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2023.04.20

〝お渡しする〟の正しい使い方とは?間違った使い方も併せてご紹介

「渡す」を含む語

「渡す」を含んだ言葉はたくさんありますので、併せて確認しておきましょう。

渡す

「手渡す」

こちらは重要な書類などトラブルを避けるため「手渡しで必ずお願いします」とお願いすることがあるように、使用頻度の高い表現となります。

「渡し済み」

すでに物が渡し終えている時の表現となります。例えば、相手に確認を取る際に「資料はお渡し済みでしょうか」と使用できます。

「引き渡す」

「自分の手元にある物やいる人を他人の手元に渡すこと」を「引き渡す」と表現します。この表現は、「荷物を引き渡す」といった物に対してだけでなく、幼稚園や学校にいる子供を「親に引き渡す」といった使い方もします。

「受け渡す」

「受け渡す」は「引き渡す」と似た表現で使用されますが、荷物や所有物にのみ活用されます。また、名詞形の「受け渡し」はよく目にする単語ではないでしょうか。

「譲り渡す」

「譲る」は「無償」で自分の所有物や権利、地位を他人に与えるという意味になり、「渡す」とあわさると「自分のものを他人にわたすこと」の表現となります。

また熟語「譲渡」は使用頻度が高い語です。

「明け渡す」

「退いて、その場を他の人に渡す」という意味が「明け渡す」にはあります。「家を明け渡す」「大統領の座を明け渡す」といったように、物にも地位や立場を渡す時にも言い表します。

英語表現とは?

英語にも「渡す」の表現がいくつかあります。覚えて使ってみましょう。

PassPlease pass me the paper(その書類を取ってください)

HandMy boss handed me this documents(上司からこの書類を渡されました)

GiveGive me that pencil,Please? (そこのペンを取ってもらえる?)

このような表現が可能です。ただし「give」は「pass」よりも口語的な表現となるので、失礼に受け取られることもあるので、相手を選んで使う必要があります。

最後に

今回は「渡す」という敬語表現を見てきました。日常生活では「渡す」という言葉はよく使いますね。特にビジネスシーンでは、上司や目上の方、お客様などに書類や物をお渡しする機会が多いのでは?この記事を参考に、自然に活用できるようになりましょう。

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