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2023.11.03

〝空蝉〟ってなんと読む?現代の使い方をご紹介

蝉の抜け殻

「蝉の抜け殻」は、「空蝉」の意味でもあり、類語でもあります。

空虚

「空虚」は「くうきょ」と読み、「空蝉」の持つ「虚しいさま」を意味する類語となります。

現世

「現世」は「うつしよ」と読み、「現在の世」、「この世」の意味で使われる「空蝉」の類語です。

「空蝉」の英語表現とは?

「空蝉」の英語表現についても見ていきましょう。

「蝉の抜け殻」という意味での「空蝉」を英語で表現すると「cicada shell」となります。「彼は蝉の抜け殻をくれた」と言いたい場合は、「He gave me cicada shells」となります。

また、『源氏物語』や能の演目としての「空蝉」の場合は、ローマ字でそのまま「Utsusemi」とするといいでしょう。『源氏物語』は海外でも評価されていて、こちらは「The Tale of Genji 」となります。

最後に

漢字ではピンとこなくても、「うつせみ」と聞くと、多くの人が耳にした経験があるのではないでしょうか。空っぽのさま、空虚なさまの他に、俳句などでは晩夏の季語として、もともとの「蝉の抜け殻」の意味で使われています。「蝉の抜け殻」を見つけた時にも、ダイレクトに「蝉の抜け殻」と言うよりも、「空蝉」と表現するほうが、大人っぽく教養があるように聞こえるかもしれませんね。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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