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2021.09.27

知っていると得をする!? 【トレードオフ】ってどんな意味?

最近よく耳にする【トレードオフ】という言葉は、「両立できない関係性」という意味を表しています。今回は、日常生活やビジネス、経済学、生物学でもみられる「トレードオフ」について徹底解説します。

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【目次】
「トレードオフ」の意味とは?
日常での「トレードオフ」を例⽂でチェック
ビジネスでの「トレードオフ」を例⽂でチェック
生物学や経済学でも見られる「トレードオフ」
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
最後に

「トレードオフ」の意味とは?

最近よく耳にする「トレードオフ」という言葉。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、どのような意味がある言葉か、詳しく見ていきましょう。

意味

「トレードオフ」とは、「何かを成し遂げるために、何かを犠牲にしなければならない関係」のことです。つまり、「両立できない関係性」を意味します。

「両立できない関係性」というのは、両方または複数を同時に満たすことができない関係のことです。つまり、「片方を満たせばもう片方を満たすことができない」、「何か一つを尊重すれば、他方が成り立たない」ということを意味します。

「トレードオフ」は、よく、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と同じ意味だと勘違いされますが、「二兎を追う者は一兎をも得ず」よりも「こちらを立てればあちらが立たず」という表現のほうが、その本質を正しく言い表していると言えるでしょう。

日常では聞きなれない言葉かもしれないので、最初は難しく感じるかもしれませんが、「トレードオフ」は、実は日常でもよく見かける関係性です。「旅行に行きたいけれど、お金は使いたくない」、「健康を保ちたいけれど、日常的な運動は嫌」、「ダイエットしたいけれど、美味しいものを我慢するのは嫌」などがそれに当たります。具体的な例文を見れば、理解が深まることでしょう。以下で詳しく解説します。

日常での「トレードオフ」を例⽂でチェック

トレードオフ
「トレードオフ」は、私たちの日常でもよく見られます。実際に例文で確認してみましょう。これらの状況に心当たりがある人もいるのではないでしょうか?

1:駅から近くて日当たりが良くて広くて、家賃が高くない部屋

「駅から近い」、「日当たりが良い」、「広い」は、引っ越し先を探す上では常に条件の上位に挙がる項目です。誰からも人気があり、それだけに他の物件に比べて家賃も高く設定されていることが一般的です。

このような、誰もが希望する好条件と、「家賃が高くない」ということは、「両立できない関係性」だといえます。

2:コンパクトで、収納がたっぷりのバッグ

女性ならこの「トレードオフ」はよく理解できるのではないでしょうか。コンパクトですっきりとしたバッグを、スマートに持ちたい。でも、スマホにモバイルバッテリー、長財布、大容量の化粧ポーチ、折り畳み傘が入るくらいの収納力も譲れない。「コンパクトで収納たっぷり」というこの2つの条件は、ドラえもんのポケットでないと両立しそうにないですよね。

3:仕事が楽で、時給が高い仕事

仕事の大変さと時給は比例することが多いものですが、この「仕事が楽で、時給が高い」というのは全くその逆です。例外はありますが、一般的に、「楽さ」か「時給」か、どちらかを犠牲にしないと成り立たない関係性といえます。

ビジネスでの「トレードオフ」を例⽂でチェック

トレードオフ
日常の「トレードオフ」が理解できたら、次に、ビジネスシーンで使われる「トレードオフ」について理解を深めます。日常シーンとは違って、ビジネスでは「トレードオフ」という言葉そのものが会話に登場することがありますので、慣れておくといいでしょう。

1:高品質で低価格

「トレードオフ」の代表が品質と価格です。「品質」と「価格」は、一般的にはどちらかが犠牲になる関係性です。高品質を求めれば高価格になり、低価格を重視すれば低品質になります。このようなことから、ビジネスシーンでは、「商品価格と品質のバランスを保つと、トレードオフが防げるのではないだろうか」というように使われます。

2:有能で低賃金

「仕事がない」と嘆く人が多い中、企業は「人手不足」と悩んでいます。「有能で低賃金」な人を求める企業が驚くほど多いのが今の日本。日本の労働環境にはびこる深刻な「トレードオフ」です。上記1の、一般的には成り立たない「高品質で低価格」が存在する裏には、「有能で低賃金」という雇用の歪みが隠れていることがあります。

生物学や経済学でも見られる「トレードオフ」

トレードオフ

「トレードオフ」は、経済学にも存在します。例えば、「経済成長」と「環境破壊」はその代表的なものです。また、「感染症を抑え込むための行動制限」と「経済を回す」ことも、わかりやすい例でしょう。バランスが大切だということが、おわかりいただけるかと思います。まさに、「こちらを立てればあちらが立たず」の状態です。

生物学で「トレードオフ」を語る場合、よく例に出されるのが「飛べない鳥」です。例えばペンギンは空を飛べませんが、その代わりに泳ぐことができます。ダチョウは、飛ぶ代わりに走る能力を身につけています。このように、飛べない鳥は、進化の過程で、飛ぶ能力と引き換えにそれ以外の能力(泳ぐ・走る)を身につけたのです。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

トレードオフ
ここでは、「トレードオフ」の類語について解説します。その前に、「トレードオフ」と関係の深い経済用語「機会費用」についても触れておきましょう。

「機会費用」とは、「あるものを得るために失ったもの」のことです。「それを選択することによって得た利益」と、反対に「それを選択しなかった時に得られたはずの利益」の差を示します。「機会費用」という言葉も、「トレードオフ」と一緒に耳にすることもあるかと思いますので、類語と一緒に頭の隅に置いておくといいでしょう。

ここからは、「トレードオフ」の類語について見ていきましょう。

1:代償

「トレードオフ」の類語として使われる「代償」には、「目的を達するために、犠牲にしたり失ったりするもの」という意味があります。

2:二律背反

「二律背反」は「にりつはいはん」と読みます。辞書では、「哲学で、相互に矛盾する二つの命題(定立と反定立)が同等の妥当性をもって主張されること」とあります。もう少し簡単に言うと、「相反する二つが、同じだけの合理性・妥当性をもっていること」という意味です。

3:矛盾

「矛(ほこ)」と「盾(たて)」から成る「矛盾(むじゅん)」という言葉。中国の故事で、「この矛はどんな硬い盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」という相反する話を、小学校や中学校で習った記憶があるのではないでしょうか。

「矛盾」は、このように、二つの物事が食い違っていて、つじつまが合わないことを意味します。

最後に

ビジネスの場で時々登場する「トレードオフ」という言葉。言葉に馴染みはなくても、私たちの日常生活には「トレードオフ」があふれています。両立が難しいシーンに遭遇したら、この状況は「トレードオフ」だなと頭の中で考えるだけで、自然と「トレードオフ」という言葉に馴染んでくるでしょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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