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2021.10.23

〝栴檀は双葉より芳し〟の読み方とは?由来や正しい使い方を解説

〝栴檀は双葉より芳し〟は、「せんだんはふたばよりかんばし」と読み、「大成する人は幼少の時から優れている」という意味を示す言葉です。一般的には、「栴檀は双葉より芳し」の対義語である「大器晩成」のほうをよく耳にするのでは?今回は「栴檀は双葉より芳し」の由来や使い方について徹底解説します。

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【目次】
「栴檀は双葉より芳し」の意味や読み⽅とは?
使い⽅を例⽂でチェック
「栴檀は双葉より芳し」類語や⾔い換え表現は?
「栴檀は双葉より芳し」の対義語
英語表現とは?
最後に

「栴檀は双葉より芳し」の意味や読み⽅とは?

「栴檀は双葉より芳し」という表現を耳にしたことがない人もいるのではないでしょうか。まずは、「栴檀は双葉より芳し」の意味や読み方から、丁寧に説明していきましょう。

栴檀は双葉より芳し

読み⽅と意味

「栴檀は双葉より芳し」は、「せんだんはふたばよりかんばし」と読み、意味は「大成する人は幼少の時から優れている」という意味です。

また、「栴檀は双葉より芳し」に入っている「栴檀」と「双葉」という漢字を使う四字熟語「栴檀双葉」というものがありますが、これは「せんだんのふたば」と読み、「栴檀は双葉より芳し」を略したものです。

語源・由来

栴檀は双葉より芳し
続いて、「栴檀は双葉より芳し」の語源や由来について見ていきましょう。

「栴檀は双葉より芳し」の「栴檀」というのは、「白檀」のことで、「びゃくだん」と読み、身近なところでは、高級なお線香などにもよく使われています。白檀は非常に良い香りのする東南アジア原産の香木として、沈香(じんこう)や伽羅(きゃら)とともに知られています。

白檀は、「サンダルウッド」と言ったほうが馴染みがあるかもしれませんね。サンダルウッドは白檀の英語名で、アロマオイルなどにも使われています。

「栴檀は双葉より芳し」の「双葉」は、双子葉植物が発芽した時に最初に出る2枚の葉のこと。「まだ芽が出たばかり」という状態を例えて、「幼少期から」という意味で使われています。「栴檀は双葉より芳し」の「より」は、比較で使われる「より」ではなく、動作や時間の起点となる意味を持つ「より」です。つまり、「双葉より」は、「双葉の時から」が転じて、「幼少期から」という意味になります。

「栴檀は双葉より芳し」の内容は、「成木となって芳しい香りを放つ栴檀(白檀)は、双葉の頃から既に良い香りを放っている」ということになります。つまり、「大成する人は幼少の時から優れている」という意味。ただし、実際には栴檀は双葉の頃には香りがしないようですね。「栴檀は双葉より芳し」は、あくまでもことわざとして覚えておくといいでしょう。

使い⽅を例⽂でチェック

「栴檀は双葉より芳し」を詳しく学んだところで、実際にどのようなシーンで使われるのかも、詳しく見ていきましょう。

栴檀は双葉より芳し

1:「栴檀は双葉より芳し」とは言うが、将棋の世界ではまさにそのようだ

史上最年少でプロになり、その後も多くの最年少記録を更新している棋士の藤井聡太さんの快進撃を見て、この言葉を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。藤井さんは5歳で将棋に目覚め、子どもの頃から詰将棋が得意だったとか。まさに、「栴檀は双葉より芳し」と言えるでしょう。

2:「栴檀は双葉より芳し」と言うように、幼少の頃より神童と呼ばれていた兄は、学者となった

学者になるような人物は、幼少時から抜きんでて優秀で、「神童」と呼ばれることも。そのような場合、「栴檀は双葉より芳しと言うように、幼少の頃より神童と呼ばれていた兄は、学者となった」などと使います。

「栴檀は双葉より芳し」類語や⾔い換え表現は?

「栴檀は双葉より芳し」と同じような意味を持つことわざをリストアップしました。「栴檀は双葉より芳し」と一緒に覚えておきましょう。

栴檀は双葉より芳し

1:実の成る木は花から知れる

「よく実る木は、咲いた花の様子からわかる」ということ。簡単に言うと、「偉くなる人は、初めからどことなく常人と違うところがある」という意味です。

2:蛇は寸にして人を吞む

ここでいう「寸」は、小さなものの例えです。「蛇は小さくても、すでに人を呑もうとする気迫がある」という意味で、「栴檀は双葉より芳し」と同じように、優れた人物が幼少の頃から抜きんでた素質を示すことの例えとして使われます。

3:啄木鳥の子は卵から頷く

「啄木鳥」は「キツツキ」と読みます。この「啄木鳥の子は卵から頷く」は、「啄木鳥の子は幼い頃から木をつつくような仕草を見せる」ということを言っており、生まれながらにして、将来を思わせる才能があることを例えることわざです。

「栴檀は双葉より芳し」の対義語

「大成する人は幼少の時から優れている」という意味の「栴檀は双葉より芳し」。その対義語としてすぐに思い浮かぶのは、「大器晩成」という言葉ではないでしょうか。

「大器晩成」は、「たいきばんせい」と読み、「真の大人物は、才能を発揮するまでに長い年月を費やす」という意味です。子どもの頃、若い頃には、励ましの言葉として使われることもあります。

英語表現とは?

「栴檀は双葉より芳し」と同じような意味を持つ英語表現も紹介します。幼少の頃の素質について、植物を使って表現されているものもピックアップしました。

1:It early pricks that will be a thorn

「It early pricks that will be a thorn」の「prick」は、「ちくりと刺す」という意味の動詞です。「thorn」は、「棘(トゲ)のある植物」、「茨(イバラ)」のことです。「茨になる木は早くから刺す」という訳になり、これは、優れた人物は幼少の頃から抜きんでた素質を見せるということを表しています。

2:Genius displays itself even in childhood

「Genius displays itself even in childhood」も、「栴檀は双葉より芳し」と同じ意味があり、非凡な才能が子ども時代から見られる、という意味になります。

「genius」は、「天才」、「非凡な才能」という意味です。「栴檀は双葉より芳し」に置き換えると、「genius」が「栴檀」にあたります。「display」は、「展示する」、「見せる」という意味。「childhood」は「子ども時代」という意味で、「栴檀は双葉より芳し」の「双葉」にあたります。

最後に

「栴檀は双葉より芳し」という表現は、自分で使うことはなくても、その意味を知っていると会話に出てきた時にも困ることはないでしょう。一般的には、「栴檀は双葉より芳し」の対義語である「大器晩成」のほうをよく耳にすると思いますので、一緒に覚えておくことをおすすめします。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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