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2022.01.03

【QR】は何の略か知っていますか?|開発の歴史と3つの特徴

 

QRとは「Quick Response」の略のことで素早く読み取るという意味です。スマホをはじめ、さまざまなシーンで使われています。QRコードの特徴から使用用途、読み取り方までを詳しく解説しますので、QRコードへの理解を深めるきっかけとしてください。

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QRコードのQRとは「Quick Response」の略 

QRとは「Quick Response」の略のことで、〝素早く読み取る〟という意味があります。2つの英単語の頭文字を取って「QR」とされました。QRコードは、たくさんの情報を入れられるメリットがあるうえに、スマホでも手軽に読み取れるという手軽さから、さまざまな場面で使用されています。たとえば、電子決済やチラシのポスターなど。便利なQRコードは、現代生活において欠かせないものとなっています。

QRとは何の略QRコード特徴使用用途使い方使い道読み取り方読み取る方法

QRコードの歴史

QRコードは、実は日本で生まれた技術。デンソーウェーブ社が1994年に開発しました。1994年以前はバーコードが主流でしたが、入れられる情報量に限界があることが課題でした。バーコードは、横でしか読み取れないため、英数字で20文字程度しか情報を入れられないのです。また、商品の小型化が進んだこともあり、より小さい面積での印字が可能なタイプも求められるようになりました。

これらの課題をクリアするために、縦横の2次元で読み取れて、かつ情報を格納できるQRコードが開発されたのです。印刷面の小型化も可能なQRコードは、時代のニーズに合っていたこともあり、瞬く間に定着しました(QRコードはデンソーウェーブの登録商標です)。

QRコードの特徴3つ

ここからは、QRコードの3つの特徴を解説します。

1.小さなスペースで多くの情報を伝えられる
2.どの角度からでも読み取れる
3.QRコードが破損していても読み取れる

QRコードのメリットは、読み取るだけで多くの情報にアクセスできることです。バーコード側にも情報を持ってもらうことで商品と一緒に情報を格納できるため、管理しやすいシステムが完成しています。上記を踏まえて、QRコードの特徴を見ていきましょう。

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1.小さなスペースで多くの情報を伝えられる

QRコード1つ目の特徴は、小さなスペースで多くの情報を伝えられることです。バーコードと比較すると1/10程度の大きさでたくさんの情報を与えられます。数字のみであれば、7,000文字程度の情報に対応。入れられるデータが豊富で、漢字・英字・かな・記号・制御コードなども入れられます。さらにQRコードは自作が可能。ネット上には、QRコードを自作できるサイトが多数あるため、手軽に利用しやすいメリットもあります。

2.どの角度からでも読み取れる

QRコードの特徴2つ目は、どの角度からでも読み取れることです。正面からしっかりフォーカスをあてなければ読み取れないと思っている人もいるかもしれませんが、実は360度どの角度からも読み取ることができます。スマホや読み取りデバイスの方向を変えたり、向きを気にしたりする必要がなくサッとかざすだけでOK。理由は3箇所に配置してある「切り出しシンボル」にあります。切り出しシンボルがあることで歪んだQRコードの外形を正しく検出し、どの角度からでも簡単に読み取ることができるようになっているのです。

3.QRコードが破損していても読み取れる

QRコードの特徴3つ目は、破損していても読み取れることです。QRコードには「誤り訂正機能」があり、レベル別で4つ用意されています。修正能力を上げると、その分使用するデータ量が多くなるため、QRコードのサイズも大きくなります。修正は1コードワード(内部データを構成する単位)あたり、最大30%復元が可能です。ただし、破損状態によっては読み取りができないものもあります。

QRコードの主な使用用途3つ

ここからは、QRコードの主な使用用途3つについて解説します。

1.アパレルなどの工場の在庫管理
2.小売業での電子決済
3.医療現場での患者さんの情報管理

代表的な用途は上記の3つですが、他にも、印刷物からECサイトへのアクセスSNSのアカウント情報の交換Wi-Fi接続にも使われています。さまざまな用途がありますが、今回はビジネスシーンで使われているものについて解説しましょう。

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1.アパレルなどの工場の在庫管理

アパレルなどの工場の在庫管理でもQRコードが使われています。商品それぞれにQRコードを貼っておけば読み取るだけで商品情報が確認できるため、在庫処分しなければいけない商品や出荷するべき商品をすぐに判断し対応できるのです。QRコードを活用することによって、作業効率が上がるだけではなく、ヒューマンエラーを防げるというメリットもあります。

2.小売業での電子決済

小売業での電子決済でも、QRコードが活用されています。小売業での電子決済は、別名QRコード決済とも呼ばれており、主なやり方には以下の2種類があります。

・ストアスキャン
・ユーザースキャン

ストアスキャンは、店舗側が購入者のバーコードを読み取る方法です。一方、ユーザースキャンは店舗側が用意した決済用のQRコードを読み取り、金額を入力して決済します。店舗によって決済方法が異なるケースが多いです。

3.医療現場での患者さんの情報管理

医療現場では患者さんの情報管理に、QRコードが使われています。たとえば、診察医が出す処方箋にQRコードを設置すると、薬剤師は読み取るだけで薬品を正確にピッキングできます。また、診断書に設置することで、保険金や給付金請求を素早く正確に反映させられるのです。患者さんの個人情報の管理にも使われており、医療現場では幅広い用途で用いられています。

QRコードを読み取る方法

最後に、スマホでのQRコード読み取り方法を解説します。

1.カメラアプリを起動する
2.QRコードを写す
3.読み取れたら、行動を促すポップアップをクリック

上記の3ステップで完了します。この方法は、印刷物からサイトやキャンペーンにアクセスするときに使えます。ほとんどのスマホで、ロック画面からでもカメラアプリを起動できるため、ロックを解除する手間なくアクセスできる手軽さが魅力です。

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QRコードを理解して使いこなそう!

QRコードは、デンソーウェーブ社が開発した技術で、素早く正確に情報を読み取ることができます。現在では多くの分野で使われるほど私たちの日常に定着してきました。QRコードは入れられる情報量が多く、破損しても復元する機能が備わってるため、工場などでも活用されている技術です。利用用途も多種多様で、工場での在庫管理や電子決済、患者さんの情報管理など多岐に渡ります。QRコードはスマホでも簡単に読み取れるので、QRコードを活用したサービスを利用してみましょう。

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写真・イラスト/(C)Shutterstock.com

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