【目次】
【目次】
人の気持ちがわからない人の5つの特徴
人の気持ちがわからない人とは、相手の気持ちを細やかに察することが苦手な人のことです。自分の気持ちだけを尊重するので自分勝手になりがちで、付き合いづらい印象を与えることもあるでしょう。
人の気持ちを考慮しない人には、次の5つの特徴が見られます。
1.自分以外の人間に興味がない
2.思ったことをそのまま言葉にする
3.丁寧さが欠けている
4.自分の感情だけで行動する
5.一人でいることが好き
1.自分以外の人間に興味がない
人の感情に配慮しないのは、そもそも自分以外の人間に興味がないからと考えられるでしょう。自分以外の人間に興味を持つならば、「何を考えているのだろう」「今、どう感じたのだろう」と相手の心の動きを知りたいと感じ、表情や発言から気持ちを察しようと思うはずです。
また、察することが難しいときでも、「どうしたいの?」「何を考えているの?」と相手に尋ね、相手の意思を尊重した選択をすることができます。しかし、人の気持ちを考えない人は他人への興味がないため、相手の気持ちを察しようとも思わず、相手の意見を尋ねることもしません。
2.思ったことをそのまま言葉にする
相手の感情が気になる人なら、発言する前に「これを言えば相手はどう思うだろうか」と考えます。そして、相手が傷つく可能性や、不快にさせる可能性があるときは、発言を変えたり控えたりするでしょう。
しかし、人の感情が気にならない人は、相手の気持ちを想像することなく発言をします。思ったことをそのまま言葉にして、周囲の人々を不快にさせたり傷つけたりすることも珍しくありません。
3.丁寧さが欠けている
人の感情を推測しない人は周囲に配慮をせずに物事を進めていくため、丁寧さに欠ける印象を与えることがあります。同じことをするにしても、「これはどう思う?」と話し合いながら決めるのと、「これが正しい」と決めつけてしまうのでは、大きな違いがあるでしょう。
また、人の気持ちはもちろんのこと、物の気持ちも考えません。物に気持ちがないとしても、大切に使っているものは手入れがされていて、物自体も気持ちよさそうに見えるものです。しかし、人だけでなく物も粗雑に扱うので、物が傷み、大切にされていないのが一目でわかります。
4.自分の感情だけで行動している
人の感情を考えない人にとって、自分の感情以上に優先するものはありません。自分の感情だけに基づいて行動しているので、他人は自分にとって役立つかどうかで判断します。
例えば「今日、体調はいいの?」と聞くことは、普通であれば相手を労った発言です。しかし、人の気持ちについて考えない人は、相手を自分が動かせるコマ程度にしか考えていないため、十分な働きをできるかどうか判断するために体調を尋ねているのかもしれません。
5.一人でいることが好き
人の気持ちを考慮しない人は、基本的に誰のことも好きではありません。好きでない人と一緒に過ごすよりも、一人でいることのほうが楽しいので、一人で過ごすことも多いです。
また、元々自分だけが好きなので、一人で過ごすと気持ちが落ちつきます。他人と一緒に過ごすと、「もうちょっと配慮してよ!」などの小言を言われることもありますが、一人で過ごしている限り無理に配慮する必要もなく、小言を言われることもありません。
人の気持ちがわからない人が持つメリットとデメリット
人の気持ちがわからない人でいることにはメリットもあればデメリットもあります。具体的に見ていきましょう。
メリットはトラブルに巻き込まれにくいこと
人の気持ちを察することが上手な人は、「こう言うと相手は傷つくだろうか」「あんなことして、〇〇さんを傷つけてしまった。どうしよう……」と自分の発言や行動をくよくよと悩む傾向にあります。相手が怒っているのも敏感に察知するので、常にトラブルに巻き込まれたような気持ちを味わうでしょう。
しかし、人の気持ちがわからない人は、相手の気持ちを慮ることはないため、相手が怒っていようとまったく気になりません。人間関係のトラブルが起こったとしても、トラブルが起こっていることに気付かず、ピースフルに生きていくことができます。
周囲の人から評価されにくいことがデメリット
他人の気持ちに配慮しない言動が多いと、周囲からは協調性がないと判断されます。協調性がないことは仕事面の評価でもマイナスになることがあるので、実力があってもなかなか評価されず、昇進に響くこともあるでしょう。
また、協調性のなさが際立ってしまうと「付き合いにくい人だ」という印象になるので、友人関係も築きにくいかもしれません。
人の気持ちがわからない人との付き合い方
人の気持ちがわからない人に「私の気持ちを察してよ」「考えたらわかるでしょう」と言っても無駄です。人の気持ちがわからない人との付き合い方のコツを2つ紹介します。
・何をして欲しいかストレートに伝える
・相手の言葉を真剣に受け止めないようにする
何をして欲しいかストレートに伝える
人の気持ちがわからない人には、それとなくほのめかすのでは伝わりません。何をして欲しいのかストレートに伝えるようにしましょう。例えば恋人が人の気持ちがわからない系であれば、「何か記念になるようなものが欲しいな」とおねだりするよりも、「〇社の〇が欲しい」とストレートに伝えるほうが良いかもしれません。
相手の言葉を真剣に受け止めないようにする
人の気持ちがわからない人は、相手の気持ちをまったく考えずに自分の感情で発言するため、周囲の人を傷つける言葉をまき散らすことがあります。そのような言葉をいちいち真剣に受け止めても傷つくだけです。「こういう人なんだ」と理解し、傷つくような発言をしても聞き流すようにしましょう。
人の気持ちがわからない人の末路とは?
あまりにも人の気持ちに敏感であると、自分の発言をくよくよ悩んだり、相手の気持ちを考えすぎて優柔不断になってしまったりすることがあります。だからといって人の気持ちをあまりにも考えないと、好ましくない状態になることもあるので注意が必要です。人の気持ちがわからない人の末路について見ていきましょう。
・【仕事】評価されない、大失敗をする
・【恋愛】関係が長続きしない
・【友人】深い人間関係が築けない
【仕事】評価されない、大失敗をする
人の気持ちがわからない人は協調性がないため、実力よりも評価が低くなる傾向にあります。同期よりも昇進が遅く、「どうしてだろう?頑張って仕事をしているのに……」と悔しい思いをするかもしれません。
また、慎重に行動しないので、大失敗をする可能性があります。普段から周囲の反応に敏感な人であれば、周囲も親切にアドバイスをしてくれるため、大失敗を避けることはできるでしょう。しかし、そもそも人の気持ちがわからない人には周囲の意見を聞く習慣がないので、失敗を事前に回避することが難しくなります。
【恋愛】関係が長続きしない
自分の気持ちだけで突っ走ってしまう傾向にあるため、恋愛関係が長続きしません。最初のうちは「私のことが好きだから、サプライズを用意してくれている」と相手は好意的に解釈してくれても、徐々に「私の意見は聞かないの?」と自分勝手な行動に呆れて、関係が終わってしまう可能性があります。
【友人】深い人間関係が築けない
友人関係も同様です。相手の気持ちを考えない行動をするので、相手から信用を得ることが難しく、深い人間関係を築くことができません。なかなか心から親友と呼べる人ができないことも、人の気持ちがわからない人の特徴です。
人の気持ちがわからない人から成長しよう
仕事だけでなく、恋愛や友人関係においても、人の気持ちがわからないと損をすることがあります。人の気持ちがわからない人にならないためにも、次の3つに注意をしましょう。
・相手の立場を考える習慣をつける
・言葉にする前に一度考える
・推測するよりも相手に直接尋ねる
相手の立場を考える習慣をつける
発言する前、行動する前に、一度相手の立場を考えるという習慣をつけましょう。「これは正しいからこうすれば間違いない」と断定的に発言するのではなく、「相手はどう思うか、どう感じるだろうか」と多面的に考えて発言する習慣をつけると、徐々に人の気持ちがわかる人間に成長していけます。
言葉にする前に一度考える
ちょっとした発言でも、思ったらすぐに口にするのではなく、一度立ち止まって考えるようにしましょう。言われた相手の気持ちを考えれば、発言すべきかどうか、表現方法がふさわしいかどうかが自然とわかってきます。最初は面倒に思うかもしれませんが、一度考える習慣をつけることで、無用なトラブルを回避できるでしょう。
推測するよりも相手に直接尋ねる
相手の立場や気持ちを推測するのは、慣れていない人にとっては容易なことではありません。間違った推測をして、相手に理解されない可能性もあるでしょう。
慣れていないときは、推測するのではなく相手に尋ねてみましょう。「私はこう思うけど、どう思う?」と直接尋ねれば、相手の気持ちを理解することができます。
人の気持ちがわからない人にならないように注意しよう
人の気持ちに思いを巡らせないことで無用なトラブルに巻き込まれにくいというメリットはありますが、仕事で評価されなかったり、友人関係・恋愛関係がうまく行きにくかったりというデメリットもあります。普段から相手の立場を考える習慣を身につけましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com
Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら