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2021.08.15

自炊よりテイクアウトの方が経済的!? 意外と知らない台湾の物価事情

 

台湾で2人の男の子の子育て真っ最中の神谷知佳が、意外と知らない「台湾の物価事情」についてお届けします。

台湾の物価は日本と比べて安いって本当?

台湾は日本と比較して物価が安いイメージをお持ちではないでしょうか? 台湾旅行でみなさんが楽しむ屋台やタピオカドリンクは日本よりも安く購入出来るため、物価が安いイメージがありますよね。

台湾 物価

では実際に台湾で暮らしてみると、台湾の生活に関する物価はどうなのでしょうか? それでは日本と台湾の値段の違いについてご紹介していきます!

まずは月収について

日本の月収中央値は約29万円程度ですが、台湾の月収中央値は約4万元(約16万円)。年収だと190万円程度と言われており、日本と台湾でこんなに大きな収入差があることを頭に入れて台湾の物価をご覧ください。

ここ数年台湾では、徐々に物価は値上がりしており、飲食店、スーパーマーケット、交通費、お土産など、ほとんどの物が値上がりしている状況です。

意外と日本よりも物価が高い物がたくさん

【スーパーマーケット】

※主婦の強い味方、台湾でチェーン展開しているスーパー「全聯福利中心」で調べました

▼鶏卵(Mサイズ10個入):70元~100元(約280円~400円)

台湾 物価

▼牛乳(936ml):80元~100元(約320円~400円)

台湾 物価

▼スライスチーズ(12枚入):100元(約400円)

台湾 物価

▼りんご(ニュージーランド産):27元/個 (約108円/個)

台湾 物価

▼紙おむつ(パンパースMサイズ64枚入):419元(約1676円)

台湾 物価

台湾の屋台は確かに日本より安いのですが、スーパーにある乳製品のほとんどは外国からの輸入に頼っているため、価格が高くなっています。屋台でテイクアウトをした方が、自炊するより安く済むのは、台湾七不思議の一つです。

ベビー用品は日本製が人気

台湾 物価

紙おむつや離乳食など、ベビー用品は日本製の人気が高く、数多くの日本製品が輸入されていますが、その分割高な価格設定となっています。

【タクシー】

・初乗り(1.25Km):70元(約280円)
その後、250m毎、または時速5km以下で1分40秒ごとに5元(約20円)ずつ加算されていきます。23時〜翌6時までは深夜料金として20元(約80円)が加算されます。

台湾のタクシー料金は1000円で約16.4kmに対し、東京のタクシーは1000円で約2.89kmなので、約5倍以上の差があることになります。タクシーは断然台湾の方がお得ですね!

【マクドナルド】

・台湾のビックマック(大麥克)は単品で72元(約288円)

日本のビックマックは単品で390円なので、これも台湾の方がお得ですね!

【スターバックス】

・台湾:カフェアメリカ―ノ(グランデサイズ)110元(約440円)
・日本:カフェアメリカ―ノ(グランデサイズ)429円

スターバックスの価格設定は世界中そんなに差がないようです。しかし街中のドリンクスタンドでは、グランデサイズの紅茶が30~60元(約120円~240円)程度で購入出来るので、スターバックスのコーヒーは高価な飲み物の感覚です。

【外食】

ローカル食堂や屋台では日本より安価な価格設定となっていますが、ここでは日本と同じくおしゃれなカフェで比較してみましょう。

場所やお店のグレードにもよりますが、コーヒーとケーキのセットで300元(約1200円)程度は必ずするので、あまり日本と変わらない、もしくは台湾の方が高い場合もあります。

台湾を代表する鼎泰豊の小籠包は10個で220元(約880円)ですが、日本では6個で924円ですので、やはりこれは台湾の方が断然お安いですね!

ローカル食堂では肉汁たっぷりの小籠包がさらにお安く80元(約320円)程度で食べられますよ!

【スマホ使用料金】

私の使用している携帯電話の使用料は、月額パケ放題で3000円程度ですので、台湾の方がお得ですね!

【自動車】

台湾は関税の関係でとにかく自動車が高い! なんと日本で販売されている価格の約1.5倍~2倍の値段がします。

例えばベンツGクラスG63は、日本価格が2,114万円なのに対し、台湾の販売価格は890万元(約3,560万円!)約1.7倍です!!

それなのに街中ではベンツ、BMW、アウディ、フェラーリ、ランボルギーニなど高級車をよく見るのは、これまた台湾七不思議の一つです。

【不動産】

台湾の人口密度は世界17位(日本は37位)で、土地の価格が非常に高く、庶民的な雰囲気とは裏腹に、不動産投資ブームなどの影響もあり、不動産価格は都内の土地価格をもってしてもびっくりするくらいに高騰しています。

その結果、台湾は所得比率で見た不動産価格が世界1になってしまい、平均給料に対し家の価格が世界で1番高い国になってしまいました。

台北市内では、100~300万元/坪(約400万~1200万円/坪)にもなっています。これは台北市だけでなく、台中市や桃園市、新北市などの地方都市でも同じ状況で、台湾の社会問題の一つとなっています。

旅行で訪れる台湾と若干イメージの差があったのではないでしょうか? 台湾の物価のイメージをお届けしました!

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ライター

神谷知佳

台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。

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