小売業での電子決済
小売業での電子決済でも、QRコードが活用されています。小売業での電子決済は、別名QRコード決済とも呼ばれており、主なやり方には以下の2種類があります。
・ストアスキャン
・ユーザースキャン
ストアスキャンは、店舗側が購入者のバーコードを読み取る方法です。一方、ユーザースキャンは店舗側が用意した決済用のQRコードを読み取り、金額を入力して決済します。店舗によって決済方法が異なるケースが多いです。
医療現場での患者さんの情報管理
医療現場では患者さんの情報管理に、QRコードが使われています。たとえば、診察医が出す処方箋にQRコードを設置すると、薬剤師は読み取るだけで薬品を正確にピッキングできます。また、診断書に設置することで、保険金や給付金請求を素早く正確に反映させられるのです。患者さんの個人情報の管理にも使われており、医療現場では幅広い用途で用いられています。
QRコードを読み取る方法
最後に、スマホでのQRコード読み取り方法を解説します。
1.カメラアプリを起動する
2.QRコードを写す
3.読み取れたら、行動を促すポップアップをクリック
上記の3ステップで完了します。この方法は、印刷物からサイトやキャンペーンにアクセスするときに使えます。ほとんどのスマホで、ロック画面からでもカメラアプリを起動できるため、ロックを解除する手間なくアクセスできる手軽さが魅力です。
QRコードを作成する方法
QRコードを無料で簡単に作成する方法を3つご紹介します。
クルクル マネージャー
arara社のQRコード作成サイト「クルクル マネージャー」。URLを入力して作成ボタンをクリックするだけで、簡単にPNG、JPEG、EPS形式でQRコードを作成・ダウンロードできます。
Google Chrome
Google ChromeでQRコードを作成したいWEBページを開きます。その他のアイコン(︙)を開いて 「保存して共有」から 「QR コードを作成」を選択するだけでpng形式のQRコードを作成することができます。
Adobe Express
Adobe Expressを使っても、会員登録だけで無料でQRコードを作成することができます。URLを貼り付けてダウンロードアイコンを押すだけで作れるほか、QRコードのスタイルや色の変更ができます。対応しているファイル形式はPNG、JPG、SVGの3種類です。
QRコードを理解して使いこなそう!
QRコードは、デンソーウェーブ社が開発した技術で、素早く正確に情報を読み取ることができます。現在では多くの分野で使われるほど私たちの日常に定着してきました。QRコードは入れられる情報量が多く、破損しても復元する機能が備わってるため、工場などでも活用されている技術です。利用用途も多種多様で、工場での在庫管理や電子決済、患者さんの情報管理など多岐に渡ります。QRコードはスマホでも簡単に読み取れるので、QRコードを活用したサービスを利用してみましょう。
※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です
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