「人を見る目」とは?
「人を見る目がある」という時に使われる「見る目」という言葉には、「物事の真偽・優劣を見分ける力。眼力(がんりき)。眼識」という意味があります(小学館『デジタル大辞泉』より)。
人のことは正直、簡単にはわからないのも事実ですが、人間関係は相互作用です。折角なら、自分なりに人を見る目を養い、豊かな人間関係を作っていきたいものです。
「人を見る目」がある人の特徴とは?
では、「人を見る目」がある人にはどのような特徴があるのでしょうか。以下にその特徴をリストアップしました。それぞれの特徴について確認していきましょう。
多くの人と出会っている
多くの人と出会い、関わった経験のある人は、人間関係の成功と失敗の両方を数多く経験しているため、人の思考や行動パターンをよく理解しています。特に、嫌な思いも経験しておくと、人を見る目が養われます。
言行不一致に気づく
「人を見る目がある人」は、言葉と行動が一致していない状況に早く気づくことができます。違いを受け止め、上手に対応できると、他人に振りまわされることが少なくなります。さらに、その原因がわかると嫌な思いばかりでなく、より良い関係性を育てることもできます。
見た目で判断しない
人の見た目が美しいこと、身なりが整っていることは、社会生活上のマナーとして、確かに大切なことです。しかし、身なりや持ち物を必要以上に気にする必要はありません。人を見る目がある人は、外見だけで相手を評価するのではなく、行動や言動、性格での評価ができます。
人のいいところや才能を見抜ける
ビジネスシーンで、人のいいところや才能を見つけて仕事を任せる「上司」がいる職場は活気があります。上司の好き嫌いではなく、人それぞれの本来の長所に注目して、役割が与えられているからです。見る目を磨くことで、人の美点や才能を引き出すサポートができます。
「人を見る目」がない場合どうなる?
続いて、「人を見る目のない人」はどのような特徴を持っているのでしょうか?チェックしていきましょう。
肩書きやお金に弱い
弁護士や医師、経営者、大学教授など、社会的な肩書きをもとに人を信用してしまう人は、要注意。肩書きは社会的な職業の一部に過ぎず、その人の性格や考え方とはまた別です。また、ご馳走してくれるなど、お金払いの良い人に好意的な印象を持つ場合もありますが、相手の行動にどのような意図があるのかを見抜くことも重要です。
自分にしか関心がない
他人に興味がないため、人の話を聞くことができない人、自分の考えに固執している人は、人を見る目を養うことができません。相手の本質を知るには、相手に興味を持って、相手の行動や話に集中することが必要なためです。他人に関心を持って、接する態度を養うことが見る目を養う第一歩です。
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