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LIFESTYLE 四字熟語

2023.11.25

【当意即妙な人】ってどんな人?言葉の意味と使い方・例文を紹介

四字熟語の「当意即妙」の意味は、置かれている状況を即座に判断し、機転を働かせることです。素早い対応や気の利いた対処ができる人を褒める際に、よく用いられる言葉でもあります。当意即妙の意味や読み方、会話での使い方のポイントを分かりやすく解説します。

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「当意即妙」の意味は「状況に合わせて即座に機転を働かせること」

「当意即妙な人」という表現をどこかで耳にしたことはないでしょうか?当意即妙な人とは、状況を把握する能力が高く頭の回転が早い人を意味します。四字熟語である「当意即妙」の意味は下記の通りです。

すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。

なんとなく言葉としては馴染みがある方も多いかもしれませんが、当意即妙を正しく読めている自信はありますか?

当意即妙は……「とういそくみょう」と読みます!

当意即妙意味類義語対義語使い方例文当意即妙な人どんな人特徴

「当意即妙」の語源は仏教用語の「当位即妙」

当意即妙は、仏教で用いられる言葉である「当位即妙」に由来しています。当位即妙とは「全てのものごとはそのままの姿で、仏の真理にかなっている」という意味でしたが、そこから「どんな人にも成仏や悟りを開く機会が与えられている」という意味でも使われるようになりました。仏教用語の当位即妙が広く使われる中で、状況に合わせて即座に機転を利かせるという意味である当意即妙に転じていったとされます。

仏教語の当位即妙から意味と漢字が変化した当意即妙は、出来のよい和歌を賞賛する言葉としても使われていました。和歌は決められた文字数などルールの中で表現力を発揮する必要があり、当意即妙に対応するセンスが問われるものだったからです。

「当意即妙」漢字の誤用に注意!

当意即妙は時に誤った漢字の表記が見られますが、下記の2つは正しくありません。事前にチェックしておきましょう。

・当位即妙:仏教用語である「当意即妙」の元となった言葉
・当為即妙:当為はドイツ哲学で「あるべきこと、すべきこと」の意

当意即妙は、その場で考え工夫を凝らすという意味の「当意」と、即座の機転や才能・知恵を表す「即妙」が組み合わさった言葉です。それぞれの意味を確認しておくことで、間違いなく使用できるのではないでしょうか。

「当意即妙」の類義語と対義語

当意即妙の類義語には、「臨機応変(りんきおうへん)」「才気煥発(さいきかんぱつ)」などが挙げられます。また、対義語としては「杓子定規(しゃくしじょうぎ)」「四角四面(しかくしめん)」「堅物(かたぶつ)」など。当意即妙の類義語と対義語について、詳しく解説します。それぞれの意味やニュアンスの違いなどを知り、正しく使えるようになりましょう。

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「当意即妙」の類義語は「臨機応変」

当意即妙の類義語として挙げられるのは、「臨機応変」です。〝その場の状況に応じて適切な処置をする〟という意味の臨機応変は、当意即妙よりも行動にフォーカスが置かれます。つまり、当意即妙が機転の利いた即座のリアクションや返答を描写するのに対し、臨機応変は手段や対応を表す際に用いられるという違いがあります。2つの微妙なニュアンスを正しく理解した上で使うようにしましょう。このほかには「才気煥発」も類義語としてあげられます。

「当意即妙」の対義語は「杓子定規」

「杓子定規」は、その場に応じて機転を利かせる当意即妙とは正反対の「全てのことを一定の基準に当てはめようとするために、融通のきかないさま」を意味します。

「杓子」とはご飯をよそう時に使う「しゃもじ」のことで、ご存じの通り丸みを帯びた形状をしているため、定規として使うには適していません。それでも頑なにしゃもじを定規として使おうとする様子から、現在の意味を持つようになりました。このほかに「四角四面」「堅物」なども対義語としてあげられます。

「当意即妙」の使い方・例文

「場に応じて機転を利かせる」という意味を持つ当意即妙ですが、迷わず使えているという方は少ないかもしれません。当意即妙を実際に使う際には、次の2つのポイントを押さえる必要があります。

・誉め言葉として使う
・言葉や心理を描写する時に使う

当意即妙を使いこなすためのポイントをはじめ、当意即妙を使った例文を紹介します。

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「当意即妙」は誉め言葉

和歌を褒めたたえる時に使われることからも分かるように、当意即妙は「その人の機転を利かせた素早い対応」を賞賛するために用いられることが多いようです。また、心理や会話の描写には使いますが、体の動きや行動に対しては使いません。その時の状況に即した気の利いた言葉に対してや、タイミングのいい返答を評して当意即妙を使えるようになりましょう。ビジネスシーンにおいても、「当意即妙」を正しく使いこなして、相手のよい点を褒めることができれば、あなた自身の評価も上がるかもしれません。

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