蝉の抜け殻
「蝉の抜け殻」は、「空蝉」の意味でもあり、類語でもあります。
空虚
「空虚」は「くうきょ」と読み、「空蝉」の持つ「虚しいさま」を意味する類語となります。
現世
「現世」は「うつしよ」と読み、「現在の世」、「この世」の意味で使われる「空蝉」の類語です。
【目次】
「空蝉」の英語表現とは?
「空蝉」の英語表現についても見ていきましょう。
「蝉の抜け殻」という意味での「空蝉」を英語で表現すると「cicada shell」となります。「彼は蝉の抜け殻をくれた」と言いたい場合は、「He gave me cicada shells」となります。
また、『源氏物語』や能の演目としての「空蝉」の場合は、ローマ字でそのまま「Utsusemi」とするといいでしょう。『源氏物語』は海外でも評価されていて、こちらは「The Tale of Genji 」となります。
最後に
漢字ではピンとこなくても、「うつせみ」と聞くと、多くの人が耳にした経験があるのではないでしょうか。空っぽのさま、空虚なさまの他に、俳句などでは晩夏の季語として、もともとの「蝉の抜け殻」の意味で使われています。「蝉の抜け殻」を見つけた時にも、ダイレクトに「蝉の抜け殻」と言うよりも、「空蝉」と表現するほうが、大人っぽく教養があるように聞こえるかもしれませんね。
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