【目次】
・そもそも「日本酒」ってどんなお酒?
・日本酒に含まれる糖質とカロリーは?
・日本酒の糖質は高いの?その他アルコールとの比較
・ダイエット中に日本酒を飲むときの注意点
そもそも「日本酒」ってどんなお酒?
お米をこして作る清酒
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日本酒とは一般的に、お米をこして作る「清酒」のことを言います。
清酒は「特定名称酒」とそれ以外に分けられますが、この「特定名称酒」は、原料や精米歩合などの要件を満たした日本酒に与えられる「特定の名称」なのだそう。
特定名称酒に含まれない日本酒は一般的に「普通酒」と呼ばれるそうで、原料や精米歩合に決まりはないのだとか。そのため、特定名称酒よりも価格帯が低く設定されているものが多いようです。
日本酒と焼酎の違いは?
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日本酒の他に、日本を代表するお酒として有名がなのが「焼酎」。焼酎は醸造酒を「蒸留」させたお酒なので、日本酒を蒸留させると米焼酎になるとも言えるのだそう。
一般的に日本酒のアルコール度数15〜16度であるのに対し、焼酎はアルコール度数25度前後と日本酒よりも高め。
他にも米のみを主原料とする日本酒に対し、焼酎は芋や麦などを原料として作られているものも多くみられるのが特徴です。
日本酒に含まれる糖質とカロリーは?
日本酒は糖質が高い傾向
お米から作られる日本酒は糖質が高い傾向にあると言われています。
おちょこ一杯(約30ml)だと0.8gほど、一合(約180ml)だと4.5gほどの糖質になるのだとか。
糖質カットや糖質ゼロの日本酒も販売されているそうですが、こういった日本酒は旨味が少ないと言われているよう。そのため、通常の日本酒好きな人には少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
カロリーは約32kcal
日本酒のカロリーはおよそ32kcalだと言われています。
ただしこれはおちょこ(約30ml)一杯のカロリー。一合(約180ml)でいうとカロリーは約193kcalになるそうです。
日本酒の糖質は高いの?その他アルコールとの比較
焼酎やウイスキーなどと比べると高い
日本酒は、焼酎やウイスキーなどと比べると糖質はかなり高い傾向にあるよう。
焼酎は原料が炭水化物ですが、蒸留している過程で糖分が除かれます。ウイスキーも蒸留酒のため、その過程で糖質が取り除かれほとんどゼロ。
ウイスキーを炭酸で割ったハイボールも、ウイスキー同様糖質は含まれません。
もちろん、コーラやジンジャーエールなどの砂糖を使ったジュースで割ればその分糖質は高くなりますが、お酒そのものにはほとんど糖質が含まれないようです。
そのため、日本酒はこういったお酒に比べると「糖質が高いお酒」と言えるのだそうです。
ビールやワインなどの醸造酒と比べても日本酒の糖質は高め
焼酎やウイスキーは、蒸留する過程で糖質がほとんど取り除かれるので、醸造酒である日本酒の方が糖質が高めなのは納得できます。
では、同じ醸造酒であるビールやワインと比較した場合の糖質はどうなのでしょうか?
一般的に言われる100mlあたりの糖質やカロリーは以下。
・日本酒…糖質約2.5g、カロリー約107kcal
・ビール…糖質約3.1g、カロリー約39kcal
・赤ワイン…糖質約1.0g、カロリー約68kcal
こうしてみると、日本酒はビールや赤ワインに比べても糖質・カロリーともに高い傾向であることがわかります。
とはいえお酒にはアルコールが含まれているため、種類によって飲める量が変わると言われています。アルコールの摂取量目安で糖質とカロリーを比較すると、どうなるのでしょうか?
アルコール20gあたりの糖質とカロリー
・日本酒…糖質約4.5g、カロリー約193kcal
・ビール…糖質約15.5g、カロリー約195kcal
・赤ワイン…糖質約2.0g、カロリー約136kcal
同じアルコール量で比較してみると、日本酒がズバ抜けて高いというわけではなさそうですね。
ダイエット中に日本酒を飲むときの注意点
20時以降は糖質の少ないお酒に切り替える
日本酒を含め、ワインやビールなどの糖質が多めのお酒は、ダイエット中に飲むのなら20時までと決めて飲むのがおすすめです。
20時以降も飲むのなら、糖質が含まれない焼酎やウイスキーに切り替えるのが○。
「ワインやビールなどは、糖質が多いので20時までと決めましょう。最近多いプリン体や糖質カットをうたっている発泡酒は、糖質は抑えられますが、添加物が多いのが難点です。20時以降は糖質が含まれない焼酎やウイスキーなどを選ぶと、翌朝もむくまずすっきり。もちろん飲みすぎはNG」(管理栄養士・健康運動指導士 小島美和子さん)
おつまみも太りづらいものをチョイス
お酒そのものではなく、一緒に食べるおつまみに原因があって太ってしまうことも…。
日本酒を飲むときは、唐揚げやフライドポテト、またはチョコレートなどの脂質や糖質が多いものではなく、できるだけ太りづらいおかずなどをチョイスしてみるといいかもしれません。
脂肪として蓄えられないための工夫も
体内に取り込んだ脂肪は、12時間ほどで体の脂肪として蓄えられると言われています。
そのため飲みすぎてしまったり、食べすぎてしまったりした場合は、2〜3日を目安にカロリーコントロールを行うのが推奨されています。
ただし断食など過度な食事制限は体に毒なのでNG。数日の間摂取カロリーを控えるだけで、体脂肪として蓄積されるのを防げると言われているようです。