバランスがとれていること」。「均」という字は「ととのえる」「釣り合っている」という意味があり、そして、「衡」の文字にも「釣り合い」という意味が含まれています。主に、数量や力のバランスがとれていることをいう表現。「均衡を取る」や「均衡を保つ」などのように使われます。

2:「釣り合い」

「兼ね合い」や「均衡」はビジネスシーンに多く用いられる言葉ですが、それに比べて「釣り合い」は、日常会話に用いられることがが多い言葉。「つりあうこと」や「調和」を表し、「力の釣り合い」というように「物体の力学的な平衡」という意味も含む表現です。

3:「バランス」

「バランス」の語源は、「天秤」や「二つの皿」という意味のラテン語、「bilanc」。「バランスをとる」や「バランスを崩す」というように、カタカナ英語として日本でも定着していますよね。「バランス」は、物理的な安定を示す他、「バランスをとりながら歩く」や「心と身体のバランス」というように身体の動きや精神的な安定を表すこともできます。

英語表現とは?

「兼ね合い」を英語で表す場合、「均衡」や「釣り合い」という意味の「balance」を使って表すことができます。

兼ね合い

1:「balance between A and B 」

二つの物事の兼ね合いを表現したい場合は、「balance between A and B 」(AとBとの兼ね合い)とします。

(例)balance between work and family.(仕事と家庭との兼ね合い)

2:「find a good balance 」

find a good balance」は「兼ね合いをとる」というニュアンスを表します。

(例)find a good balance income and expenditure .(収入と支出の兼ね合いを取る)

最後に

仕事をする上で、釣り合いやバランスを考えることは常に付いて回ることではないでしょうか。そんな時に「兼ね合い」の使い方をマスターしておくと、とても便利。そして、「兼ね合い」は、会議やビジネス文書などで多く使われるため、正しく使うことができるようにしておきたいですね。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています
〝お送りいたします〟ってそもそも正しい?ビジネスで使用する際の注意点をご紹介
【ご返信】←正しく使えてる? ビジネスでの使い方をご紹介

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事